実感させる

 2017-10-11
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「バカ」「死ね」「殺す」などの子供の暴言に対し、
大人としてはどう言う態度をすれば良いのでしょう?

「そんな言葉を使ってはダメ!?」と厳しく叱るのが良いのか?
それとも、「どうしてそう言う事を聞くの?」と
子供に質問をして考えさせるのが良いのか?

子供の暴言に対して、
つい、本気で怒ってしまう事もあるかと思います。
でも、お互いに感情的なやり取りをしては、
余計な興奮を引き起こしてしまいますし、
大人が子供を負かそうとしたり、
黙らせようとして、より、子供が傷つくような言葉を使う事で、
子供はさらに悪い言葉を覚えてしまう・・と言う
悪循環に陥ってしまう事もあるかもしれませんし、
「どうしてそう言う事を言うの?」と聞かれても、
子ども自身、感情に振り回されているだけで、
よく分かっていなかったり、
そうした事をうまく伝えられないからこそ、
インパクトの強い言葉を選んで使っているだけだったりもしますので、
「どうしてそう言う事を言うの?」
と言う質問はあまり意味が無いそうですし、
その質問をする事で、さらに暴言が続いてしまう事もあるそうです。

また、「そんな事を言ってはダメよ」と、
一般常識に照らし合わせて教える・・と言うのもあまり意味が無いそうです。
「バカなんて言ったら可哀想よ」と言っても、
「可哀想じゃない」と子供は言うかもしれませんし、
「死ねなんて言ったらダメよ」なんて言っても、
「死ねばいいんだ」と言った
言葉の応酬が続いてしまう事も多いからです。

そんな風に子供の「道徳心」に期待し、
言われた側の人間の気持ちを教えようと思っても、
その子自身がそう思っていなければ意味が無いそうです。
まぁ、大人だって、言った後に「しまった」とか
「言い過ぎた」と思いつつも、
実際、そう思っているのだから謝らなくて良い・・
なんて事もありますから、
子供だけを責めるのも違うと思いますが、
では、どう教えれば良いか?と言われると、
実際に体験させてみたり、
自分の言葉や行動に対して「責任」を伴わせる・・
と言のが良いそうです。

例えば、病院や施設のボランティアに参加してみる・・
サポートを必要とする人の手助けをしてみる・・と言うのも、
良い経験だと思いますが、一回、行ったらもう終わり・・
ではなく、何度も何度も参加し続ける事が大切だそうです。

特に「子供が文句を言い続ける」と言う場合、
そこで止めさせてしまうと、
「あんな所に行きたくない」と言う気持ちを
認めさせてしまう事になりますから、
文句を言っている間は逆にやめる事を許さない・・・
ぐらいの気持ちが大切だそうです。

そうして、何度も通っているうちに
他者から感謝される事に喜びを感じたり、
楽しさや嬉しさを感じる事ができれば、
他者に対して「死ね」とか「殺す」などとは
言えなくなると思いますから、
そう言う体験をするまでは、
何年でも継続させ続ける事が大切みたいです。

ただし、「○○しなければならない」と
子供にサポートを強制する事だけはNGだそうです。
「他者へのサポート」を「ルール」としてしまうと、
「○○をしないと怒られるからやる・・」と言う風に
結局、自分から積極的にサポートをする気持ちを
育てる事はできなくなってしまうからです。

これは、犬を育てる時も一緒で、
相手の犬に対して、吠えたり、唸ったりする自分の犬に対し、
「優しくしなさい」と怒ってしまう飼い主さんは多いですが、
それで、相手の犬に対して吠えなくなったとしても、
犬が本当に相手の犬に対して心を開いているか?
と言うと、そうではなく、
単に飼い主さんに怒られたくないからと、
相手の犬に匂いを嗅がれてもジッとしているだけ・・

だからこそ、我慢の限界を超えると、
急に相手の犬に対して攻撃的な態度をする・・
となってしまう事もあるのではないかと思います。

勿論、最初は「○○をしなければならない」として、
できたらオヤツ・・できなかったら何もなし・・と言う風に
「正解」と「不正解」を提示する事はありますが、
いつまでも「○○をしなさい」と言う感じでご褒美をチラつかせたり、
「叱り」を匂わせて犬に行動をさせていると、
犬は「オヤツのため」とか「叱られたくないから」と言う理由で
行動し続け「損得勘定」がメインなってしまい、
本当の意味で「相手の気持ち」を考えたり、
「思いやり」を持ったりする事ができなくなってしまう事も
ありますから注意が必要だと思います。

飼い主さん自身、他者から「ありがとう」と言われても、
素直に受け止められなかったり、
「本当に?」と疑ってしまったりする事もあるかもしれませんが、
それは、「○○しなければいけない」と言う「ルール」があり、
それをしたから「ありがとう」と言う言葉を貰えた・・
と言う気持ちが強いからかもしれません?
なので、そう言う時は「見返りを求めない」としてみるのも良いと思います。

「自分が他者の為に行動をするのは自分の為」と思って行動をすれば、
他者に感謝をされなくても怒りは感じませんし、
「やらされている」と言う感じもしませんので積極的に行動ができると思います。
また、そう思っているからこそ、
他者から感謝されると「嬉しい」と実感できる・・

私達はつい、「○○をしなければならない」と、
ルールを押し付けてしまいがちですが、
自分で「そうしたい」とか
「そうした方が良い」と思わないようなルールは、
誰かが見ていないと守れなくなってしまいますので、
「そうしなさい」とは言いたくても言わず、
「そうした方が良い」と実感できるようなサポートを
してあげるのが良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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