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頑固なのは誰か?

 2018-08-21
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子供への体罰やの虐待の問題がニュースで取り上げられると
「しつけのつもりだった」と言う言葉に対し、
「あれはしつけではなく虐待だ」と言う言葉をよく聞きます。

でも、「しつけ」と「虐待」の差はとても難しいです。
例えば、仔犬の頃、室内排泄を失敗して怒られた事で
成犬になった今もお外でしか排泄をしなくなった犬に対し、
「室内で排泄をしても怒らないし、
 逆に褒められてオヤツが貰えて良い事なのだよ」
と教える為に何日もお散歩に行かず、
我慢できずに室内で排泄をしてしまうまで待つ・・
と言うのは「しつけ」なのか「虐待」なのか?

あるいは、クリッカーで行動を教えようと思った時、
犬が食べ物に興味を持たなくて行動をしないと言う時に
食に興味を持たせる為に
普通にごはんをあげたりオヤツをあげたりするのを止め、
食べ物はクリッカーの時だけ与える・・
と言うのは「しつけ」なのか「虐待」なのか?
と言われれば、多くの飼い主さんは
「それは虐待だ」と言うと思いますが、
では、この先、雨の日も雪の日も犬が老犬になって
気温差が身体に悪い影響を与えるようになっても
排泄の度に散歩に連れて行くのと、
2~3週間、室内排泄を徹底し、
「室内排泄をしても怒られないし、
 逆に褒められてオヤツが貰える」と犬の意識を変えてあげて、
室内でも外でもできるようにさせてあげるのと
どっちが犬にとって幸せな事なのでしょうか?

あるいは、食に興味がないから
オヤツを使って何かを教えようと思っても何も覚えようとしない・・
いつでも、好きな時に食べ物が貰えるので人の言う事も聞かないし、
ルールも守ろうとしない・・と言うのを、
食べ物は常に飼い主さんからの手渡し・・
ワガママを言っていると食べ物は貰えないし
飼い主さんの言う事にも意識をしていないとダメなので、
いつもだったら聞き流している飼い主さんの言葉にも良く反応するようになり、
ルールも守れるようになって、色々な所へも一緒に行けるようになったとしたら、
それはどうなのでしょう?

勿論、強者である飼い主が犬に対して一方的に言う事を聞かせる為に
衣食住をコントロールする・・と言うのは違うと思いますが、
犬が不快な思いをしたらすぐに「虐待」と決め付けてしまうのも
答えを性急に出しすぎているのではないかと思います。

「しつけ」の中で重要なポイントとして、
「教え」と「学び」が必要となってくるそうです。

例えば、飼い主さんが「ダメ」とか「いけない」と一方的に怒っているだけで、
その中に「では、どうしたら良いか?」が無ければ、
そこに「教え」は無いと思いますし、
飼い主さんが怒ってばかりいれば
犬も全て聞き流しますので、そこに「学び」は無いと思います。

つまり、「ダメと叱って犬の行動を止めているだけ・・」とか、
「可哀相と言って、犬に対するルールをすぐに曖昧にしたり、
 犬の代わりになんでもやってあげてしまう」
と言う中には「教え」がありませんし、
犬も「学ぼう」とは思わないですので、
一見、「しつけ」のようでいて「教え」も「学び」もない・・・
「中途半端なしつけ」になってしまったいるのではないかと思います。

では、犬に悪い影響を与える
「中途半端なしつけ」を止める為にはどうしたら良いか?と言いますと、
犬の行動は飼い主さんの行動の影響・・
「映し鏡」だと考えるようにしてみるのも良いみたいです。

犬に対して室内排泄の練習をしようとすると、
犬が吠えたり、悲しそうな顔をするので、
つい、根負けしたり、可哀相になってお散歩に行ってしまう・・
なんて時、犬は頑固で意志が強く、
飼い主さんは意思が弱くてすぐにルールを曖昧にしてしまう・・
と思ってしまいますが、
でも、実は飼い主さん自身、犬が嫌がる事はしたくない・・
犬に嫌われるような事はしたくない・・と思っているので、
実は途中で根負けしてしまう事こそが飼い主さんの望み・・
意志が弱いと言うよりは、
本来の望みに対して凄く素直で意思も強い・・
と言えるのではないかと思います。

承認欲求が強く、八方美人な人は優柔不断なようでいて、
実は他者から承認される為にはどんな努力も惜しまない
強い意志を持っていたりもしますので、
犬が頑固で困っていると言う場合、実は飼い主さんの中の
「犬の望みを叶えてあげたい」と言う気持ちが凄く強くて、
世間一般的な「しつけ」が大事だとは思ってはいるけれど、
つい、自分の望みを通してしまう・・と言う場合、
飼い主さんも意志が固くて、頑固だったりするかもしれませんので、
まずは、飼い主さん自身の「頑固」さに気づくようにして、
これからは「ルール」を大切にするようにしてみたり、
他の人の「教え」を受けたり、
そこから「学ぼう」とする姿勢を見せたりすると、
それが「映し鏡」となって
犬にも変化を与えてくれるかもしれませんので、
犬が頑固なのではなく、自分が頑固なのかもしれない?
と考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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