相手への興味がコミュニケーションを活性化させる

 2017-09-20
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飼い主さんなら自分の犬にはのびのびと・・
「自分らしく生きて欲しい」と思う反面、
他の犬とあまりにも違い過ぎると、
「他の犬と同じように」とも思ってしまうのが
普通ではないかと思います。

飼い主さん自身も周囲の人に合わせる事に対し、
苦痛を感じる事もあると思いますが、
だからと言って他の人と違い過ぎると
不安を感じてしまうと思います。

アメリカの発達心理学者フィリップ・ロシャは幼児を集め、
子供の額に赤いパッチをつけた後、
鏡のある部屋に入れて様子を観察したそうです。
子供はパッチが額についているのを鏡で発見すると、
いつもはついていないはずの額に
パッチがついている事に違和感を感じて
取り除く行動をしたそうですが、
今度は他の子はみんな、額に赤いパッチをつけている部屋に
自分だけがパッチをつけていない状態でいれてみると、
自分の額にだけパッチがついていない事を嫌がり、
「自分にもパッチをつけて欲しい」と
実験をしている人に要求してきたそうです。

こうした事を「ピアプレッシャー」と言い、
「他の人と同じでありたい」と言うのは、
プレッシャーの一つの表れだと考えられているそうです。

勿論、犬にはそこまでの感情はありませんが、
「仲間と一緒に居たい」と言う気持ちは強く、
一緒に居ることで安心感を覚えますし、
今まで、全く違う環境の中で育った犬も
新しいグループの中で一緒に過ごすうちに
少しずつ影響を受けて同じような行動をしたり、
逆に一緒に暮らす犬の影響を受けて、
他の犬がしないような行動をしだすなど、
何かしらの影響を受けて行動が変化しだす事は多いです。、
普通の事だと思います。

人間も若い時は「他の人とは違う事を」と個性を求めたりしますが、
それも、逆に言うと「他者を意識し過ぎた結果」とも言えると思います。
犬も人も「群れ」で生きる動物なので、
「他者の存在」は切っても切り離せない関係であり、
群れで生きる存在であるが故、「共感能力」や
ある種の「共同体感覚」を持っているのだと思います。

ただし、犬も人も「みんなと仲良くなりたい」と思いつつも、
うまく行かない事も多いです。
「他者と対峙した時にどうしたら良いか?」と考え、
失敗しないようにと色々と考えた結果、
失敗しないようにする事を優先させて、
人と対峙しないと言う結論を出してしまう事もありますが、
他者とのコミュニケーションは
自分の頭の中だけで色々と考えていても上達は難しいと思いますし、
そもそもにおいて、それでは、他者とのコミュニケーションの目的が
「自分が失敗しない事」となってしまう為、
自分中心になって相手の事まで気が回らないことも
上手くいかない原因になってしまっているかもしれません?。

そもそも、どうして他者とコミュニケーションをしたいのか?と言うと、
「色々な人と知り合いな事を自慢したいから?」でも、
「自分はきちんとしている人だとアピールしたいから」でもなく、
相手の人と仲良くなりたいからではないかと思いますので、
自分がどう思われるか?よりも相手の事をもっと知りたい・・
と言う気持ちで話しかけてみるのが良いと思いますし、
犬も失敗をする事よりも相手と仲良くしたい・・遊びたい・・
と思うようになれば、
飼い主さんが止めても、自分からよその犬に
近づいていくようになりますので、
相手の犬と上手にご挨拶をさせる事を考える前に、
相手の犬に興味を持たせてあげるような・・
他の犬と一緒に居た方が楽しい事が沢山、ある・・
と気づかせてあげるような育て方を
考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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