普通にできないの?

 2017-06-29
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「普通にできないの?」と言う言葉は、
子供の頃、親から言われた事もあると思いますし、
自分もつい、言ってしまったり、
心の中で思ってしまう事もあるのではないかと思います。

例えば、他の犬達は良い子でお座りをしているのに、
自分の犬だけピョンピョンと飛び跳ねていたり、
他の犬達が仲良く遊んでいる中、自分の犬だけ
一人でフラフラと地面の匂いを嗅いでいたりすると、
つい、自分の犬に対して、
「その場の空気を読んで、大多数に合わせ、
 無難にやり過ごしなさい」と意味で
言ってしまう事もあるかと思いますが、
犬からしてみれば、そもそも「普通」が分からないから
自分の思うように行動しているのだと思いますし、
その「普通」を飼い主さんに教えて貰ったか?と言うと、
「ダメ!ダメ!ダメ!」と行動を否定されるばかりで
「正解」を教えて貰っていない・・
と言う事もあるのではないかと思います。

対人関係において、他者と違ったり、劣っていたりすると、
上下の関係で「下」として扱われ、
そのレッテルを長く貼られ続けてしまう事もありますので、
つい、「飼い主としての自分」を周りがどう見ているか?が気になり、
「みんなと同じようにしなさい」と思ってしまいますが、
自分も子供の頃、そうした言葉で傷ついた事があるとしたら、
他の犬と違う事を「ダメ」とか「イケナイ」と考えるのではなく、
その子の「個性」として受け入れてあげるのが良いのではないかと思います。

沢山の犬を預かり、育てている「犬の一時預かりさん」などは、
本当に色々な子を見てきていますので、
同じ犬種、同じ年齢でも体格や体重、性格や好みなどに違いがあり、
「普通」の幅が凄く広いと思いますが、
多くの飼い主さんは、自分の犬しか育てた事がなかったりしますので、
「普通」の範疇が狭くなってしまい、
他の犬と違った所ばかりが気になり、不安になってしまうのかもしれませんが、
犬だって自分らしく行動すると怒られ、
「他の犬と同じようにしなさい」と型にはめられてばかりいたら、
嫌になって飼い主さんの言う事を聞きたくなくなってしまうと思いますので、
自分の犬の「他の犬と比べたダメな所」を探すのではなく、
「良い所」を探して声をかけてあげるのが良いのではないかと思います。

勿論、他の犬と協調性が無かったり、
「思いやり」や「優しさ」がなかったりずる場合は「個性」と片付けるのではなく、
他の犬と仲良くなれるように・・
社会のルールに合わせられるようにサポートをしてあげる必要もあると思いますが、
その為には飼い主さんが犬に対して「注意」や「叱り」ばかりをするのではなく、
「褒め」や「オヤツ」を使って分かりやすく「ルール」や「正解」を教えてあげ、
「良かったね」とか「楽しいね」と笑顔で声をかけてあげるようにして、
協調性や感受性を育ててあげるようにしてみるのも良いのではないかと思います。

「他の犬と違っている」など自分の犬に対して
強く「普通」を願ってしまうのは、
飼い主さん自身、自分に対して「劣っている」と言う意識が強いからかもしれません?
なので「ありのままの犬」を受け入れてあげる為にも、
まずは飼い主さん自身が「今の自分」を
受け入れる勇気を持つ必要もあるのではないかと思います。

勿論、「今の自分を受け入れる」と言う事は
「劣っていても良い」と諦める事ではなく、
まず、ありのままの自分を受け入れてそこから、
「より良い自分をなれる為の行動」を模索して行くのが良いと思います。

そうして「他人の価値観」で犬を見るのではなく、
「自分の価値観」で犬を見るようにしてみると、
他の犬がお座りをしている中、自分の犬だけが跳んでいても、
「積極的に頑張っている」と思えるようになると思いますし、
他の犬と混ざらずに自分の犬だけ地面の匂いを嗅いでウロウロしていても
「他者に流されず自分の中の探究心を追求できる集中力のある子」
と思えるようになると思いますので、
他の犬と比べて「ダメ!ダメ!」と言って犬を育てて行く事を考えたら、
犬の良い所を探しつつ、他の子と楽しく、仲良く過ごせるように、
サポートしてあげるようにした方が良いと思いますし、
そうして飼い主さんが犬に対して「自分の考え」を押し付けるのではなく、
犬との「協調性」を考えるようにしてみると、
犬の方も「協調性」が育ってききますので、意外と押し付けていた時よりも
色々な問題が解決して行くのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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