叱られない不幸

 2017-07-09
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犬との関係性をしっかりと作りたい・・
犬に嫌われたくない・・など、
犬に対して遠慮があったりすると、
犬の事をしっかりと叱る事ができなかったりする事も多いです。

自分の犬がよその犬に吠えていても「お願いだから静かにして・・」と、
オヤツを見せて犬の気持ちを反らそうとするばかりだったり、
相手の犬が絶えかねて吠えてくると、
「ホラ、うるさくしてたからだよ」と、
「だから言ってるじゃない的」な追い討ちをしたり、
「もっと叱ってあげて」と相手の犬にしつけをお願いしてしまったり・・
と、オヤツや道具、他の犬に頼ってしまう為、
犬も飼い主さんの言う事を段々と聞こうとしなくなってしまう・・
と言う事はあるのではないかと思います。

人間の子供の「子育て」には、
「叱られない子ほど不幸な子はいない」
と言う言葉もあるそうですが、
飼い主さんが「叱らない」事で、犬も
「あなたがどんな風に育っても私の責任ではありません」と感じてしまい、
見捨てられる気持ちになってしまうかもしれません・・

確かに「叱られた」と言う事実は悲しくて辛い出来事ですが、
それでも、自分の事を見ていてくれている・・
考えてくれている・・と言う事は伝わってきますし、
それが、子供の中の基本的な「自信」や「信頼」を育てる
きっかけにもなっているのではないかと思います。

叱れない犬は自己中心的になりがちな事は多いです。
飼い主さんの事は叱らないので基本的に好きですが、
犬の中で「楽しい」や「気になる」事があったりすると、
飼い主さんの存在は簡単に忘れ去られてしまい、
いくら、声をかけても無視をされてしまうので、
結局、オヤツで釣るしかなくなってしまったり・・
普段からそんな感じで「自分の気持ち」が最優先で、
誰もそれを咎めようとしなければ、
犬同士の関り合いでも自分の気持ちばかりを押し通そうとして、
他者とのコミュニケーションがうまくできなかったり、
「不正解」をきちんと教わっていない為、
意外と色々な事に対して自信が無かったりする事も多かったりします。

だから「叱られない犬」は幸せか?と言うと、
そんな事はないと思います。
勿論、叱られてばかりの犬も違うと思いますので、
褒めを多めにしつつ、時折、叱りを用いるなど、
バランスよく育ててあげるのが良いのではないかと思います。

飼い主さんが犬の事を叱れないのは、
「嫌われたくない」とか「正解」や「不正解」を示すだけの自信が無い・・
からかもしれません?
でも、そうして、飼い主さんが自分に対して自信を持てなければ、、
犬を褒めたり、叱ったりする事ができなくなり、
犬の自信を育ててあげる事もできなくなってしまいますから、
まずは、自分の中に「して欲しいこと」と「して欲しくないこと」の基準を作り、
それを伝える努力をする事から始めてみるのも良いのでは無いかと思います。

実際に犬とコミュニケーションをして、
犬が喜ぶ事や嫌がる事をしっかりと確認するようにしてみる・・
そして、犬が「して欲しい行動」をしたら褒めて、
「して欲しくない行動」をしたら叱る・・と言う行動をしつつ、
犬の反応を見ながら犬に対する接し方を考えて行けば、
犬との関係性はドンドンと良くなっていくのではないかと思います。

結局、「嫌われてしまうかも?」なんて言うのは、
自分の中の「妄想」を基準に考えてしまっているからかもしれませんので、
実際にコミュニケーションを繰り返して、
犬の気持ちを確認してみるのが一番だと思います。

勿論、今まで叱らないで来ていれば、
飼い主さんの態度の変化に犬は不満を持ち、
「そんな態度をするなら嫌いだよ」とやってくると思います。
でも、逆に言うと、その程度の事で「嫌い」なんて態度をしてくると言う事は、
結局、その程度の関係だったと言う事だと思いますので、
本当の意味で関係性を構築する為にも上辺だけの関係性に逃げず、
社会的コミュニケーションができる子に育ててあげる為にも
しっかりと褒めて、しっかりと叱って、
双方向のコミュニケーションを繰り返して行くのが、
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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