「いい子だから」ではなく

 2017-07-08
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最近は叱るよりも「褒めて育てる」と言う
育て方をされる飼い主さんも増えてきましたが、
犬の行動に対して「いい子ね」と褒めて犬の自信を育てて行く・・
と言うよりは「いい子だから○○して」と言う感じで
犬の行動よりも前に「いい子」と言う言葉を使って、
犬の行動をコントロールしようとしたり、
「犬の自信を育てる」と言うよりも、
飼い主さん自身が傷つかないように・・
自信を失わないようにする為に
「いい子だから」と言う言葉を使ってしまっている事も
多いのではないかと思います。

でも、そんな風に飼い主さんが「いい子だから○○して」と、
今、望んでいる行動をする事が「正解」と言う教え方は
犬にとっても凄く分かり辛いと思います。
例えば、
犬が沢山、居るドッグランでは元気に・・
でも、犬が沢山、居るドッグカフェでは静かに・・
とか、
知らない人が連れている犬を見ても静かに・・
でも、知り合いの犬には大喜びでアピール・・
などとその状況に相応しい行動ができる、
手のかからない「都合のいい子」が飼い主さんにとっての
「いい子」だとしたら、
そのハードルは少し高過ぎるのではないかと思います。


また、そもそも「正解」をきちんと・・
犬に分かるように教えてあげられていたのか?
と言う点も問題ではないかと思います。
正解が分からなければ「いい子だから」と言われても、
飼い主さんが何を望んでいるのかが分かりませんし、
分からないから自分で考えて行動したら怒られてしまって、
凄く理不尽さを感じてしまい、
飼い主さんの事が怖くなってしまったり、
飼い主さんの顔色ばかりを伺うような
ビビリな子になってしまう事もあったりしますから注意が必要です。

また、「いい子だから」と言う言葉も、
犬からしてみれば、それ程、重みのある言葉ではないと思います。
犬からしてみれば、その状況によっては、
「いい子」と言う扱いをされるよりも自分が思った行動をしたい・・
と思うでしょうし、実際、犬がそう言う行動を犬がしていると、
「いい子だから」と言う飼い主さんの言葉は「褒め言葉」から遠ざかり、
「いい子だから○○して、でないと怒るよ!」
と言った意味の「脅し文句」へと変化してしまう事も多いのではないかと思います。

飼い主さんは長年の経験から「いい子」として振舞う事にメリットを感じ、
そうする事が良い事で当たり前の事・・と思っているかもしれませんが、
犬はまだ、「いい子」に振舞う事に対して
そこまでメリットを感じていないかもしれませんし、
逆に言うと「いい子」に振舞わない事に対しても
そこまで「悪い事」だとは思っていないのではないかと思います。

なので「いい子だから」と言うような
曖昧で分かりづらい言葉で犬を動かそうとするのではなく、、
「今、この場ではどう言う行動をしたら良いか?」
と言う事をメリットとデメリットを提示して、
具体的に教えてあげるのが良いと思います。

犬が拾い食いをするのなら、
咥えた瞬間に「ダメ!」としっかりと注意をし、
犬が咥えたモノを放したり、
同じような場面で拾い食いをしなければしっかりと褒める・・など、
分かりやすく「正解」と「不正解」を提示してあげるのも
良いのではないかと思います。

「常識だから」とか「できて当たり前だから」などと
飼い主さんの価値基準で判断せず、
犬に対し、どうしたら自分にとってメリットがあると気付いて貰えるか?
今までのメリット以上のメリットを感じて貰えるか?と、
犬の気持ちや考えを基準にして
教えてあげるようにしてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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