過保護&過干渉ではチャレンジする子には育たない

 2017-09-19
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常に何かしらの「不安」を抱えている飼い主さんも多いですが、
「不安」と言うのはどうして生まれるのか?と言いますと、
先の事が分からないから・・
未来が不確定だから不安になってしまう事は多いみたいです。

「今、ここ」から先の不確実で不確定な未来に向かって進んで行き、
そこで対峙するであろう、
数々の困難に対処する為には何が必要になってくるか?

我々は無意識のうちに「確実」な事を利用しつつ、
「不確実」な事は「探索」して進んで行くそうです。
そこにはバランスが凄く大切で、
「確実」な事ばかりをしていると「不安」はありませんが、
自分の知識や経験・・・世界を広げる事はできませんし、
かと言って、「探索」し、「挑戦」してばかりでは、
取り返しのつかないような失敗をしてしまう事もありますから、
「確実」と言う「安全基地」を確保しつつ、
未知の可能性を探索し、挑戦する・・と言うのが良いそうです。

ただし、プロのレーサーのように、
普通の人が「危険」だと思うようなスピードを出していても、
熟練のレーサーには、まだまだ、安全なマージンを取っている・・
と言う事もありますし、逆に普通の人が
「特に危険は無い」と思うような事でも、
不安で不安で仕方が無い・・と思う人も居るので、
「安全」の認識は人によって違うと言う風に考えてみるのも良いと思います。

第二次世界大戦後、孤児を収容する施設でボランティア活動をしていた
イギリスの心理学者「ジョン・ボウルビィ」は、
問題行動を起こす子供の共通点を研究したそうです。
そうすると、多くの子供が幼少期に何らかの理由で、
保護者の「アタッチメント(愛着)」など、
充分な「安全基地」を得られて無かったそうです。

「安全基地」を与えてくれる保護者の存在があるからこそ、
子供は、不確実だが新しい知識や経験への挑戦をする事ができる・・
しかし、ここで言う「安全基地」とは、
子供が不安になった時に戻れる場所・・
安心できる場所と言う意味であって、
子供が挑戦をする前に「危ない」と言って止めてしまったり、
子供が挑戦しようとする事を親が先回りをして
安全確認をしてしまうような、過保護、過干渉な意味では無い・・
と言う事は注意みたいです。

子供が失敗したり、間違いをしないように先回りをし、
安全を確認してから子供にやらせる・・と言うのは、
例え、子供がはじめて挑戦する事だとしても、
安全が確保された「確実な行動」になってしまいます。
それでは、不確実な事に挑戦しているとは言えませんから、
本当の意味で、子供の世界を広げているとは
言えなくなってしまうと思います。

人間の脳は自分で何かをしようとしている時こそ活発になるそうです。
だから、失敗をするなら失敗をさせた方が、
「どうして失敗したのだろう?」と、
単純に成功をした時よりも色々な事を考えられると思いますし、
そう言う意味では「失敗」は必ずしも悪い事ではないと思います。

こうした事は犬にも同じように言えると思います。
犬がドッグランに行っても飼い主さんの足元から離れない・・
と言う場合、犬はそこを「安全基地」だと思って、
一生懸命に安心と安全を得ようとしているのだと思います。
しかし、そうなると「折角、ドッグランにつれてきたのに」と
飼い主さんの方が犬から離れようとしてしまう事もありますが、
そうすると、犬は物凄く不安になってしまい、
かえって犬とコミュニケーションをする所では無くなってしまうと思いますので、
まずは、飼い主さんの足元で他の犬の様子を眺めさせる・・
それが、どれくらい続くかは分かりませんが、
そうして、その場所が安全で他の犬の存在も怖くないと分かれば、
犬は自分から歩いて行くと思いますので、
過保護や過干渉をしていては、
積極的に探索や挑戦をしたいと思えるような犬には育たない・・
と言うぐらいの気持ちで、まずは、ゆっくりと見守ってあげるのが
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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