言う事を聞くとカワイイけど、言う事を聞かないとかわいくない

 2017-10-09
01DSC00186.jpg

先日、「犬のしつけ」をやる理由として、
「服従訓練をすると犬が言う事を聞くようになるから」
と言っている人がいました。

犬が言う事を聞かないと、正直、カワイイとは思えないけど、
言う事を聞くようになるとカワイイと思える・・
でも、そんな感じで、
自分の言う事を聞くなら愛してあげるけど、
自分の言う事を聞かないなら嫌いだよ・・
と言う考え方ってどうなんでしょう?

犬の気持ちや考えを無視して自分の言う通りに行動しろ・・
と言うのでは、犬の気持ちや考えを尊重しているとは言えないですし、
犬に対する思いやりも感じられない気がします。

勿論、犬の行動の問題で悩んでいる時に
「どうして言う事を聞かないんだろう?」
と怒りがこみ上げてしまう事や
犬が反抗ばかりをして飼い主の存在をないがしろにされたら
かわいいとは思えない時もあるかもしれません?
でも、犬と飼い主は別の存在なので、
自分とは違う考えを持ち、自分とは違う判断をして
自分の願いとは違う行動をするのは当たり前の事・・
だからこそ、「どうしてそう言う行動をするのか?」とか、
「仲良くなる為にはどうしたら良いのか?」と考える事が
重要になってくるのではないかと思います。

人間は自己中心的な生き物ですから、
自分の言う事をきちんと聞いてくれたり、
自分の言う事に黙って従う犬だったら好き・・
と思ってしまう事もあると思います。
でも、人間だって、
相手から「黙って言う事を聞いていれば良い」と言われて、
自分の意見や考えをないがしろにされたら良い気はしないと思いますし、
「あぁ、この人は話を聞いてくれない人なんだな」と、
相手を信頼する気持ちも薄れてしまうと思いますから、
犬に対して「自己中心的」な接し方をし過ぎないように
注意した方が良いと思います。

また、犬に対し「自分の言う事を聞くかどうか?」で
「与える愛情」を変化させてしまうのも問題です。
そう言う事をしてしまうのは、飼い主さん自身もまた、
テストの学力や能力によって親からの愛情が
変化していたからかもしれませんし、
「犬が言う事を聞くかどうか?」が
飼い主としての判断基準となってしまっていると、
犬が言う事を聞くかどうか?ばかりが気になってしまい、
必然的に「言う事を聞かないと嫌い」と
なってしまう事もありますので、
まずは、他者の存在は無視し、
自分と犬との関りについて、もう一度、考えてみるのが良いと思いますし、
その為には「一緒に遊ぶ」など、「言う事を聞くかどうか?」以外の
コミュニケーションを多くしてみるのが良いと思います。

「他者からどう見られるか?」が気になるのは、
飼い主さん自身の気持ちの問題です。
誰かに相談したり、少しの間だけ犬を預けてリラックスする時間を作ったり、
「自分が思っている程、周りの人は気にしていない」など、
気持ちを「プラスの考え」に変換してみたり、
犬の「ダメな所」ばかりを見るのではなく、
「良い部分」を探して褒めるようにしてみるのも
良いのではないかと思います。

お散歩中、すれ違う人から「良い子ですね」と言われると、
自分も褒められている気がして「もっと、褒められたい」と
犬のしつけを頑張ってしまう事もあったりしますが、
「犬のしつけ」って犬との暮らしをより良くする為であって、
飼い主さん自身が「誰かに褒められたいから・・」とか、
「みんなに凄いって言われたいから・・」となってしまうと、
「ズレ」が生じて事はありますので、
「何かができるから・・」とか
「他の犬よりも優れているから・・」で犬を判断するのではなく、
どんな時でもまず、「自分の犬はカワイイ」としてみる・・
犬がそこに存在していてくれる事が何よりも大切と言う気持ちを
忘れないようにして、その上で褒めたり、叱ったりするようにしてみると、
犬の心は安定し、色々な事に対して積極的になって、
飼い主さんとの関係性も良くなっていくのではないかと思います。(^▼^)ノ
カテゴリ : トラックバック(-) コメント(-)
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