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犬の行動の問題にも「アドラー心理学」

 2018-10-30
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これまでの心理学では、
「何か問題があればその原因を見つけて問題の解決を目指しましょう」
と言う感じでしたが、「アドラー心理学」では、
「問題は何らかの”目的”の為に行動をした結果である」
と考えるのだそうです。

例えば、「プライドが高くてすぐに喧嘩をしてしまう」と言う人の場合、
これまでの心理学では、
「どうしてプライドが高くなってしまったのか?」とか、
「プライドが高いとして、どう言う対応をして行けば良いか?」と、
問題の原因を探したり、問題の解決策を見つけようとしたりしますが、
「アドラー心理学」では、
プライドが高いのは、実は劣等感が強いから自分に自信がもてず、
「もう、それ以上、言われたくない」と言う
”目的”の為に攻撃的行動をして黙らせようとしている・・・
とされるみたいです。

つまり、自分に自信が無く、劣等感が強いから
他者から否定されるような事を言われるのが耐えられず、
言われそうになると攻撃行動をして
相手に言わせないようにしているのだけれど、
それを認めるのも、他者に知られるのも嫌なので
「プライドが高い」と言う言葉で、
もっと弱い部分を隠していたり・・

そうして、表向きの行動に隠された”真意”が分かれば、
その解決方法も見つかりますが、
表向きの理由だけを見て「プライドをどうにかしよう・・」
としていたら、いつまでも「プライドが高いから」と言い訳をし続けて、
行動は変わらない事は多いのでのではないかと思います。

「人は変われない」のではなく、
自ら変わろうとしていないだけ・・

犬の飼い主さんで言うと、
「犬が行動の問題を起こすから他の飼い主さんと仲良くできない」
と言っているけれど、実は飼い主さん自身が「人見知り」で
犬がフレンドリーになって、
他の犬や飼い主さんとご挨拶をしたがると、
他の人や犬と仲良くしなければならなくなるので、
実はそれ程、自分の犬が友好的になる事を望んでいない・・
だから、犬のコミュニケーションスキルが成長しない・・
と言う事もあるのではないかと思います。

その場合、「犬が他の犬と仲良くできない」と言う問題は、
実は飼い主さんが
「他の人や犬と仲良くなって欲しくない」と言う
「目的」の為に起きているのですが、
飼い主さんがそうした自分の真の気持ちに気づいてはいない為、
自分の犬は問題だ・・困った・・と言いながら、
真剣に問題を解決しようとしない・・
と言う行動を選択し続けてしまう事も多いみたいです。

「頑張る」と言いつつ、行動が伴わないのは、
頑張って結果が出なかったら言い訳ができないから・・・
「自分だって頑張ればできる」と言う可能性を残しておきたい・・
と言う「目的」が隠されている事も多いそうです。

ただし、そうした「劣等感」は持っていてはダメなわけではなく、
「劣等感」があるからこそ、人は成長ができるし、
成長を望んで頑張る事ができるのだそうっです。
ただし、自分が頑張らずに他の人の足をひっぱったり、
蹴落とそうとするのは、
劣等感が捻じ曲がってしまっているかもしれないので、
他者と比較し、自分を上げる為に他者を下げるのではなく、
他者は他者、自分は自分として、
過去の自分よりもより良い自分を目指して頑張るのが良いみたいです。

犬の行動の問題が改善されないのは、
飼い主さん自身が根気良く、問題改善に取り組まないから・・
と言う事が分かってはいるけれど、
それを他の人に知られるのは恥ずかしいし、
自分でもそれを認めたくないから
「犬が悪い」としてしまう事もありますが、
「できない自分」をこれ以上、下げない為に
犬を下げる事で自分を上げる・・と言うのは、
頑張らない上に自分の犬を陥れる行為ですし、
問題を捻じ曲げて複雑にしてしまったりしますので、
問題がなかなか、解決できない場合、
「自分はどんな目的でこの状態を選んでいるのだろう?」
と考えてみるのも良いそうですし、
それは犬に対しても同じで、
叱っても、叱っても犬の行動が変わらない・・
何の行動の理由がよく分からない・・と言う時も
「行動」の裏に隠された犬なりの動機・・メリットを探してみると、
その行動の真の意味や行動の理由が見えてきますので、
そうしたメリットを与えないようにこちらの対応を変えてみると、
犬はその行動に意味を感じなくなったり、
その行動をする事でデメリットを感じるようになるので、
困った行動が段々と収まってくるのではないかと思います。

犬の行動の問題が収まらないのは、
辛い過去に原因があるワケではなく、
その行動をする事で何かしらのメリットを感じているから・・
と言う風に考えるのは、最初は難しいと思いますが、
犬も「原因」ではなく「目的」で行動をしている・・
と考えてみると、今まで見えなかった
犬の行動の真の意味が見えてくる事も
あるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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