一定の時間間隔でおやつを与える

 2017-10-17
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ある状況において行動を起こした結果、
良い事が起きたり、嫌な事が無くなった場合、
その行動をする頻度は高まり、
逆に良い事が無くなったり、嫌な事が起きたりすると、
その行動をする頻度は下がっていく・・
と言うのが「行動随伴性」だそうですが、
面白いのは「青信号だから信号を渡る」では無く、
「青信号で信号を渡ったら安全に渡れたから
 次の機会も青信号で渡ろうと思う」と言う事だそうです。

人間はつい、目の前で起きている事だけで
物事を見て判断してしまいがちですが、
「怒りっぽい」と言う人は、
直前に起きた事に対して怒っているだけではなく、
それ以前の過去のできごとにおいて、
怒る事で良い結果になるケースが多かった為、
「怒る」と言う行動をする頻度が高まっているのであり、
逆に「自分の気持ちを押し殺す」と言う人は、
直前の出来事に対して「気持ちを押し殺している」と言うよりも
これまでの経験において「気持ちを押し殺す」と言う行動をした事で
良い結果になっていたり、嫌な事がなくなってきた為に、
「自分の気持ちを押し殺す」と言う行動を自然としてしまっている・・
と言う事は多いみたいです。

そんな感じで、行動に対する結果が
次の行動の選択に影響を与えている事は多いのですが、
行動をしなくても次の行動の選択に影響を与える事ができるのが
「FTスケジュール(Fixed Time schedule、定時スケジュール)」
だそうです。

「FTスケジュール」とは、行動とは無関係に
一定の時間間隔で「メリット」を出現させる事だそうです。
行動をしていないにも関らず、
その後の行動に影響を与える事ができる・・
と言うのはとても不思議ですが、
例えば、犬を見ると吠えてしまったり、
過剰な反応を見せてしまう犬に対し、
公園に連れて行って遠くから犬を見させつつ、
2~3秒に一回、おやつを食べさせる・・
と言うようなサポートも「FTスケジュール」にあたるそうです。

犬嫌いの犬に「犬慣れ」をさせる為の方法として
結構、使われている方法なのですが、
飼い主さんの中にはそんな方法なんて知らないし、
その意味も分からない・・と言う方も多いのではないかと思います。

なんで、犬が何もしていないのに
おやつを次々と食べさせるのか?と言いますと、
一定間隔でおやつを与える事で
「その場所に居ると良い事が起きる」と言う印象を与え、
外に対する恐怖心や犬に対する苦手意識を和らげる為なのです。

例えば、人間でも公園に出かけてベンチに座っていたら、
5分おきにキレイな噴水が上がった・・とか、
10分おきにイケメンが目の前を通って行った・・
などの経験をすれば、特に何かをしたわけでもないのに
また、その公園に行きたいと思うようになると思いますから、
外が怖くて、犬を見ると不安になってしまう犬も
公園に行って犬を見ていたら次々と良い事が起きたので、
次もまた、公園に行ってみても良いかな?
と、思ってくれるようになる・・・

最初に書いた「行動随伴性」で言うと、
犬の行動とは無関係にメリットが出現しているみたいですが、
全体的に考えてみると「公園に行って苦手な犬を見る」
と言う行動をした時だけメリットがある・・となりますので、
やはり、メリットの出現によって、
犬のその後の行動が強化されていると言えるのだそうです。

ドッグカフェやドッグランに行くと自分の犬が固まってしまう・・とか、
飼い主さんの後ろに隠れて何も行動しなくなる・・と言う場合、
「褒めて伸ばす」が使えないと困っている飼い主さんも多いかと思いますが、
そう言う時こそ「FTスケジュール」を用いて、
一定間隔でオヤツを与え、
その場を良いイメージに変えてあげられるように
サポートをしてみるのも良いのではないかと思います。

ーとは言え、苦手な犬が近くに居過ぎるなど、
メリット以上のデメリットがある場合は
「FTスケジュール」も意味を成しませんので、
ドッグカフェなら人も犬も少ない席から・・
ドッグランはオヤツを使えないケースも多いので、
ドッグランの外から犬を眺めさせつつ、
一定間隔でおやつを与えてみてから帰る・・
と言うのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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