待つ事を重視した育て方

 2017-03-07
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犬とお散歩に行く時、
犬が興奮して部屋の中を駆け回るので
首輪や胴輪を着ける事ができない・・
と言う時、あなたならどうしますか?

(1)犬が落ち着けるまで待つ

(2)待ってあげたいけど時間が無いので、
   犬を捕まえて無理やり装着する

多くの場合、犬を捕まえて
首輪や胴輪をつけてしまうと思いますが、
そうすると、犬は
「お散歩に行く為に落ち着こう」と言う気持ちにはなりませんし、
その努力をする事もありませんから、
今後もお散歩に行く度に興奮した犬を捕まえる・・
と言う事を繰り返すようになってしまうかもしれません?

でも、そんな風に飼い主さんの都合だったり、
焦りや苛立ち・・
「自分がやった方が早い」とか
「犬にできるはずが無い」と言う”決め付け”から、
「犬ができるようになるまで待つ」
と言う事をしてあげられない事も多かったりするそうです。

人間の子供も少し成長すると、
自分で服を着たがるようになるそうです。
でも、子供にやらせても時間がかかるし、
間違ったり、失敗する事もあるので、
ついつい、親が代わりにやってあげてしまったりしますが、
それにより、子供の中の
「自分でやってみたい」と言う意欲は失われてしまう事も・・

親の中の「まだできないの?」とか「早くして欲しいのに」と言う
気持ちは口に出さなくても、表情やしぐさなどに出ますから、
折角、子供の中に「自分でやってみたい・・」と言うチャレンジの気持ちや
「できる所を見て褒めて貰いたい・・」と言う気持ちが生まれたとしても、
それを敏感に子供は感じてしまい、
「頑張らない方が良いんだ」と積極性を失ってしまうとしたら、
それは、凄く勿体無い事であり、
犬を育てる時も飼い主さんの中の焦りや苛立ち・・
「できるはずが無い」と言う決め付けが犬の意欲を失わせて
しまっている事も多いですから、
まずは、他の犬と比べるなど「比較」を止め、
例え失敗しても結果で判断せずにチャレンジした気持ちを褒めて、
何回でも何回でも犬が分かりやすいように教えてあげるなど、
「教えて待つ」と言う事と、待ってやらせてみて、
犬が理解していない所を教え、また、待つ・・
と言う事を大切にしてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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犬の行動の問題に対して

 2017-03-06
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仔犬から成長してきて1歳前後になった頃、
わざと行動の問題を起こして
飼い主さんの気を引こうとする・・と言う犬は多いです。

では、自分の犬が吠えたり、
手足を舐めたりしている場合、
飼い主さんとしてはどう対応したら良いでしょう?

しつけ本などでは叱ったり、無視をしたり・・
と言うような事が書かれていたりしますが、
それは、正しい場合もあれば、逆効果になってしまう事もあり、
実際はその犬の心の成長度合い・・
発達段階によって変化させるのが正しいと思います。

実際、吠えたり、手足を舐めたりする度に叱っても、
その時だけ止めるだけで、
また、飼い主さんの見ていない所で繰り返したりするので、
飼い主さんの方もイライラしたり、
不安になってしまったり・・

だから、犬が不安や寂しさからその行動を行っているとしたら、
まずは、犬の気持ちを満足させてみるようにしてみる・・
と言うのも良いと思います。

勿論、犬が行動の問題を起こす度に
かまっていたら、他の事が何もできませんし、
何度も何度も犬がその行動を繰り返していると、
「本当にこれで大丈夫なのだろうか?」
と犬の行動の問題を悪化させているように思えてしまいますが、、
飼い主さんがすぐに来てくれると分かれば、
犬もそこまでの不安を感じなくなりますし、
なるべく、一緒に遊ぶ時間を増やしてあげる事で犬の気持ちは満足し、
安心していられる時間も増えて行ってくれると思います。

犬が行動の問題を起こした時、
ついつい、行動の問題を止めさせる事ばかりを考えてしまい、
犬がどうしてその行動をしてしまうのか?と言う
「心の動き」まで考える余裕が無くなってしまう事も多いですが、
犬が不安や寂しさから行動の問題を起こしている場合、
「叱り」や「無視」は犬の心に無力感を与え、
「吠えても何をしても
 飼い主さんは気持ちを分かろうとはしてくれないんだ」と、
飼い主さんに対する「あきらめ」の気持ちを育ててしまい、
かえって心の距離を離してしまう事もありますし、
心の満足感や幸福感が不足してしまっているので、
叱られる事をワザとする事で自分の事を見て貰おう・・
と、叱られる為に行動の問題を起こし続ける事もありますから、
犬の気持ちをしっかりと考え、心を満たしてあげる事で
行動の問題は収まって行くと思いますし、
飼い主さんに対する「基本的信頼感」が生まれて行くと思います。

勿論、「自分が暇だから」とか「つまらないから」と言う気持ちから、
吠えたり、足を舐めて気を引こうとする犬も居ますから、
その場合は、「叱り」や「注意」を使っても良いと思います。

