思いやりのある犬に

 2016-12-02
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人間は皆、赤ちゃんの頃は何もできませんので、
誰かに世話をして貰わなければ生きてはいけません。

自らの「欲求」から大声で「泣く」と言う行為をすると、
誰かが来て欲求を解消し、不安を満たしてくれる・・
食事に入浴、着替えなど、
沢山の「やって貰う」と言う時間を過ごす事で
子供の心の中に「愛」と「信頼」が芽生えるのだそうです。

そうして、子供は「自分がやって貰った事」を心に刻み込んで、
いつか誰かに「やってあげる」準備をする・・
充分に愛されてこなかった人が誰かを愛する事ができないように・・
「できる」と信じて貰えなかった子が
自分を・・誰かを信じる事ができないように・・
人は沢山の「やって貰う」と言う時間を受ける事で、
はじめて他の人に「やってあげる事」ができるようになるのだそうです。

また、そうして、「やって貰う」と言う経験を積み重ねて行くと、
今度は「自分でやりたい」と言う気持ちも芽生えてくるそうです。

まぁ、下の子が生まれた事で親の意識が下の子に集中し、
今まで、できていた事ができなくなったり、
親に「やって、やって」とせがむようになるなど、
「赤ちゃん返り」をしてしまう兄や姉も居ますが、
通常、2歳ぐらいになると、子供は「自分でやる」と、
親の手出しを嫌がるようになるそうです。

そうして、「自分でやる」と言う事に動き出した子供は、
「親の過干渉」などの邪魔が入らなければ、
集中して学び続ける事で、どんどんとできる事を増やして行きます。

また、自分でできるようになった子供が次に目指すのが、
「人の為にやる」とか「人にやってあげたい」と言う事だそうです。

人間は誰しもが「誰かの役に立ちたい」と思っています。
自分が誰かの・・・何かの役に立てた・・
と実感できるのは嬉しいものですから、子供が成長し、
お手伝いができるようになったら、沢山、手伝って貰うのが良いそうです。

勿論、「やっておきなさい」とか「やって当たり前」と言うのではなく、
親が子供に対しても「お願いします」と依頼し、
やって貰ったら「ありがとう」と、
きちんと感謝の気持ちを伝える事が大切です。

親によっては、子供にやって貰っても満足できない・・
時間がかかってイライラする・・など、
子供の手伝いに否定的になってしまいがちですが、
例え、出来栄えが親の望む水準に達してはいなくても、
親がまず、子供に対して「ありがとう」と感謝の言葉を伝える事で
子供は他の「誰かの為」に動ける子になりますし、
子供が大人になり、親になった時に
無条件で自分の子供を愛する事ができるようになるそうです。

そして、これは犬にも言えるのではないかと思います。
人も犬も「家族」で生活をします。

人間が「誰かの役に立ちたい」と思っているように、
犬も「誰かの役に立ちたい」と思っているように感じられます。

まだ、できない犬のサポートをしたり、
成長段階の仔犬の相手をしてあげたり・・

勿論、積極的に関わろうとしない犬も居ますが、
だからと言って攻撃的か?と言うと、
自分の方が移動する事で不安を感じている犬・・
暴れまくる仔犬をスルーしてあげたりする事は多いですし、
何よりも「ありがとう」と飼い主さんから言われた時に
「嬉しい」と感じてくれるのは
自分も役に立ちたい・・
自分も必要とされたい・・
と言う気持ちが少なからずあるからではないかと思います。

しかし、中には「思いやり」が感じられない・・
ちょっとした事で、
すぐに「キレ」てしまう犬も居たりします。

でも、どうしてそうなのでしょう?
個人的には、「やってもらう時期」にやって貰えなかった為、
人や犬に対して諦めてしまっているから・・
あるいは、
犬に「自我」が芽生え、
「自分でやりたい」と思った時期に
飼い主さんが「できるハズがない」と思って、やらせて貰えず・・
何でも飼い主さんがしてあげてしまったせいで、
「自分でできる」と言う経験をしてこなかった為、
「誰かの役に立ちたい」と言う気持ちが芽生えていなかったり、
飼い主さんがくれる愛情が「何かができたら」とか
「飼い主を満足させたら」など、常に「条件付き」である為、
無条件の愛情を知らず・・「誰かの役に立ちたい」とか
「誰かに優しくしてあげたい」と言う気持ちが持てない・・
と言う事もあるのではないかと思います。

犬に「思いやり」のある子になって欲しい・・と願うのであれば、
まずは飼い主さんが「サポート」と「見守る」の使い分けを考えたり、、
「誰かの為に・・」と、これまでとは違う「コミュニティー」に
積極的に参加してみるようにしてみるのも良いと思いますし、
もし、
「私があなたのお手伝いをしますから私を愛して欲しい」とか
「私はこんなに色々な事を知っていて、スキルもありますら
 自分の存在を必要として欲しい」と言う風に
飼い主さんが誰かに対し「条件付けの愛情」を求めてしまっているとしたら、
犬を無条件に愛し、「思いやり」のある子に育てて行く為にも
自分の行動に対して「見返り」を求めない・・
と言う風に考えてみるようにしてみるのも
良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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