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「叱る」の問題点

 2018-11-13
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子育ての中で、結構、難しいのが
「叱る」ではないかと思います。

子供の教育の中には
「叱り」が必要な場面も必ずあると思うのですが、
「子供は褒めて伸ばせば良いから叱る必要は無い」
と言われてしまう事もあるのではないかと思います。

では、「叱る」にはどう言う意味があるのでしょう?

「叱り」には「叱った相手の行動を止める」
と言う効果が見られる事が多いです。
ただし、叱りは一時的なもので
叱ったからと言って、必ずしも相手の行動を変える
と言った効果は望めなかったりするのですが、
叱りによって、大変、怖い思いをさせる事により、
その行動をする事に嫌なイメージを植えつけさせる
「恐怖条件付け」と呼ばれる効果を与える事はできますし、
相手が理由を言っても叱り続ける事で
「学習性無力感」によって抵抗をさせなくする・・と言った、
誤った効果が出てしまう事もあったりします。

しかし、そうした効果も「叱る」と言う対応がなくなれば、
また、繰り返される程度の効果なので
子供が自発的にその行動をしない方が良い・・
と理解した事にはならない事も多いみたいです。

また、叱られる方が叱られる事を「愛情の証」だと思ったり、
「無視よりはマシ」だと思っていると、
叱ると余計にその行動が増えたりしますし、
叱る事で相手の不信感が増して関係性が切れてしまったり、
あるいは、叱られた事で混乱を起し、
大きな攻撃行動につながる事もありますので
「叱る」と言う対応は良い結果を
もたらさない事も多いみたいです。

ただし、愛着形成が十分になされている場合、
叱られても大丈夫だそうです。

良くない部分を「叱り」によって指摘されても、
安全基地が形成されていれば大丈夫ですから不安にはなりません。
また、自分を認めてくれる存在がある事で
叱られた事を受け入れ、
「叱られた行動を修正しよう」と思える余裕も生まれるみたいです。

なぜなら、叱られた事を修正した事により、
また、自分を認めてくれると言う期待があるからだそうです。
だからこそ、頑張って修正に取り組めるので、
そうした「心の変化」を期待できない場合には、
「叱り」は用いない方が良いみたいです。

また、学校などでは「叱り」によって、
子供達の行動の問題を起こさせないようにしよう・・
と言う「恐怖政治」で環境を整えようとする先生も居たりします。

威圧や不安、恐怖によって
子供たちは行動の問題を起さなくなったとしても、
それは、怖いから行動をしないだけであって、
心の中は大きな不満やストレスに満ちてしまっています。
なので、クラスが変わって担任が優しい先生に変わると、
途端に行動の問題を引き起こされる事もあるそうです。

でも、それは、前の担任の先生が
子供達を抑えつけていたからなのですが、
その場だけを見て優しい先生の指導力が無い・・
と判断されてしまう事も多いみたいです。

犬を育てる時も「叱ってはいけない」と言われる事がありますが、
「叱るor叱らない」の前に
「愛着形成の問題」について議論するべきではないかと思います。

「叱り」は「良くない行動」や
「危険な行動」を教える為にも必要だと思います。
勿論、なんでもかんでも叱れば良いと言う事ではないと思いますが、
褒める事で「良い行動」や「して欲しい行動」は教えられても、
それで「して欲しくない行動」をしなくなるとは限りませんし
特に他者を傷つけるような行動や高い所に登るなど、
自分を傷つけてしまうような行動は止めさせるべきだと思いますし、
愛着の関係性がしっかりとできていれば、
多少、叱られたぐらいで関係性が崩れたり、
情緒的に不安定になる事もないのではないかと思います。

勿論、「叱り」による影響力を考えると
取り扱いが難しいモノだとは思いますが、
難しいから使わない・・と言うよりは、
難しいからこそ、そこと向き合って行く・・・
と言うのも大切ではないかと思います。 (^▼^)ノ
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