ダメ、イケナイ!

 2017-07-12
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ワークショップで二人一組になり、片方が何かを言う度に
もう片方が「それは違う」と言ったり、首を横に振ったりなど、
「相手の言葉を全て否定する」と言う実験をした所、
「それは違う」と否定され続けた人は段々と声が小さくなり、
発言も消極的になってしまったそうです。

そんな感じで発言に対して
「あなたは間違っている」と言うスタンスで返答されると、
段々と自信を失い、発言する気がなくなって
心を閉ざしてしまう事もあるのだそうです。

これは、犬に対しても同じで、
「ノー!」とか「イケナイ」など、
犬の行動を否定する言葉ばかりを使っていると、
犬は段々と自信を失い、飼い主さんに対して
心を閉ざすようになってしまうそうですから注意が必要です。
まぁ、犬の考えや行動を否定し続ける事であえて自信を失わせ、
消極的で余計な事をしない・・
ある意味、飼いやすい犬にする育て方もありますが、
それでは、自信の無い臆病な子にしてしまうかもしれませんし、
そうして、犬が心を閉ざしてしまうと、
こちらの言葉や想いは伝わらなくなり、
飼い主さんが一生懸命に教えようと思っても
犬も聞く気がないので何も伝わらない・・
と言う事おあるそうです。

ーでは、そうならない為にはどうしたら良いか?と言いますと、
人間の場合、相手の話に対して「なるほど」と言ったり、
うなづきを返したりして、
「あなたのお話をしっかりと聞いていますよ」
「同意してますよ」と、相手の話に肯定の意思を伝えて行くと、
相手はドンドンと心を開いてくれて、
色々な事を話してくれるようになるそうです。

これは、犬が相手の時も同じで、犬が何かの行動をした後に
飼い主さんの事を見た時には「そうだね」と返したり、
うなづいたりする事で、犬は「気持ちを分かった貰えた」と思って、
ドンドンと飼い主さんの事を見るようになって行くと思いますし、
そうして、飼い主さんが「肯定」や「共感」の意思を返す事で
犬は「分かって貰えている」と感じて自信がついて行くそうです。

勿論、犬の困った行動に対しては
「それはダメ」としっかり否定する事も大切です。
でも、単に否定するだけではなく、その行動以外の行動・・
「して欲しい行動」を教えてあげるようにしてみるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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なんで分からないの?こんな事もできないの?

 2017-07-11
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犬に「正解」を教えてあげよう・・
と、色々とやっているのになかなか、結果に結びつかない・・

段々と、「教える」って難しい・・と思えてきて、
教える事を諦めてしまう飼い主さんも多かったりすると思いますが、
教えることの難しさは犬に対してだけではなく、
職場で後輩に仕事を教える時でも、
「自分が”分かっている事”を言葉に出来ない・・」
「自分の知識やスキルを上手く伝える事ができない・・」
などと悩んでしまう事も多いのではないかと思います。

「教える」と言うと、つい、自分が持っている知識や経験を伝えて、
「教わる側」が一人で考え、行動できるようにしてあげたい・・
と思ってしまいがちですし、
そうなったら「教える側」の教え方も評価される気がして
頑張ってしまったりしますが、
まだ、何も分かっていない後輩に知識を伝え、
「さぁ、やってみて」と指示したところで、
「どのように・・」がイメージできていない為、
教える側の期待通りの反応や結果が
返ってこない事の方が多いのではないかと思います。

そうした、教える側と教わる側の認識のズレを無くす為にも
最初は手取り、足取り教え、こちらから説明し、
指示を出して、仕事の基本をイチから教えるのが良いそうです。

最初は教えた仕事ができたか?できないか?と言うような「結果」よりも、
「教わる側」が何が分かっていて、何が分からないのか?
伝えた事がきちんと伝わっている?いないか?
と、そんな風に「自分は今、きちんと教えられているか?」
と言う事を考えると同時に
「後輩は今、何を考え、どう思ってくれているか?」と、
確認作業を大切にしてあげた方が良いそうです。

