「非認知能力」

 2017-08-24
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飼い主さんも子供の頃は学校の試験やテストで能力を判断され、
高い学力を持つ人の方がより良い高校・・大学・・就職を決める事ができ、
幸せな人生を歩けると言う価値基準の中で育ってきたのではないかと思います。

勿論、実際は「高い学力=幸せ」とはならない事も多いみたいですが、
それでも、まだまだIQの高さが幸せへと通じる道と信じている人は多いみたいです。

今は「IQ」などテストや試験で表す事が能力よりも
数値では表す事ができない能力「非認知能力」が重要だと言われているみたいです。

では、学力よりも重要な「非認知能力」とは何か?と言いますと、

「意欲・関心」
「協調性」
「忍耐力」
「計画性」

などだそうです。
「意欲・関心」は興味や好奇心の高さ
「協調性」は他者と協力したり、相手の気持ちを思いやったりする力
「忍耐力」は目標に向かって努力を続けられる力であり、
「計画性」は目標に向かうまでの道筋を考える事ができる能力だそうです。

一般的に大人しくて従順な犬を「良い子」と言われる事は多いですが、
実はそうした犬ほど、こうした数値が低いように思われます。

他の犬や人、草や電柱などに対する「意欲」や「関心」が低く、
「協調性」が高いようでいて単に消極的なだけで、
「望み」を叶えられるまで行動を繰り返すと言った「忍耐力」も低く、
「どうしたら良いのだろう?」と言った「計画」も立てられない・・

だからこそ飼い主さんにとって都合の良い
「いい子」と言えるのかもしれませんが、
そうなると、今度は飼い主さんの方が「もっと意欲や関心を持って欲しい」とか
「他の犬と仲良くして欲しい」とか「すぐに諦めないで欲しい」とか
「もっと自分で考えて欲しい」などと望み、
「いい子」と思っていた行動を「問題行動」として
扱ってしまう事も多かったりします。

なので、まずは飼い主さんが自分の犬を「どう言う子に育てたいか?」を
しっかりと考えてあげる事が大切だと思いますし、
「どうしたいか?」が決まったのなら、
そこに至るまでの道筋を「計画」し、忍耐強く教え続けてあげて、
犬ができなかったとしてもできない事を怒る前に
「どうしてできないのか?」とか「何が分からないのか?」と
犬の気持ちに寄り添う「協調性」を持つようにして、
犬がそうした事がやる事に意味を持たせてあげるよう、
オヤツを褒めなどを使って「意欲や関心」を育ててあげる事が
大切になってくると思います。

しかし、飼い主さん自身、
学力を上げる事ばかりを求められてきたり、
「いい子」でいる事を求められてきていると、
意欲や関心、協調性や忍耐力、計画性が低く、
犬の行動の問題を前に、飼い主さんの方が先に諦めてしまう・・
と言う事もあると思います。

では、「非認知能力」を高める為にはどうしたら良いか?と言いますと、
まずはきちんと犬の事を学び、
「認知能力」を高めて犬の気持ちを理解するようにしてみるのが良いと思います。

最初は犬の事がよく理解できなかったとしても、
少しずつ、犬の行動や表情の違いが見えてくると、
そこから、自分なりに考えたり、工夫したりして、
「犬の事をもっと理解してあげるためにはどうしたら良いか?」と意欲や関心、
協調性が育って行くと思いますし、
そうして、犬の気持ちが少しだけ分かるようになり、
「心が通じた」と言う達成感や充実感が得られれば、
「もっと頑張ろう」と言う、新たな意欲が生まれると思いますし、
ちょっとした事ではへこたれないような忍耐力も身に付くと思います。、

そんな風に「認知能力」と「非認知能力」は密接な関係にあると思いますが、
それは、誰かに指示や命令をされたり、
「動機」が「やらないと嫌な事が起きるから・・」ではなく、
自分の意思で自分と犬のより良い未来の為に行動したからこそ、
そうした良いサイクルも生まれるのだと思います。

犬の行動を抑えるばかりではなく、
犬が良い行動をした時に褒めたり、
やる気を見せた時にその気持ちを肯定したりして、
犬の中の「より良い自分になりたい」と言う気持ちを
伸ばして行ってあげるようにしてみるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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