消去

 2016-12-05
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犬も飼い主さんも変わる為には、
犬にレッテルを貼らない・・
自分にレッテルを貼らない・・
と言う事が大切になって来るそうです。

「この子はこうだから」とか「私はこう言う人間だから」と、
自分で決めた枠に犬と自分を押し込めて終わりにするのではなく、
「人も犬も変われる」と考えるようにしてみる・・

では、どうやれば、人も犬も変われるのか?と言いますと、
基本的には、「強化」「弱化」「消去」と言った条件付けで
人と犬の行動はコントロールする事ができるのだそうです。

ちなみに
「強化」とは、
ある行動をした直後に・・・
「良い事(メリット)がある」とその行動の頻度は上がり、
「弱化」とは、
ある行動をした直後に・・・
「嫌な事(デメリット)がある」とその行動の頻度は下がる
と言う感じです。
この辺はまぁ、当たり前と言った感じですが、
面白くて、興味深いのが「消去」で、
「消去」とは、
ある行動をした直後に・・・
「良い事も嫌な事も起こらない」と言う事です。

「消去」も最終的には行動の頻度は下がり、行動は消去されるものの、
その行動にメリットを感じていたり、
その行動に自信を持っていたりすると、
一時的に行動の頻度が
物凄く上昇する(バースト)と言う現象が起きる所にあります。

犬のしつけで言うと「無視」に当たると思いますが、
犬の吠えに対して「無視」をし始めた時も
最終的には吠えの頻度が下がるものの、
「無視」をはじめたばかりの頃は、
飼い主さんの気を引こうと一生懸命に犬は吠える為、
かえって犬の吠え声が強くなったり、頻度が急上昇したりして、
飼い主さんの方が「無視は通じない」とか「役に立たない」と、
早々に犬の吠え声に反応してしまう事も多いですので、
「無視」(消去)と言うやり方を選択する時は、
もう少し、丁寧に学んでから行う方が良いのではないかと思います。

逆に言うと「消去」が犬の行動改善に対し、
大きな力を与えてくれる事も多いです。
例えば、人間の愛情を貰って当たり前と言う犬が、
大勢の犬と共に暮らす事によって貰える愛情が減った・・
あるいは消去した場合、最初は飼い主さんの愛情欲しさに
大きな行動の問題を起こしたり、
逆に不貞腐れて気を引こうとしたりしますが、
それでも、人間の注目を受けられない(愛情がもらえない)と、
今度は頑張って飼い主さんの愛情を貰おうと他の子の良い行動を真似したり、
一生懸命に愛情を得ようと努力したりしだす事は多いです。

しかし、それでも、愛情が貰えないと分かると、
人間に対して諦めてしまいますので、
犬が一生懸命に努力している時はきちんと応えてあげる・・
努力に対する良い結果を与えてあげる事が大切ですが、
意外と多くて危険なのが、、
知らず知らずのうちの「消去」だったりしますので注意が必要です。

例えば、「オテ」や「オスワリ」など、
最初は、褒めやオヤツなどで行動を「「強化」していたものの、
次第に「できて当たり前」と、褒めもおやつも与えなくなる・・
人間で言えば、親に褒められたくて勉強をし、良い子でいるのに、
親が「それが当たり前」として、子供の努力を見もしなければ、
それは無視・・「消去」となりますので、
子供も犬も、その行動をしなくなってしまうのと同じです。

犬が言う事を聴かない・・
命令をしても無視をする・・と怒ったり、悩んだりする前に、
自分が知らず知らずのうちに「消去」を選択してしまってはいないか?
と振り返ってみる事も大切ではないかと思います。(^▼^)ノ
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