ただし、大切な事は犬の行動の問題の解決よりも
犬の気持ちを考えてあげる事・・

犬の中にある「不安」や「心配」を取り除いてあげ、
飼い主さんに対する「基本的信頼感」を育てて行けば、
意外と叱る必要も無くなって行くと思いますので、
叱ってもダメ・・指示や命令もダメ・・
飼い主の顔を見ない・・おやつがなければ言う事を聞かない・・
など、犬の行動の問題がなかなか、おさまらないと言う場合、
まずは、仔犬を迎えた頃にまでさかのぼって、
「基本的信頼感」を育てて行く所から始めてみるのも
良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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犬と楽しさや喜びを分かち合う

 2017-03-05
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人間の子供は、生後一ヶ月頃には、
早くも母親に笑いかけるようになるそうです。
そして、4ヶ月を過ぎた頃には、
母親だけではなく、周囲の大人に対しても、
「笑って欲しい・・喜んで欲しい・・」と、
笑顔を求めだすそうですが、
そんな笑顔の子供に対し、
親や周囲の大人が微笑を返してあげられるかどうか?が、
その子の「共感性」の発達に影響を与えるそうで、
フランスの精神科医のアンリ・ワロンによると、
子供は「喜びを分かち合う」と言う経験をすればするほど、
共感的な子供に育って行くのだそうです。

そうした「共感性」の広がりは、
「コミュニケーション能力」の広がりでもあり、
母親と感情を分かち合える子供は、
コミュニケーションが上手な子になるそうです。

「微笑みの交換」によって、
他者と「喜び合う事の幸せ」を充分に感じる事ができると、
次に人の想いや悲しみ、痛みにも想いを寄せる事ができる
感性が育って行くそうです。

家族が悲しんでいる時、
「ああしなさい」とか「こうしなさい」と指示や命令、答えを伝えたり、
「あなたが悪いからよ」と犯人探しをするのではなく、
黙って話を聞いてあげたり、一緒に悲しんだりする事で
子供は自然と他者に対して共感や心配を抱けるようになって行く・・

悲しみの分かち合いは「思いやり」だそうです。
母親と笑顔をよく交わした子供は、
やがて、人を思いやる事のできる子になって行くそうですが、
それは、犬を育てる時も同じだと思います。

飼い主さんが疲れていると「おもちゃ」を与えて
「一人遊び」をさせようとしてしまいがちですが、
それって、子供がうるさいからと
テレビを見せているのに近いかもしれません?

テレビを見て子供が笑ったとしても、
それは、一方通行のコミュニケーションなので、
共感的なやりとりはありません。
勿論、一人遊びがダメと言うわけではなくて、
一人遊びができる事も凄いのですが、
だからと言って、一人遊びばかりをやらせるのではなく、
飼い主さん自身も犬と一緒に遊ぶ事を心から喜び、笑うようにしてみると、
犬も他者とのコミュニケーションが「楽しい」と思ってくれるかもしれませんし、
そうして「共感性」を育ててあげる事で、
犬同士のコミュニケーションも上手になって行くと思います。

まあ、飼い主さんも自分の犬だけでは無く、
率先してよその飼い主さんに話したり、
よその犬と関るようにするなど、
楽しそうなコミュニケーションを犬に見せてあげる事で
犬もまた、他者に対して積極的にアプローチをしだす事も多いですから、
「私は対人関係が苦手だけど、この子はそうなって欲しくない」
と言わずに一緒にコミュニケーションの上達を目指して歩き出してみる・・
と言うのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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犬が飼い主さんの顔を見るのは?

 2017-03-04
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犬を連れてお散歩をしている時、
親子連れとすれ違う事も多いのですが、
そんな時、犬を見た子供が「ワンワンだ~」と
嬉しそうに叫ぶ事は多いです。

たまに親の手を振り切って走り寄って来る子供も居ますので、
そこは注意なのですが、子供は自分の喜びや嬉しさを
「母親に伝えたい」と思うものなのだそうですし、
母親もまた、「ワンワンだね」と言って子供に笑顔で応えますが、
父親の場合、無言で終わらせてしまう事も多かったりします。

親が自分と同じように微笑んでくれて言葉を返してくれると、
子供は「喜びを分かち合えた」と感じて、
そこから「もっと喜びを分かち合いたい」と色々な事に興味を示し、
自分の感情を素直に表現して行けるそうです。
しかし、親が無言だったり「ワンワンだね」と素っ気無い態度をとったりしてしまうと、
子供は物足りなさを感じてしまい、
犬を見た時の喜びや嬉しさが消え去るワケではないのですが、
色々な事に興味を持ったり、自分の感情を積極的に表現する機会が減ったりして、
将来の人間関係において、お友達とのやり取りに対して消極的になってしまったり、
人間関係が広がりにくくなってしまう事もあるそうですから
「共感性」を育てて行く為にも
「微笑みの交換」は凄く大切になってくるそうです。

母親や周囲の大人に見守れて育った子供は、
「いつも守られている」と言う安心感を心に抱くと同時に
見守ってくれている人に対する信頼感も育って行くそうです。
この感情を「基本的信頼」と言うそうですが、
それは心の発達や人格形成にとって重要な基盤となると共に
「母親のまなざし」は子供の中に「行動規範」も作って行くのだそうです。

