犬の「抑制機能」

 2017-01-15
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仔犬の頃はまだしも、犬も成犬に近づくにつれて
「やっていいこと」と「やってはいけないこと」を
学ぶ必要があると思います。
例えば
「相手を傷つけてはいけない」とか
「他の犬が遊んでいるモノを勝手に奪わない」など、
社会生活を上手に生きていく為には
「抑制機能」を働かせる事が重要になってくるそうです。

仔犬の頃は集中力が低く、
一つの事を持続して行う事は難しいですが、
1歳を過ぎた辺りから段々と周りに影響されなくなり、
自分の気持ちや考え・・
興味を持ったものに集中できるようになる事は多いそうです。
これを「選択的注意」とも言うそうですが、
自分の気持ちや考えに沿って行動を実行できる機能・・
「実行機能」が育まれると共に
目的の為に自分の気持ちや考えを抑制する機能・・
「抑制機能」も育まれて行くそうです。

人間もそうですが、目標に向かって準備をし、
手順に沿って仕事やスポーツなどに熱中して行くと、
段々と周りの音が聞こえなくなる・・
これが「実行機能」と「抑制機能」だそうですが、
飼い主さんの話を聞いたり、
他の犬の真似をする為にも
「抑制機能」は必要になってくるそうです。

「おやつが欲しい」と言う目的の為に
飼い主さんの言う事に集中すると、
普段は気になる犬が横に居ても気にならなくなったり、
相手の犬と上手にコミュニケーションを取る為に
自分の気持ちをコントロールするなど、
「抑制機能」は犬が社会の中で上手に暮らして行く為には
欠かせない能力となっているそうです。

しかし、「抑制機能」が低いと、急に怒り出したり、
相手の犬の匂いをしつこく嗅ごうとしたり・・
あるいは、不自然な程、ビクビクしたり、
吠え出すと何十分も吠え続けたり・・と、
自己中心的で自分の感情の切り替えが
ヘタになってしまう事も多いみたいです。
逆に感情をあまり表に出さず、
気持ちに抑揚がなくて遊んでいても楽しいのかどうか?
ちっとも分からない・・など、
「抑制機能」は単に我慢する為の機能ではなく、
目標に向けて計画的に行動するための脳機能なので、
その機能の働きが弱いと、
積極性も失われてしまうみたいです。

急に怒り出したり、しつこく何かを求めたり、
不自然にビクビクしている子は、
周りの犬も距離を置こうとするので社会生活が難しくなりますが、
飼い主さんも
「こう言う子だから仕方がない」とか
「ウチの中では問題を起こさないからそれで良い」とか
「いつまでも赤ちゃんみたいで可愛い」と、
困りながらも特に何かしらの行動をしたりはしない・・
と言う事も多かったり・・

勿論、「そのままの犬を受け入れる」と言う事は大切です。
でも、その犬のペースに合わせて、ルールや我慢を教えてあげ、
「抑制機能」を伸ばしてあげて、
社会の中でも過ごしやすいように
サポートをし続けてあげる事も重要ではないかと思います。

感情をコントロールする為の「抑制機能」大切です。
周りと調和を保つ為にも必要ですし、
「楽しい事の為に我慢する」とか
「怖いけど頑張れた」など、
犬が自分自身に対して肯定的な評価を得る為にも
大切な能力だそうです。

では、具体的にはどうしたら良いか?と言いますと、
おやつをあげる前に
「待て」や「お座り」などを行うのも
良いのではないかと思います。

「待て」や「お座り」を教える事で、自分の感情を抑制しつつ、
飼い主さんの事をよく見る能力が育ちます。

優しい飼い主さんのもとでは「ルール」が曖昧になりがちです。
しかし、それを理解し、守る努力をする事を覚えないと
「抑制機能」は育まれず、
可愛い我が子が社会の中で
苦労する事になってしまう事も多かったりするのです。

犬が吠えて自己中心的な行動を取ると、
つい、「犬の感情」を悪者にしてしまいがちですが、
「感情」を悪者にして抑え付けたりするばかりではなく、
犬が自分の感情と上手に付き合えるようにさせてあげる為に
「実行機能」と「抑制機能」を育ててあげるようにしてみるのも
良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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