「硬直」と「柔軟」

 2017-10-18
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誰かに注意されたりした時の反応は人によって様々です。
「申し訳ない」と反省する人も居れば、
傷ついたり、落ち込んだりしてしまう人もいますし、
ムッとしたり、カッとしたり、恨みを持つ人も居たりしますが、
その違いはどこから来るのか?と言いますと、
常識的には「性格から来ている」と考えられる事は多いです。。

「あの人は大人しくて気にするタイプだから
 内に秘めて傷つきやすい・・」とか、
「あの人は気が強いからすぐにけんか腰になる」など、
他者を判断する時の説明としては丁度良いのかもしれませんが、
自分の「性格」の事となると、
あまり役には立たない事も多かったりするみたいです。
「自分は引っ込み思案だから他人と話すのが苦手」とか、
「自分は落ち込みやすい性格だからすぐに落ち込む」なんて思ってしまうと、
余計にそう言う部分が強くなってしまいますし、
そもそも「性格は生まれつきのものなのか?」と言いますと、
そうではなく、生まれ持った「気質」の部分はあるにしろ、
後は後天的な要素が強いそうですので、
実は努力と訓練で改善する事もできるのだそうです。

例えば、「嫌な気分を誘発したり、強めたりするような出来事」があった時、
「腹が立つ」とか「落ち込む」とか「悲しむ」など、
「嫌な出来事が起きた」から「嫌な気分になった」と普通は考えると思います。
しかし、同じような「嫌な出来事」が起こったとしても、
全ての人が嫌な気分になるか?と言うとそうではなく、
今後、嫌な出来事が起きないように学ぼうとか備えよう・・など、
「前向きな頑張り」に変換して考えられる人も居ますので、
「出来事」と「そこから生まれる感情」は「イコールでは無い」と言う事になるそうです。

「良くない出来事」とそこから生み出される「感情」の間には、
その出来事に対する受け止め方・・考え方と言うものがあり、
それが感情的な反応の違いを生み出している・・
と気づく事が大切だそうです。

例えば、「絶対に失敗をしてはいけない」とか
「ミスをするのはダメな人間だ」と思っている人が居たとして、
そう言う人は他者の失敗は勿論、自分のミスや失敗に対しても
「自分はしてはいけない事をした」とか
「自分はダメな人間だ」と考えてしまいますから、
そこから生まれる感情は自分を否定する感情になりがちです。

しかし、「人間はミスをする生き物」とか
「失敗してもそれを糧にやり直せば良い」と思っている人は、
「失敗をした」とは思っても「自分はダメな人間だ」とは思いませんから、
ひどく落ち込んだりはしません。
「次こそは成功させるぞ」と前向きに動き出せるので積極的に活動ができますし、
周囲の雰囲気も良くなる事は多いです。

・・と言う風に「出来事」と「結果」の間には、
それをどう考えるか?受け止めるか?と言う重要なポイントがあり、
多くの人がなんとなくは分かってはいるものの、
つい、いつもの習慣で考えてしまう事は多いそうですから、
そこをしっかりと「気づく」ようにする事が大切なのだそうです。

ある出来事が起きた時、その出来事の結果として感情的な反応が起こるのではなく、
出来事の後に「先入観」や「固定観念」が挟まれる事で
いつもと同じような感情の反応となってしまっている・・
例えば「自分が悪い」と思ってしまう人は、
自分が原因では無い出来事に対しても
自分を否定する感情が生まれてしまいますし、
「私は”いつも”不幸だ」とか
「私は”みんな”に嫌われている」と思っている人は、
自分のみに起こる色々な出来事を
怒りや憎しみの感情に変えてしまうかもしれないそうです。

ーとは言え、なかなか、自分の先入観や固定観念が正しいのか?
間違っているのか?なんて考えたりはしませんし、
そもそも、長く「正しい」と思っていた事を疑ってみたとして、
じゃあ、本当の正解は?と言われると
答えが出てこない事も多いと思います。

そもそも、正しいか正しくないか?は、
その状況などによって変わってきますので、
一概に決められる事ではないと思いますので、
では、どうしたら良いか?と言いますと、
その「先入観」や「固定観念」は柔軟か?硬直しているか?
で考えてみるのが良いそうです。

物事を考える時、「絶対に」とか「必ず」とか「いつも」とか
「みんな」とか「けっして」などと言うフレーズが思い浮かんだら、
その思考は「硬直」しているかもしれないそうです。

なので、犬に対する接し方でも「絶対にこうしなければならない」とか、
「いつも、必ずできなければならない」とか「みんなはできているのに・・」
などと理由で犬に言う事を聞かせようとしてしまう時は、
ちょっと注意が必要かもしれません?

「できないのならできるように教えてあげれば良い」とか
「今はちょっとハードルが高いみたいだから、
 一度、低いハードルに戻してみよう」とか
「みんなはみんな、この子はこの子」などと言う風に考えてみる・・

また世の中には、
「人前で絶対に失敗をしてはならない・・
 失敗したら、それはとても恥ずかしい事で、
 他者から責められても文句を言ってはならない」
と無意識に思い込んでいる人も多いですが、
この考え方を分解してみると、
「絶対に失敗をしてはならない」とか
「失敗はとても恥ずかしい事」とか、
「失敗したら他者から責められても文句は言えない」など、
おかしな所が満載だったりします。

そもそも、人間なんだから失敗はつきものです。
勿論、失敗をしないように注意したり、努力する事は大切ですが、
人間は不完全な存在ですから「ミスをするな」と言う事は
「存在をするな」と言う事になってしまいますので、
本来なら
「なるべく失敗をしないように気をつけよう
 でも、人間だから失敗をしてしまう事もある」と言うのが
「柔軟」な思考だと思いますし、
そう言う風に考えられれば、失敗を恥ずかしいと
思い過ぎる事もなくなり、ミスを怖れずに挑戦をする事も
できるようになると思います。

また、「失敗をしたら他者から責められても文句は言えない」と言うのも、
「どこのルール?」って感じです。
中には「言い訳をするな」とか「口答えをするな」と言う人も居ますけど、
できなかった理由を言えなければ、できなかった理由を分析し、
できるようになる為の道筋を考える事もできません・・
「努力や根性で頑張ればできる」と言いたいのかもしれませんが、
「先行条件」が間違っている為に努力や根性だけでは
どうにもならない事もありますので、
失敗をした時は失敗をした理由や原因をみんなで共有する事が大切ですし、
「失敗したら自分の責任」と思う人は、
自分で何もかも抱え込んで他者を頼れない人間不信になったり、
他者の失敗に対しても容赦なく攻撃したりしてしまう事もありますので、
「硬直」した「思考」で考えていると、
判断も行動も硬直してしまう・・と考え、
自分を追い込む否定的な感情を自ら作り出さないように、
注意してみるのも犬との生活を考えると良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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