上下と勝ち負け

 2017-04-11
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仕事を任せるとソツなく完璧にこなすけど、
人に仕事を教えるのが下手・・
と言う人って意外と多いのではないかと思います。

努力をして結果を出すのが当たり前で、
それで、今の地位や信頼を手にしてきたと思っていると、
部下や後輩に重要な仕事を任せられないので、
結局、自分が代わりに全部、やってしまう・・
と言うか、やらせようとしない・・

そうして、なんでもかんでも自分で抱え込んで、
仕事を教えようとはしない癖に、ある一定の時期が来ると、
「もう、○ヶ月、経ったからできるでしょ?」と、
急に結果を求めたりしてくるけど、
それまで見せるだけで、丁寧に教えたりはしてこなかった為、
部下や後輩にできるハズも無く・・・
結果、再び自分で抱え込んで
「疲れる」とイライラしだしたり・・

でも、犬の飼い主さんの中にも
こう言うタイプの人は居たりします。

犬に任せられない・・
犬にはできるハズがない・・
と思っていて、全部、自分でやってしまうので、
犬は何も分からない・・
でも、同い年の周りの子達が
ドンドンと自分の犬にはできない事が
できるようになってくるのを見ると焦ってしまい、
「もう○歳なんだからできるでしょ?」と、
急に犬に結果を求めるものの、
犬にはできるハズも無いので、
イライラしてしまったり・・

そんな風に小さい頃から
「努力をする事」が当たり前だった飼い主さんほど、
犬にも努力する事を求めてしまい、
「教えたのになんでやらないの?」と、
他者の気持ちが分からなかったりする事は多いですが、
そう言う時は「なんでやらないの?」と上から目線で教えるのではなく、
「どこが分からないのだろう?」とか
「どうしたら分かるように伝えられるのだろう?」と、
分からない人の位置まで下りて行って
教えてあげる事が大切になってくるそうです。

日本の教育現場や職場は先生と生徒・・
上司と部下と言う縦社会です。

でも、「教える側」と「教えられる側」・・
「与える者」と「与えられる者」と言う違いはあっても、
人間としての価値は同じだと言う事は忘れてはいけないそうです。
学生から学べない先生の話は学生に大きな影響を与える事はできませんし、
患者から学んでいない医師の治療も大したものではないそうです。

つまり、一方だけが与えているだけ・・とか、
片方だけが得をしている・・など、
一方通行のコミュニケーションではなく、
相互に関係しあっているからこそ学びがあり、
価値があると言う事だそうです。

犬と飼い主と言う関係の中においても、
違いはあってもどちらが上とか下とか言う事はなく、
どちらの価値も等しいと考えてみる。

しかし、日常において
「周りの人達には負けたくない・・」
「自分を下だとは思われたくない・・」
「認められる為には結果を出さなくてはならない」
「自分より下の人に大事な事を任せられない・・」
「自分よりも下の人の言う事なんて聴く必要は無い・・」
「結果を出して、自分の価値を証明したい・・」

と言うような「上下関係」や「勝ち負け思考」で物事を考えていると、
その思考が抜けずに、犬に対しても、
なにかある度に、上か?下か?と権力争いをし、
勝ちか?負けか?と目先の勝負にこだわって、
将来を考えた広い視野で物事を考えられない・・
と言う事もありますから注意が必要です。

「自分の犬を他の犬と比べてしまう」
「周りの飼い主さんから自分はどう見られているか気になる」
「犬に任せる事ができない」
「なんだか自分だけが
 凄く大変な想いをしている気がして空しくなる」
など、そうした問題や悩みを抱えている飼い主さんも多いですが、
でも、その悩みって「上下関係」や
「勝ち負け思考」から来ているのではないでしょうか?

勿論、急に上下関係や勝ち負け思考を捨てろと言われても無理ですし、
人間は群れで生きる動物なので、
他者を意識し、自分と比べてしまうのは仕方が無い事でもあるみたいです。
他者に負けたくないと言う気持ちが凄い力になる事もありますが、
そればかりだとバランスを崩してしまいますので、
他者との「協力」や「共有」などを考えて行くと、
犬とも良い協力者、共有者となっていけるので、
お互いの生活もより良いものになっていくのではないかと思います。(^▼^)ノ
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