「結果」だけで判断してしまうと、
「こんなに教えてあげたのにできなかった・・」とか
「分からない事があったら聞いて」と言ったのに、
何も聞こうとしないで勝手な事をやっている・・など、
イラッとしてしまい、
「まだ、できないの?」とか「前にも教えたよね?」と
口調が強くなってしまう事もありますし、
そうなる事で、先輩に対して不安や苦手意識を持たせてしまうと、
結局、仕事に対しても消極的にさせてしまいますから、
教える側の勝手な「期待」は捨て、
「良好なコミュニケーション」を重視してみるのが良いそうです。

そして、それは犬に何かを教える時も同じで、
教える側と教わる側の認識のズレを無くす為にも
犬が理解しているかどうか?とか、
理解していないとしたら、どこが分からないのか?
それを分かるように教えてあげる為にはどうしたら良いか?
と、そこまで考えてあげて「できない部分」よりも
「できている部分」を探して、そこを褒めてあげるのも良いと思います。

また、「教える」と言う事で失敗しがちなのは、
教える側が教わる側よりも熱中してしまい、
「学ぶ」と言う事を嫌いにさせてしまう事です。

「これぐらい分からないの?」とか
「なんでこんな事ができないの?」など、
できない事に対して落ち込んでいるのは後輩です。
なのに、そこに追い討ちをかけるような言葉を先輩からかけられたら
学ぶ事自体が嫌になってしまいますし、
「なんで○○なの?」と言うような疑問形・・
質問的な言葉も言われた方からしてみれば、
「できないからできないんだよ」とか
「分からないものは分からないからしょうがないじゃん」と、
反発心を生むだけで前向きな気持ちは生まなかったりしますから、
「なんで○○なの?」と言うような言葉を選ぶのではなく、
「」できない理由」や「分かるようになる為の道筋」などを一緒に考えつつ、
学ぶ事が楽しくなるような言葉選びや雰囲気作りから
始めてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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前よりもできるようになった部分を見つけてあげる

 2017-07-10
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先日、パートナーとして出演していた伊集院光さんのラジオに
ゲストとして登場していましたが、
「ももち」こと嗣永桃子さんが芸能界を引退して幼児教育の世界に進むそうです。

伊集院さんが嗣永桃子さんが居なくなる事で、
グループ内でダメになってしまいそうな子や
大丈夫そうな子の名前をを聞き出そうとしていましたが、
嗣永さんの「みんな大丈夫です」と言う答えに対して、
「いい子ぶって」とか「キャラを守って」なんて言うツッコミを受けていましたが、
今の教育は「○○ちゃんと比べて・・」など、他者とは比較せず、
その子の良い部分を見つけて伸ばして行く・・
と言うのが主流になってきていますので、
キャラを守る・・と言うよりは、きっと、そう言う意味で
比較をしなかったのではないかと思います。

星の数ほど居るようなアイドルの世界・・
自分よりも優秀な子や見た目の良い子などいくらでも居ると思いますから、
比べていたらキリが無いと思いますし、
実際に比べられて伸びるのは
「競争心」と「劣等感」だけだそうです。

周りのアイドルと比べて勝っている部分を見つけても、
次の瞬間、もっと凄いアイドルを見つけてしまうかもしれませんし、
そうして、周囲の環境や状況で一喜一憂しているようでは、
自分の価値基準は周囲に左右されてしまって、
自分で自分の価値が分からなくなってしまいますし、
それでは、自分に対する自信も持てなくなってしまうと思います。

また、
「あの子はここがダメだからもっと頑張らないと・・」とか
「あの子はこうだったらもっと良いのに・・」と言うのは
「減点方式」での考え方だそうです。

アイドルの世界に100点満点があるかどうかは分かりませんが、
他の誰かと比べて「あそこがダメ」とか「ここがイマイチ」と
減点方式で比較して行けば、悪い所ばかりに目が行き、
褒める事ができなくなってしまいますし、
注意や叱責ばかりが増えて、その子の自信を伸ばして行く事も
できなくなってしまうと思います。

これは、犬を育てる時にも通じる事で、
飼い主さんは他の犬と比べて自分の犬を減点したり、
他の飼い主さんと比べて自分自身を減点したりする事もあるかと思いますが、
そうして、犬や自分の劣っている所を探しても自信を失うばかりですから
比べるなら、
自分の犬の過去と今を比べて良くなった所を探してみたり、
自分自身の過去と今を比べて、できるようになった事を
見つけてみるのが良いそうです。

