「小さな決断」をさせて肯定する

 2017-07-14
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「叱らない」と言うしつけの中には、
叱らない代わりに正解を提示したり、
間違った行動に対しては無視をして正解に気付かせる・・
と言う手法を使う事は多いと思うのですが、。
問題は「”間違い”だと教えてあげなければ気づかない・・」
と言う犬も多いと言う事だと思います。

こうした事は犬だけに限らず、人間も同じだと思うのですが、、
例えば、仕事などでも、
これまでは上司に言われた事だけをやっていれば良かったのが、
後輩が入ってきて、自分も教える立場になった・・
でも、いつまでも、新人気分が抜けず、
率先して仕事をする事も無いし、
後輩に指示を出して仕事をやらせる・・と言う事もない。

「もう、新人では無いのだから・・」とは思うものの、
そこで指示や命令をしてしまうと
これまでと何も変わらなくなってしまうので、
「大変だったら、みんなに指示をして仕事を貰って下さいね」と提案をし、
仕事を任せても、その時は言われた通りにするけれど、
同じ状況になったら、また、後輩と一緒に指示待ちをしてしまったり・・

仕事はその時、その時で重要度や優先度が変わってくると思います。
だから「これが正解」と言えない事の方が多かったりしますが、
だからこそ、自分で考えて行動する必要があると思います。

でも、「自分で考えて行動する」と言う事は「決断をする」と言うこと・・
でも、「決断をする」と言う事は「責任を負う」事になるので、
「責任は負いたくないな・・」と思ってしまうと決断ができず、
「やらない理由」を考えては行動する事を避けてしまう・・
結果、違う視点や思考から自分を見る事ができない為、
自分の行動の間違いにも気づかない・・
と言う事もあるのではないかと思います。

特に犬の場合は、強制訓練などを受けていて、
「間違うと叱られる」と言う思考になってしまうと、
決断ができず、結果、行動ができない・・と言う事も多いです。
「正解」だと分かっていても決断ができなければ行動には移せませんし、
間違った行動に対してこちらが無視をしても、
自分で考え、判断する事ができなければ正解に気づく事もない・・

では、なぜ、決断ができないのか?と言いますと、
「間違うと叱られる」と言う不安や恐怖・・
人間に対する不信感があって決められない・・
と言う事もあるのではないかと思います。

では、どうしたら良いのでしょう?
人間の場合は、率先して仕事ができなかったり、
後輩に指示や命令が出せないからと言って、
指示や命令でやるように言ってしまうと、
結局、指示や命令に依存し、
「積極的に行動をしない方が指示をして貰える」
となってしまいますから、
指示や命令は控えた方が良いみたいですが、
かと言って無視をしていれば、率先して行動するか?と言うと
、それも難しいと思いますので、
「小さな決断」をさせるような状況や環境を作り、
良い決断には肯定や共感の意思を伝えて、
決断する事に対して自信を持たせてあげるのが良いそうです。

そして、これは犬を育てる時にも言える事で、
本当に自信の無い子には「気づくまで待とう」と言う育て方も大切ですが、
それだけではなく「気づかせる」とか「考えさせる」と言う環境作りや、
犬が考えたり決断した事に対して否定せず、
「凄いね!」とか「頑張ったね!」と肯定して共感する言葉をかけてあげて、
「決断する」と言う事に対する自信を育ててあげるのが良いそうです。

それこそ、散歩の分岐点を右に行くか?左に行くか?
匂い嗅ぎをするか?しないか?でもなんでも良いと思います。
「小さな決断」をする機会を沢山、作り、
そこを肯定して行ってみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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