「叱らない」の影響

 2017-08-19
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犬の行動に問題が出てきてしまった為、
犬のトレーニング学校に行ってはみたものの、
厳しすぎる内容に違和感を感じて、
高い入会金や月謝を払ったものの、
行くのを止めてしまった・・
と言う飼い主さんも多いみたいです。

大きな声を出して犬を叱る教え方は、
その瞬間は言う事を聞かせる事ができるものの、
長期的に見ると犬を萎縮させてしまい、
かえって行動の問題を大きくさせてしまう事も
ありますので注意が必要です。

ーとは言え「叱らないしつけ」が良いか?と言うと、
最初は「叱る」と言う苦しみから解放されて、
犬も飼い主さんも嬉しくて楽しい日々を送れるものの、
段々と叱る事ができない事で犬が暴走してしまったり、
犬が行動の問題を起こしても「叱れないから・・」と、
食べ物で気を引こうとしてしまったりする為、
オヤツ欲しさに犬がワザと行動の問題を起こすようになるなど、
結局、犬の行動に悩みを抱いてしまう事はあるみたいです。

また、飼い主さんの多くは、
「叱る」に対して「ネガティブ」なイメージを持っており、
「可哀想な事」とか「傷つけてしまう事」と感じて
犬を叱る事を躊躇してしまったり、
「優しい飼い主にならなければ」とか
「怖がられて嫌われないようにしなければ」など、
理想の飼い主像を思い浮かべ、
犬を叱れなくなってしまう事も多いと思います。

また、叱ってはみたものの犬に伝わらない・・
一生懸命、怒っているのに聞こえないフリをされたりして、
いつまでも行動が変わらないので、
叱るのが馬鹿馬鹿しくなってしまい、
「自分が犬の失敗を請け負えばよい」
となってしまう事もあるみたいです。

ちなみに「叱らない子育て」と言うのは、
親の都合で怒鳴ったり、
叱り続けるのは止めましょう。と言う子育ての考え方です。
すぐに「叩くぞ」と脅したり、
「あなたなんか私の子じゃない」と
子供の存在を否定するような言葉を言ったり・・と、
子供よりも親の方が自分の感情をコントロールできず、
後先を考えずにその場の勢いで行動したり、
言葉を発したりして子供の心を深く傷つけてしまう事もありますので、
叱り過ぎているな・・と思ったら、
「叱らないで教える方法」を考えてみるのも
良いのではないかと思います。

逆に「叱らない」で育てられた子供は?と言うと、
叱られない事で自己中心的に育ってしまい、
協調性や共感の気持ちが薄く、
友人関係がうまく行かなかったり、
努力をしなくても叱られる事がない為、
コツコツと頑張る・・と言う事ができなくて
成長してから人間関係や自分自身のコントロール術で悩む・・
と言う事もあるみたいです。

そして、こうした事は
犬を育てる時も同じようにあてはまるのではないかと思います。
叱ってばかりでは犬も萎縮してしまって積極性が失われ、
自分を守る気持ちが強くなって、
自分に寄ってくる犬を吠えて蹴散らしてしまう事は多いですし、
逆に「叱らない」と言う育て方をしてきた為に
物凄く自己中心的になってしまい、
相手を自分の思い通りに動かそうとして、
吠えたり、噛んだりしてしまい、
結果として、犬同士のコミュニケーションがうまく行かずに
孤立してしまう・・と言う事もあったりします。

こうした事は「叱る」と「叱らない」で全く違う教え方に思えますが、
実際は飼い主さんの中の「こうしたい」とか
「こうであるべき」を一方的に押し付けているだけ・・
と言う点で同じではないかと思います。

その時の状況に応じて、「褒める」を使うか?
「叱る」を使うか? それとも、何もしないか?と、
考えてリアクションを返すのではなく、
「叱る」と言ったら叱ってばかり・・
「叱らない」と言ったら、一切、叱らない・・
と言った、一本調子の教え方が、
犬の「考える力」を奪ってしまうかもしれませんので、
まずは、飼い主さんがその時々に応じて
対応を変えるようにしてみるのも良いと思います。

その場の問題をなんとかするのも良いですが、
その対応の結果がその後の犬にどんな影響を与えるのか?
も考えてみる・・

叱る事がしつけになる事は多いですし、
叱らないから放任でもありません。
問題はどれくらいその犬の将来を考えてあげられているか?
と言う風に考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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