他のアイドルと比べて、できない事ができるようになっても
結局は他の沢山のアイドルと同じになってしまいますから、
自分の良い所を見つけて伸ばして行けば、
それは、立派な「個性」になると思います。

嗣永さんの「ポジティブ思考」はイラッとする事もありますが、
自分自身を加点方式で自己評価して行く姿勢は素晴らしいと思いますから、
そうした姿勢を真似て自分と自分の犬に対しても加点方式で評価して行きつつ、
「まだ、できない事」や「分からない事」があった時も、
「これから新しいスキルを覚える事ができる」とか
「まだまだ、学びの機会を得る事ができた、ラッキー!」と、
前向きに考えるようにしてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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叱られない不幸

 2017-07-09
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犬との関係性をしっかりと作りたい・・
犬に嫌われたくない・・など、
犬に対して遠慮があったりすると、
犬の事をしっかりと叱る事ができなかったりする事も多いです。

自分の犬がよその犬に吠えていても「お願いだから静かにして・・」と、
オヤツを見せて犬の気持ちを反らそうとするばかりだったり、
相手の犬が絶えかねて吠えてくると、
「ホラ、うるさくしてたからだよ」と、
「だから言ってるじゃない的」な追い討ちをしたり、
「もっと叱ってあげて」と相手の犬にしつけをお願いしてしまったり・・
と、オヤツや道具、他の犬に頼ってしまう為、
犬も飼い主さんの言う事を段々と聞こうとしなくなってしまう・・
と言う事はあるのではないかと思います。

人間の子供の「子育て」には、
「叱られない子ほど不幸な子はいない」
と言う言葉もあるそうですが、
飼い主さんが「叱らない」事で、犬も
「あなたがどんな風に育っても私の責任ではありません」と感じてしまい、
見捨てられる気持ちになってしまうかもしれません・・

確かに「叱られた」と言う事実は悲しくて辛い出来事ですが、
それでも、自分の事を見ていてくれている・・
考えてくれている・・と言う事は伝わってきますし、
それが、子供の中の基本的な「自信」や「信頼」を育てる
きっかけにもなっているのではないかと思います。

叱れない犬は自己中心的になりがちな事は多いです。
飼い主さんの事は叱らないので基本的に好きですが、
犬の中で「楽しい」や「気になる」事があったりすると、
飼い主さんの存在は簡単に忘れ去られてしまい、
いくら、声をかけても無視をされてしまうので、
結局、オヤツで釣るしかなくなってしまったり・・
普段からそんな感じで「自分の気持ち」が最優先で、
誰もそれを咎めようとしなければ、
犬同士の関り合いでも自分の気持ちばかりを押し通そうとして、
他者とのコミュニケーションがうまくできなかったり、
「不正解」をきちんと教わっていない為、
意外と色々な事に対して自信が無かったりする事も多かったりします。

だから「叱られない犬」は幸せか?と言うと、
そんな事はないと思います。
勿論、叱られてばかりの犬も違うと思いますので、
褒めを多めにしつつ、時折、叱りを用いるなど、
バランスよく育ててあげるのが良いのではないかと思います。

飼い主さんが犬の事を叱れないのは、
「嫌われたくない」とか「正解」や「不正解」を示すだけの自信が無い・・
からかもしれません?
でも、そうして、飼い主さんが自分に対して自信を持てなければ、、
犬を褒めたり、叱ったりする事ができなくなり、
犬の自信を育ててあげる事もできなくなってしまいますから、
まずは、自分の中に「して欲しいこと」と「して欲しくないこと」の基準を作り、
それを伝える努力をする事から始めてみるのも良いのでは無いかと思います。

実際に犬とコミュニケーションをして、
犬が喜ぶ事や嫌がる事をしっかりと確認するようにしてみる・・
そして、犬が「して欲しい行動」をしたら褒めて、
「して欲しくない行動」をしたら叱る・・と言う行動をしつつ、
犬の反応を見ながら犬に対する接し方を考えて行けば、
犬との関係性はドンドンと良くなっていくのではないかと思います。

結局、「嫌われてしまうかも?」なんて言うのは、
自分の中の「妄想」を基準に考えてしまっているからかもしれませんので、
実際にコミュニケーションを繰り返して、
犬の気持ちを確認してみるのが一番だと思います。

