「肯定+提案」

 2017-08-27
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犬の行動の問題で悩む飼い主さんの中には、
問題が解決して心配事が無くなった時、
「よし、この調子でもっと頑張ろう」
と思う人も居れば、
「運良く問題が解決できた!良かった~」
で終わってしまう人も居たりします。

まぁ、飼い主さんからしてみれば、
困った行動の問題がなくなったのですから、
「もっと頑張ろう」とは思わないのが普通かもしれませんが、、
どうして「良い結果」が次につながらないのか?
と言いますと、その結果が
「自分の持っている力を発揮して解決した結果」では無く、
「誰かのおかげ」であったりした為に「自信」へとつながらず、
その場、限りの「良かった」で終わってしまうのかもしれません?

トレーナーさんとしては、良い結果を出してあげて次につなげてあげたい・・
次につなげて欲しいと思いますし、
実際、そうして「良い結果」が出る事によってトレーナーさんを信用し、
「もっと教えて下さい」となる事は多いですが、
そう言う人はトレーナーさんに教えて貰いながらも
自分なりに「頑張った」と思えており、
「教えて貰えれば自分にもできる」と自分を信じているから
「もっと頑張ろう」と思えるのではないかと思います。
しかし、「良い結果」が出ても
「自分ではなくトレーナーさんが居たから」とか、
「トレーナーさんに任せておけば大丈夫」など、
「自分も頑張ればできる」とは思えていなかったりすると、
「良い結果」と「自分の行動」を結びつけられず、、
なかなか、次のモチベーションへとつながらない事も多いみたいです。

また、自分に自信を持てない飼い主さんは、
犬の行動に問題が起きても他者に相談をする事を躊躇してしまったり、
「申し訳ない」と遠慮して、自分なりにやってはみるものの、
それが、マイナスに働いてしまっている事も多いです。

アドバイスをする側からすると、
つい、「その教え方はあまり良くないのでこうした方が良いですよ」
と言ってしまいたくなりますが、
最初に「良くない」と言う「否定」の言葉から入ってしまうと、
悩みを持つ飼い主さんからしてみれば
「いきなり否定された」となって心に壁を作ってしまい、
その後の「こうした方が良い」が入ってこなかったり、
「もう、やりたくない」となってしまう事もあるみたいですから注意が必要です。

人間、自分の事を否定してくる相手の言葉は受け入れ難いですから、
その後、どんなに建設的なアドバイスを言われたとしても、
つい、否定したくなってしまう事も多いです。
なので、「否定」からは入らずに
「肯定から入って提案を述べる」にとどめるのが良いみたいです。

具体的には、
「~はダメ だから ~をした方が良い」(否定プラス提案)
から
「~は良いね あと ~も良いと思うよ」(肯定プラス提案)
と伝え方を変えてみる。

勿論、飼い主さんの中には
「つい、言いたくなってしまう」と言う人も居たりします。
犬が吠えた後におやつを与えて黙らせようとしている人などを見ると、
「それは逆効果ですよ」と言いたくなってしまいますが、
そこをグッと我慢し、「肯定」はできませんから、
その行為はスルーして犬が静かにしている時に
「今、静かにしてますよね。
 おやつをあげて正解だと伝えてあげてみると良いと思いますよ」
などと飼い主さんに伝えてみると、
否定から入るわけではありませんので、
飼い主さんも新しい犬の褒めポイントに対して
抵抗無く同意してくれるのではないかと思います。

勿論、人間同士の事ですから、そんなに思ったようには行かないと思いますが、
少なくとも、相手に嫌われて距離を置かれてしまい、
こちらの伝えたい事を聞いて貰えない・・
と言う状況にはならないと思いますので、
まずは「肯定+提案」で伝えるようにしてみたり、
飼い主さんの行動を肯定できない時は「スルー+提案」を用いて
飼い主さんの選択肢を広げてあげてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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