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視線や表情を理解する事を理解する

 2018-11-02
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「犬」と「オオカミ」の大きな違いとして、
人間の視線や指差しから意図を理解する
共同注視ができるかどうか?」があるそうです。

例えば、2つの紙コップの中にランダムにオヤツを入れた後、
飼い主さんがオヤツが入っている方の紙コップを指差すと、
犬はそれを理解して、指された方の紙コップに近づいて、
中のオヤツを要求したりしますが、
狼にはこれがなかなかできないそうです。

視線や人差し指で合図を送る・・と言うのは、
人間からすると当たり前にできるコミュニケーションですが、
犬やチンパンジー、オランウータン以外の動物には難しいみたいです。

人間の子供でも生まれてからしばらくは
子供が笑えば、親も笑顔を返すし、
母親が「○○ちゃん」と子供の名前を呼べば、
子供も母親に対して何らかのリアクションを返すと言った、
「自分と母親」とか「自分と父親」の二項関係だそうですが、
9ヶ月を過ぎると母親に抱っこされた子供が
電車を見つけて興味深げに手を伸ばすと、
母親も子供が何を見ているか?を理解して「電車だね」と返したり、
母親が「ワンワンだよ」と言うと、
子供も母親が何に向かっていっているのか?を理解して
犬の方を見る・・と言った三項関係が生まれてきて、
「共同注意」ができるようになるそうです。

犬も成長してくると三項関係を理解するようになります。
例えば、飼い主さんがトレーナーに教えを受けていて、
犬のトレーニング中は飼い主さんも
トレーナーさんの指示を仰いでから犬にオヤツをあげるので、
犬はそれを理解して、オヤツが欲しい時は飼い主さんの方を見つつも、
時折、トレーナーさんの方を見て
「もういいでしょ? いいでしょ?」と
訴えかけるような目をしたりします。

そして、そうした行動は
「自分と飼い主さんとトレーナーさん」と言う関係性を
理解していなければ起きないと思います。

また、さらにその上の段階として「社会的参照」と言うのもあり、
視線や指差しなどの「共同注意」に
「表情」と言う情報をプラスされて判断をする事が
できるようになるそうです。

視線や指差しが「何に対して意識を向けているか?」だとすると、
表情の情報がプラスされる事によって、
「それをどんな気持ちで見ているか?」
「行動しているか?」も理解できるようになるのだそうです。

だから、飼い主さんがニコニコとしながらオヤツの入った紙コップを指差していれば、
犬はそれが良いものだと理解しますし、
逆に飼い主さんが怒った表情で排泄失敗で汚れた床を指差していれば、
犬は「アレのせいで怒られている!」と理解して、
反省した態度をしたりする事は多いです。

ただし、日本犬などと言った狼に近い犬種は、
「共同注視」を苦手としていたり、
「社会的参照」を理解できなかったりする事もあるそうですから
無理にそこを求めるのではなく、
その子の「個性」だとして受け入れてあげるのが良いと思いますし、
犬と飼い主さんの関係性が薄い為に人の視線や行動に興味を示さない・・
人間の心の動きに関心を持たない・・と言った後天的な要因の場合、
その後の関り方によって「愛着」を得る事も可能だと思いますので、
ダメな部分やできない事に注目するのではなく、
その犬の好きな事・・得意な事を見つけてあげて、
一緒に楽しむようにしてあげてみるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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