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効果的に叱りを用いる

 2018-10-26
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10年ぐらい前までは、
犬のしつけも叱ったり、罰を与えたりして
正しい行動を教え込む・・と言うのが一般的でしたが、
そんな中でも「叱らない」と言う育て方は目新しく、
「犬を叱りたくない」と言う飼い主さん達にも支持されて
広まりかけましたが、やはり、まだまだ、指示や命令・・
叱りを中心としたトレーニングは根強く、
さらに「叱らないしつけ」は効果が出るまでに時間がかかる為、
10年経った今でも「叱らないしつけ」は
あまり広まっている感じはしないような気がします。

そもそも「叱らないしつけ」ってどんなだろう?と思ったものの、
「叱らない犬のしつけ」について詳しく書かれた本などはありませんでしたし、
ネットでも「叱らないしつけ」について書かれているページがあっても
「絶対に叱ってはいけない」と言う感じで、
根拠がいまいち、よく分からなかったりしましたので、
試しに「叱らないしつけ」と書かれた人間の子育て本を読んでみた所、
人間の子育て本だと、子供を叱ってはいけないわけではなく、
叱るなら行動のみを叱り、子供の人格を責めてはいけない・・とか、
過去を蒸し返して叱らない・・とか
親の「イライラ」した感情を子供にぶつけたり、
親の「こうであるべき」や「そうであってはならない」を
押し付け過ぎてはいけない・・
最終的には子ども自身に考えさせるようにする・・
と言う感じで書かれていました。

つまり、犬の「叱らないしつけ」と
人間の「叱らないしつけ」では、
根本的に大きな違いがある感じだったので、
そこから「犬の叱らないしつけ」に疑問や関心を持ったのですが、
それから、約10年・・
色々な子育て本を読んできましたが、
基本的な部分は同じで、叱るなら行動のみとして、
子供の存在を愛し、子供の考えや選択、行動を認め、
共感と肯定の気持ちで接するのが良いみたいです。

そして、そこに書かれている事は
犬と接する時にも共通する部分は多く、
それと言うのも、犬は人間のように言葉は喋れませんが、
人間の2~3歳ぐらいの知能は持つと言われていますし、
相手の気持ちを読む共感の能力や
メリットとデメリットを理解して
自分の行動を変化させられる知能も有していますので、
「心の理論」や「行動学」なども
犬を育てる時には役立つように感じました。

ただ、色々な「理論」や「教え方」などを学んでも、
それを使う飼い主さんの心の問題で
犬の行動の問題が改善されたり、されなかったり・・となると、
また、新たな問題が生まれてしまうのです。

つまり、犬のしつけの知識やスキルをいくら学んでも、
それを、いつ使うか?使わないか?
どれを選択するか?の部分にズレが生じてしまって
適切に用いられない事で問題が改善されない・・
と言う事も少なくないからです。

例えば、犬が飼い主さんに対して依存して、
1人では何もできなくなってしまっていて、
飼い主さん自身もそれが問題だと分かっていても、
その関係性を止められない・・とか、
犬が太り過ぎで病気になり、
動物病院の先生からも「痩せさせて下さい」と言われているのに
犬が求めるとダメだと分かっているのに食べ物をあげてしまう・・
と言うのは、知識やスキルとは違う問題ではないかと思います。

では、その飼い主さんの心理は?となると、
愛情を受けたり、与えたりする部分にズレがある為に、
他者からの愛情を受ける時も「不信感」を持ってしまって、
相手を自分から離れられなくしないと不安になってしまう・・とか、
愛情を与える時も愛情を与える割合が分からなくて、
過剰に干渉をしてしまう・・など、
実は「愛着」の問題ではないかと思うのですが、
そうなると、どこまでが「犬のしつけ」になるのか?
となってしまうと思います。

まぁ、叱る、叱らないの問題で言えば、
「一切、叱ってはダメ」と書かれている子育て本や
部下の育成本は少ないと思います。

ただし、叱ってばかりでもダメで、
叱るのなら効果的な叱り方を学ぶべきですし、
「叱る」のメリットやデメリットを学ばないまま、
「叱るのはダメ」となってしまうと、
相手の間違った行動を正す事が難しくなってしまう事もありますし、
「どうして叱ってはダメなんですか?」と聞かれた時に
明確に答えられないですし、
明確に答えられない事は自分でも疑問を持ちながら行う事になり、
それでは犬を育てる時に一貫性を失ってしまいかねないので、
叱るなら褒めるを増やして、3:7か2:8の割合で褒めを多くし、
さらに「褒める」「叱る」「褒める」と、
叱るの前後に褒めるを入れてみると、
相手にも受け入れて貰い易くなるみたいです。

ただ単に「叱れば良い」とか「叱ってはダメ」ではなく、
相手が自分の過ちに気づき、
前向きなモチベーションに変えていけるような
「叱り方」を用いるようにしてみるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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