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心を育む

 2018-11-16
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行動の問題を起こす相手に対し、
「叱る」と言う対応をする事で
一時的にその行動を止めさせる事はできたりしますが、
永続的に相手の行動を変えられるか?と言いますと、
相手の行動を永続的に変化させるだけの効果は
望めない事は多いと思います。

では、叱らない方が良いのか?と言いますと、
「それはいけない事だよ」と伝えたり、
教えてあげる事は必要な事だと思います。
また、「絶対に叱ってはいけない」
となって、叱らない・・叱れない状態が続くと、
行動の問題を起こす相手に対して、
まるで腫れ物に触るかのような扱いになり、
結果、「何をしても叱られない」となって
ワガママになり、相手の気持ちを考えられない
思いやりの無い人にしてしまったり、
あるいは、「何をしても相手にされない」
となって自己肯定感や自尊心が下がり、
何もかも大切だと思えない・・
となってしまう事もありますから、
「「叱らない=「放任」」になってしまわないように
気をつける事も重要みたいです。

本来、心の発達には、
生まれてきてくれただけで素晴らしく、
周囲に喜ばれ、無条件で受け入れられて認められる
「無条件の存在肯定」から始まり、
成長して自分で色々な事ができるようになったら、
「そんな事もできるんだ!凄いね!」と言った
「自己効力感を育む褒め」に変えて行くのが良いみたいです。
さらには「ありがとう!助かるよ!」と言う風に
誰かの・・何かの役に立っていると言う
「自己有用感の褒め」に変えて行くのが良いみたいですが、
「愛着の問題」を抱えている子の場合、
この順番は有効ではないそうです。

例えば、ワガママに育てられている相手に
無条件に存在を褒めてしまうと、
「自分は何もしなくても凄い」と
「自己高揚的状態」になってしまいますので、
まずは「~してくれて、嬉しかった」とか
「助かった」と伝える事で自己有用感を育み、
その後で「~をするのが上手だね」と自己効力感を育て、
最後に「そう言うあなたはステキだよ」と
自己肯定感を育むような肯定の言葉が効果的だそうです

保護犬の中にも、愛着の基盤ができていない為に
「存在の全肯定」を伝えようと思っても
理解して貰えなかったり、信じて貰えなかったり、
調子に乗って行動の問題が起きてしまう事は
あったりします。

しかし、そう言うタイプの子でも、
犬と一緒に遊んだ後に
「一緒に遊んでくれてありがとう」と伝え、
「ごはんを食べるのが上手だね」とか
「お散歩が上手だね」とか
「ボールキャッチが上手だね」と、
犬が何かをした時に褒めて肯定してあげると、
犬も自分の行動をきちんと見てもらえて、
褒めて貰えるので、その行動をする頻度が高まりますし、、
「もっと見て欲しい、褒めて欲しい」と
こちらの事にも意識を向けてくれるようになり、
最後に「みんなひっくるめてあなたが好きだよ」
と言うような接し方をすると、
最初から「存在を全肯定」とするよりも
こちらを信用してくれたり、
信頼してくれるスピードが速まるような気がします。

「心を育む」と言うと、
「無条件の存在肯定」
「自己効力感を育む褒め」
「自己有用感の褒め」
のどれかに片寄ってしまったり、
つい、順番通りに育ててしまおうと
してしまう事もあるかもしれませんが、
犬の気持ちや状態などを確かめながら行う・・
と言うのが良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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