自分と重ねて考えてしまう

 2017-10-10
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「犬の為に・・」と飼い主さんが犬の代わりに
なんでもやってあげてしまった結果、
「犬の心が不安定になってしまう・・」と言う事は意外と多いです。

犬がちょっとでも嫌がったらやらせない・・
ごはんを食べないと、食べるまでフードを変え続ける・・
お留守番は可哀想・・と、ずっと一緒に居て、
犬が要求吠えをしたら犬の望みを叶えてあげる・・

でも、「なんでもかんでもやってあげる」と言う事は、
裏を返すと「あなたにはできない」と言っているようなものです。
でも、「あなたはダメな存在だから私が代わりにやってあげるしかない」
と言う接し方をされ続けたらどうなるでしょう?
犬だって「自分はダメな存在なんだ」と思ってしまいますし、
自分でやった事がないのでやろうと思ってもできない・・
そもそも、自分でやる必要性がないのですから、
自分でやろう・・とすら思わなくなってしまいます。

子供をニートにする教育法として、

1・「親が何でも子供の代わりにやってあげる」
2・「親の価値観・やり方を押し付ける」
3・「無理やり勉強ばかりさせる」
4・「供の努力・成長を褒めない」
5・「甘やかせ過ぎ」

と言うのがありますが、
犬だって、こう言う育てられ方をしたら、
自分では何もできない・・
やろうとしない犬になってしまいますので注意が必要です。

飼い主さんがなんでもやってしまうから、
犬は自分で「こうなりたい」とは思わなくなる・・
そう言う犬は、行動を見ても
「何がしたいの?」と思ってしまう事は多いですし、
思う事はあっても実現の仕方が分からなかったり、
なにか困難にぶつかるとすぐに投げ出すので、
積極的な行動も見られない・・
思考がネガティブで
「望み」があると吠えて要求をしたり、
かわいそうなフリをするだけ・・だったりして、
コミュニケーションスキルが全く育っていないので、
家の中では吠えたり、かわいそうなフリをする事で
飼い主さんが自分の気持ちを理解してくれても、
外に出ると、他の犬はこちらの気持ちを考えてはくれない為、
コミュニケーションがなりたたないし、
コミュニケーションがなりたたないので他の犬が怖くなってしまい、
余計にコミュニケーシュンを育てる機会を失ってしまう・・
と言う事も多かったりします。

でも、飼い主さんにはそんな犬の悩みが見えていない事も多いです。
なぜなら、犬に対して幼い頃の自分の姿を投影し、
「自分が子供の頃、親からして貰いたかった事」を
犬も望んでいると思い込んで、
そこを満たしてあげようとばかりしてしまうからです。

「自分がして欲しかった事」をするだけなので、
犬は「愛情を受けている」とは感じませんし、
その行動は飼い主さんが
幼い頃の自分の寂しさや悔しさを埋める為の行動・・
自分で自分を慰めている行動なので、
犬の心の土台は作られず、
逆に人間に対して強い不信感を持ったり、
苦手意識を持ってしまう事も多かったりします。

「相手の気持ちが読みとれない」
「愛情の与え方が分からない」
と言う問題は、犬の行動の問題と言うよりも
飼い主さんの心や気持ちの問題だったりする事は多いです。
自分が愛情を欲していても気持ちを読み取ってもらえなかった・・
自分が欲しい愛情を与えてもらえなかった・・など、
自分がして貰えていない事・・
経験をしていない事を犬に対して行うと言うのは、
とても難しいとは思いますが、
だからこそ、自分の行動の問題を改善して行く為にも、
自分の行動を振り返って「気づき」を得る事が
何よりも重要ではないかと思います。

ーとは言え、「自分が親にして欲しかった事をしてしまう」
と言う事は、言い換えると「親がしてくれなかった事」であり、
親を責める事にもつながる為、その辺りの事は複雑すぎて
思い出したくない・・認めたくない・・と
なってしまう事は多いと思います。

でも、大切な事は過去にどんな辛い事があったのか?
を思い出す事ではなく、
これから、どう言う行動をして行くか?です。。

なので、自分にできそうな事を毎日、少しずつ行い、
小さな成功体験を積み重ねて自分の自信へとつなげて行く・・
大きな問題の解決を望むよりも
コツコツと続けて行く事が重要だそうですから
いかにこうした事を続けて行くか?
習慣として身につけるか?を考えてみるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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