例えば、幼い子供が困った時や不安を感じた時、
母親の顔を見る事は多いですが、この時、母親が自分の事をきちんと見ていてくれて、
優しく声をかけてくれたりすると子供は安心する事ができる。
つまり、子供にとって母親のまなざしや声、しぐさは
自分のしている事が安全なのか?危険なのか?
正しいのか?間違っているのか?
を判断する為の基準となっているのだそうです。

でも、これは犬にとっても同じだと思います。
犬が吠えた後に飼い主さんの顔を見たり、
飼い主さんの顔を見てから自分の行動を決めたり・・
「犬にいつも見られている」と思う飼い主さんは多いと思いますが、
実は飼い主さんの表情やしぐさを見て、
自分の行動が安全かどうか?
正しいのか?間違っているのか?
を決めているのだと思います。

でも、そうは言っても、
いくら叱っても行動の問題が収まらない・・とか、
本当に困っているのに止めてくれない・・・と、
悩まれている飼い主さんも多いと思いますが、
意外と「止めて欲しい」と思っているだけで、
本当に止めさせようと言う程の行動はしていなかったり、
あるいは、飼い主さんは犬に自分の言う事を聞かせる事ばかりで、
犬の気持ちを全く見ていなかった為、
犬は飼い主さんの表情やしぐさを見て、
「自分勝手にやった方が良い」と言うような
誤った「行動規範」を作ってしまった可能性も高いですから、
飼い主さんが「心配、心配」と不安そうな顔をして、
犬の行動を制御してしまうばかりではなく、
犬の行動に対して「楽しいね」とか「嬉しいね」と共感の言葉を返し、
犬の「好奇心」や「感受性」を育ててあげつつ、
他者との関係性の楽しさ・・
コミュニケーションに対する積極性から
育ててあげるようにしてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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犬が何かを求めて来た時は・・・

 2017-03-03
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犬と飼い主さんとでのんびりと部屋でくつろいでいた時、
犬が部屋の中を探索しだしたり、
おもちゃを取り出して遊び始めたり・・
と言う事はあると思います。

そんな時、犬がふと、飼い主さんの顔を見た・・
その時、自分はどんな反応を返しているか?
を思い出してみて下さい。

(A)犬の方を見て「楽しいそうだね!」とか「頑張ってるね」と声をかける

(B)遊びや部屋の探索の邪魔をしないように気づかないようにしてあげる

どうでしょうか?
犬が飼い主さんの方を見ると言うのは、
意外と「不安」や「寂しさ」を感じての行動である事は多かったりします。
「一緒に遊んで欲しいな~」とか
「自分の事をちゃんと見ていてくれているかな?」
と思った時、飼い主さんと目が合って、
共感の声かけをして貰えたりすると、犬は安心して、
また、部屋の探索を続けたり、遊びに集中しだしたりしますが、
飼い主さんが「邪魔をしないように」とか「遊びに集中して貰おう」と、
”気づかないフリ”をしてしまったりすると、
犬は不安や寂しさを感じてしまい、
それまで、楽しそうに行っていた部屋の探索や遊びを止めてしまったり、
飼い主さんの気を引こうとして吠えたり、
イタズラをしたりと行動の問題を起こしてしまう事もあったりします。

勿論、飼い主さんものんびりしたい時はあると思います。
犬と目が合う事で「遊んで~」と要求されても困るので、
気づかないフリをして犬の一人遊びを望んでしまったり・・

でも、遊べない時は「遊べない」と伝えて良いと思います。

飼い主さんの中には「遊べない」と言ってしまったら犬が不安になったり、
寂しがったりするのではないか?と思われるかもしれませんが、
大切なのは、犬が何かを求めて来た時は「必ず反応を返す事」だそうです。

遊べない時は「遊べない」と言葉や態度を示してあげれば、
直ぐには無理でも、少しずつ納得し、我慢を覚えて行くと思います。

でも、飼い主さんが気づかないフリや無視をしてしまえば、
犬は「飼い主さんが気づいていないから」と思うので、
気づいて貰う為に吠えたり、行動の問題を起こしたりして、
余計に休めなかったりしますし、
犬も「我慢を覚えられない・・」と言う結果になってしまうと思います。

だから、遊べない時は「遊べない」と伝えるけど、
しっかりと犬の事は見守るようにする・・
そうすると、犬も
「飼い主さんは遊んではくれないけどしっかりと自分の事を見ていてくれる」
と感じて安心しますし、「部屋の探索」や「一人遊び」をしていても、
「その行動は大丈夫な事なんだ」と思えるので、
途中で止める事もなく、集中し続けられると思います。

ウチの犬は問題行動ばかり・・とか
ウチの犬は私が居ないと凄く不安になってしまう・・
と言う場合は、犬の事を見守るようにして、
犬が何かを求めて来た時は必ず反応を返す・・
と言う事を心がけてみるのも良いのでは無いかと思います。(^▼^)ノ
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