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他者中心から自分中心への意識の変換

 2018-02-08
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犬に行動の問題が起きていて困ってはいるけど、
なかなか行動に移せない・・・
と言う飼い主さんも多いです。

犬が「要求吠え」をしていたり、
飼い主さんに対して唸ったり、噛みついたりして
自分のワガママを押し通そうとしていても
それを叱ったり、それを止めさせる為に犬が嫌がる対応をしたり、
無視をしたりするのではなく、
「この子はなんで怒っているのだろう?」とか、
「私が何かしたから気に入らないのだろうか?」とか、
「犬がこんなに攻撃的な行動をするのは
 この間、犬の機嫌を損ねるような事をしてしまったからかもしれない?」
と、犬の気持ちを一生懸命に読み取ろうとし、
そして、
「私が何かをしてしまったから怒っているのね」とか
「私が悪いのだから噛まれても仕方が無い」とか
「自分が悪い事をしてしまったのだから
 犬がこうした態度をとるのも仕方が無い・・」と、
犬の気持ちを推測し、
「あなたが怒っている理由は分かっていますよ」とか
「私が悪かったのね・・ごめんね」と、
犬の気持ちを理解していると伝える事で犬の許しを得よう・・
そうした行動を止めて欲しい・・と願っていると言った気持ちも
あるのではないかと思います。

でも、実際はワガママを言って困らせているのは犬の方ですし、
「しつけ」と言う面で考えたら
「ワガママを許さない」と言う態度を示す事も大切だとは思うのですが、
「本気で嫌われたらどうしよう?」とか
「もっと行動の問題が強まったらどうしよう?」などと考えると、
犬と本気で向き合うのは怖くなってしまったり、
犬の行動を改善させる為に積極的に行動する勇気が持てなくなってしまい、
行動したくないから、行動をしなくてすむように
一生懸命に頭で考えようとしてしまう・・
と言う事も多いみたいです。

勿論、犬の気持ちを考えたり、
犬の考えを読み取る事は大切ですが、
それが、犬と本気で向き合わない為・・
飼い主さんが積極的に行動をしなくて済むように犬のご機嫌をとろう・・
と言うのであれば、それはちょっと違うのではないかと思います。

しかし、そうした思考は「犬を飼ったから・・」と言うよりも、
幼い頃の家庭環境の影響も大きいみたいです。

例えば、小さい頃、親に対して「~をしてみたい」とか
「~は嫌だ」と言った時、
「そうか、分かったよ、やってごらん」と言って貰ったり
逆に「嫌だったら無理しなくても良いけど、やれる所までやってごらん」など、
気持ちを受け止めて貰ったり、認めて貰うような返事よりも
「ダメ!我慢しなさい!」とか
「嫌なんて許しません! 
 ワガママを言うような子はウチの子じゃありません!」など、
素直な気持ちを拒否されたり、拒絶されたりした経験が多かったりすると、
自分の気持ちを表現する事が怖くなってしまったり、
親が機嫌を損なわないように常に親の顔色をうかがったり、
機嫌の悪い親の機嫌を直す為にわざとおどけるような態度をしたり・・・と、
自分の気持ちや欲求を満たす事よりも
他者の機嫌や欲求を満たす事ばかりを重視してしまう癖が
ついてしまう事も多いのだそうです。

そして、そうした思考の習慣は犬に対しても同じで、
飼い主さんが常に犬の顔色をうかがったり、
ワガママを言っている犬の欲求を満たすような行動を
してしまう事もあったりするのですが、
飼い主さん自身はそうした自覚は無く、
自分の家は「普通」だと思っているのですが、
実は毎日のように両親が口論をしていたり、
父親が母親を叩いていたり・・と、そうした恐怖体験が長かったりすると、
条件反射的に他者の怒りの感情から遠ざかろうとしたり、
相手の方が間違っていたり、ワガママを言っていると分かってはいても、
相手の欲求を満たして怒りをおさめて欲しい・・
と思ってしまうそうですし、それは仕方が無い事だと思います。

また、幼少期にそうした恐怖体験が続いてしまうと
家族に対してだけでなく「家族以外の人」に対しても恐怖を抱くようになる・・
など、恐怖の対象範囲が拡大してしまう事もあるそうです。

結果、他者に対して不信感を抱いてしまい、
つい、オドオドした態度をしてしまう事で
相手に舐められてしまい、酷い扱いを受けてしまったり、、
逆に強い警戒心からすぐに「戦闘モード」になってしまう事で
対立関係が起きてしまい、状況がドンドンと悪くなってしまう・・など、
「強い不信感」のせいで、より他者に対する不信感が強まってしまう・・
と言う事もありますから、他者の気持ちや考えを読み取り過ぎないようにして
自分の気持ちや考えを優先させるのも良いのではないかと思います。

つまり、「他者中心」ではなく「自分中心」の思考に変えていく・・
今までだって、犬の気持ちを考え、ご機嫌をうかがうような行動をした結果、
犬はドンドンとワガママになって行くし、
飼い主さんの気持ちなんて考えもしないで
困った行動をし続けてきているのですから
この先も「他者中心」の考え方で接したとしても
「見返り」なんて受けられませんし、
でも、それは当たり前の事で、
犬は我慢しない方が飼い主さんが言う事を聞いてくれると思っているし、
飼い主さんはいつも、自分の事を考えてくれているので、
わざわざ、飼い主さんに気を使ったり、ご機嫌をうかがう必要もないのです。

だから、まずは「自分の気持ちを中心」に考え、
犬の行動が嫌だと思ったら「嫌だ」と言う態度を示してみる・・
と言うのも良いと思います。
でも、「犬と争うのが怖い・・」と言うのであれば、
まずは「自分の自由」について考えてみるのも良いと思います。

犬が不機嫌でもワガママを言っていたとしても「自分は自由」と思えば、
犬の不機嫌を解消してあげなければならない理由はありませんし、
犬のワガママを満たしてあげなければならない決まりがあるわけでもないのです。
それだけでも「~しなくてはならない」とか
「~であってはいけない」と言った「思考の習慣」から開放され、
「罪悪感」からは開放されると思いますし、
そうして何か問題が起きた時でも「自分の自由」を考える事は、
自分を愛し、自分を守る事につながりますから、
少しずつ「他者中心」から「自分中心」へと思考を切り替えて行くのも良いと思いますし、
そうして、犬が怒ったり、ワガママを言ったとしても、
飼い主さんが「自分の気持ちを中心」に考えて動こうとしなければ、
犬も最初は怒りがヒートアップするかもしれませんが、
段々と怒る回数もワガママを言う回数も減って行くと思いますし、
逆に飼い主さんの気持ちや考えを考えてくれるようになると思いますので、
「意識の変換」を心がけてみるのも良いのでは無いかと思います。(^▼^)ノ
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