勿論、今まで叱らないで来ていれば、
飼い主さんの態度の変化に犬は不満を持ち、
「そんな態度をするなら嫌いだよ」とやってくると思います。
でも、逆に言うと、その程度の事で「嫌い」なんて態度をしてくると言う事は、
結局、その程度の関係だったと言う事だと思いますので、
本当の意味で関係性を構築する為にも上辺だけの関係性に逃げず、
社会的コミュニケーションができる子に育ててあげる為にも
しっかりと褒めて、しっかりと叱って、
双方向のコミュニケーションを繰り返して行くのが、
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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「いい子だから」ではなく

 2017-07-08
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最近は叱るよりも「褒めて育てる」と言う
育て方をされる飼い主さんも増えてきましたが、
犬の行動に対して「いい子ね」と褒めて犬の自信を育てて行く・・
と言うよりは「いい子だから○○して」と言う感じで
犬の行動よりも前に「いい子」と言う言葉を使って、
犬の行動をコントロールしようとしたり、
「犬の自信を育てる」と言うよりも、
飼い主さん自身が傷つかないように・・
自信を失わないようにする為に
「いい子だから」と言う言葉を使ってしまっている事も
多いのではないかと思います。

でも、そんな風に飼い主さんが「いい子だから○○して」と、
今、望んでいる行動をする事が「正解」と言う教え方は
犬にとっても凄く分かり辛いと思います。
例えば、
犬が沢山、居るドッグランでは元気に・・
でも、犬が沢山、居るドッグカフェでは静かに・・
とか、
知らない人が連れている犬を見ても静かに・・
でも、知り合いの犬には大喜びでアピール・・
などとその状況に相応しい行動ができる、
手のかからない「都合のいい子」が飼い主さんにとっての
「いい子」だとしたら、
そのハードルは少し高過ぎるのではないかと思います。


また、そもそも「正解」をきちんと・・
犬に分かるように教えてあげられていたのか?
と言う点も問題ではないかと思います。
正解が分からなければ「いい子だから」と言われても、
飼い主さんが何を望んでいるのかが分かりませんし、
分からないから自分で考えて行動したら怒られてしまって、
凄く理不尽さを感じてしまい、
飼い主さんの事が怖くなってしまったり、
飼い主さんの顔色ばかりを伺うような
ビビリな子になってしまう事もあったりしますから注意が必要です。

また、「いい子だから」と言う言葉も、
犬からしてみれば、それ程、重みのある言葉ではないと思います。
犬からしてみれば、その状況によっては、
「いい子」と言う扱いをされるよりも自分が思った行動をしたい・・
と思うでしょうし、実際、犬がそう言う行動を犬がしていると、
「いい子だから」と言う飼い主さんの言葉は「褒め言葉」から遠ざかり、
「いい子だから○○して、でないと怒るよ!」
と言った意味の「脅し文句」へと変化してしまう事も多いのではないかと思います。

飼い主さんは長年の経験から「いい子」として振舞う事にメリットを感じ、
そうする事が良い事で当たり前の事・・と思っているかもしれませんが、
犬はまだ、「いい子」に振舞う事に対して
そこまでメリットを感じていないかもしれませんし、
逆に言うと「いい子」に振舞わない事に対しても
そこまで「悪い事」だとは思っていないのではないかと思います。

なので「いい子だから」と言うような
曖昧で分かりづらい言葉で犬を動かそうとするのではなく、、
「今、この場ではどう言う行動をしたら良いか?」
と言う事をメリットとデメリットを提示して、
具体的に教えてあげるのが良いと思います。

犬が拾い食いをするのなら、
咥えた瞬間に「ダメ!」としっかりと注意をし、
犬が咥えたモノを放したり、
同じような場面で拾い食いをしなければしっかりと褒める・・など、
分かりやすく「正解」と「不正解」を提示してあげるのも
良いのではないかと思います。

「常識だから」とか「できて当たり前だから」などと
飼い主さんの価値基準で判断せず、
犬に対し、どうしたら自分にとってメリットがあると気付いて貰えるか?
今までのメリット以上のメリットを感じて貰えるか?と、
犬の気持ちや考えを基準にして
教えてあげるようにしてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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