主観と錯覚

 2017-09-03
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同じ場所なのに、こっちに行く時は平気で
反対に行く時は凄く怖がる・・
と言う子は結構、多いです。

アジリティーで輪をくぐらせる時も、
右側から跳ばせようとすると平気なのに
左側から跳ぼうとすると怖がって跳ぼうとしない・・
と言う事があるそうですが、
それは、同じ場所でもこちら側から見た景色と
反対から見た風景が違うので、
犬はそこを同じだとは認識していないのかもしれません?

それは、犬が「怖い所」を「場所」で認識しているのではなく
自分が見ている景色・・
「主観」で判断しているからそう言う事が起きるのだと思いますが、
そうした事は人間にも起こり得る事ではないかと思います。

自分としては、普通に健康でお金もあり、
結構、幸せだと思っていたのに、もっと健康な人が現れたり、
もっとお金を持っている人と友達になったりすると、
なんだか、自分は不幸な存在のように思えてしまう・・
と言う事はあると思います。

本人は何も変わっていないのに周りの状況の変化によって
「幸福」と「不幸」が入れ替わってしまう・・
と言うのも人間が「主観」で生きているからこそ
起こり得る事かもしれません?

目の錯覚でこんな図がありますよね?
size2.png
中心の丸の大きさは同じなのに、
周囲の丸が小さくて弱々しいと真ん中の丸が大きく思え、
逆に周囲の丸が大きく力強いと
真ん中の丸が小さく思えてしまう・・
中心の丸は大きくも小さくもなっていないのに
周囲の状況によって大きく見えたり小さく見えたりする・・

「主観」は周りの状況に影響を受けやすいと言う事かもしれませんが、
逆に言うと人間の「幸福」と「不幸」が「主観」によって決まるのならば、
自分の「モノの見方」を変える事によっていくらでも「幸せ」を増やせる・・
と言う事になるのではないかと思いますし、
犬の「苦手」や「怖い」と言った気持ちも
犬の主観・・「イメージ」を変えてあげる事によって
「怖い」を「楽しい」に変える事もできると思います。

飼い主さんの中には、犬が「苦手」と思っていたり、
「怖い」と感じているものは、もう、どうする事もできない・・
と思ってしまっている事も多いですが、
「苦手」と「得意」、「怖い」と「楽しい」は主観の違いなだけなので、
「苦手」と言う認識がなくなるように、
「やったらできた」と言う結果を少しずつ与え続けてあげれば、
やがて、「苦手」が「得意」になる事もあると思いますし、
「怖い」と言う思い込みが薄れるように、
「やってみたら大丈夫だった」と言う結果を少しずつ与え続けてあげると、
「怖い」が「大丈夫」になる日が来るのではないかと思います。

上の錯覚の図式のように周りの環境を変えてあげてプレッシャーを減らし、
安心感を与えてあげると本人にも少しずつ変化が生まれyr、
「自分は大丈夫」だと自信が生まれて行く事はあると思います。
そうして本人が変化をして行くと、
今度は周りが大きく、多少、プレッシャーがかかる事があっても、
少しぐらいなら跳ね返せる強さを持てると思います。

「錯覚」は自分の認識を狂わせてしまう悪い事のように思えますが、
プレッシャーがかかる状況でも
「自分は大丈夫」と言う「錯覚」を持つ事によって、
「逆境を乗り越えられる力」を持つ事もできると思います。

ーとは言え、犬が「苦手」に思っていたり「不安」を感じていたりすると、
ついつい、「無理強いするのは可哀想」となって
「やらなくてよいよ」と言ってしまう事もあるかと思います。
でも、そうした優しさがかえって犬の辛さを増してしまう事もあると思いますし、
「自分にも出来る」とか「やればできた」と言う自信は、
経験の中で生まれるものなので
「優しさ」が経験の機会を奪う事になっていないか?
と考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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