「飼い主」と言う環境

 2016-11-05
DSC00337.jpg 
自分の犬が他所の犬を見ると吠えてしまったり、
逃げてしまったりするので、
できれば他の子と同じように犬同士で仲良くして欲しい・・
遊んで欲しい・・と願っている飼い主さんは多いと思います。

しかし、飼い主さんはそう願っている一方で、、
実際の行動はどうか?と言いますと、
「自分の犬が吠えてしまうから・・」と、
他の犬を見ると逃げてしまったり、
「自分の犬が怖がるから・・」と、
犬が多く集まる所には寄り付かなかったりするなど、
自分の犬が他の犬と関わって経験を積む機会を
避けてしまっている事も多かったりするみたいです。

「もし、自分の犬が吠えてしまって、
 相手の飼い主さんに迷惑をかけてしまったら・・」

「もし、相手の飼い主さんがフレンドリーに話しかけてくれたのに、
 うちの犬が逃げてしまう事で
 相手の飼い主さんに不快な思いをさせてしまったら・・」

そんな風に自分の犬には
「よその犬と仲良くなって欲しい」と望んでいるのに、
飼い主さんは「知らない飼い主さんと話すなんて緊張してしまう・・」とか
「相手に何か不快な思いをさせられたり、
 笑われたり、注意されたり、バカにされたりするのは嫌・・」
と対人関係を避けてしまっていたら、
「犬がよその犬を見ても大丈夫になってから犬に近づけよう」
と思っていたとしても、、
犬はコミュニケーションスキルを学ぶ機会を得られない為、
いつまでも犬同士のご挨拶が上手にならない事は多いと思います。

人間だって、最初から友達と上手に付き合えるようになるワケではありません。
保育園や幼稚園・・小学校などで喧嘩したり、仲直りしたりする中で
少しずつ、友達と仲良くする為にガマンする事を覚えたり、
相手の気持ちを想像できるようになったりすると思います。

そんな風に「コミュニケーション」は
沢山の失敗の中から学んで行くものなので、
「吠えないように・・」とか「失敗をさせないように」としてしまうと、
犬と会わせる事ができなくなってしまうので、
結果として、コミュニケーションの練習ができなくなる・・
練習ができないからコミュニケーションは上達せず・・
コミュニケーションが上達しないから、
犬を見るといつまでも逃げたり吠えたりしてしまう為、
飼い主さんも犬を避けるようになり、
コミュニケーションも上達しない・・
と言う悪循環に陥ってしまうのではないかと思います。

犬は本もテレビも見ませんし、見ても理解はできません・・
実際に体験した事・・
実体験の中からでしから学べないのです。

そして、犬は人間社会の中で自由には行動できず、
基本的にその経験は飼い主さんを介してしか得る事はできません。

飼い主さんがよその犬に会わせるか?会わせないか?
犬がいくらそれを望んだとしても、
飼い主さんがそれに同意しなければ、
犬は経験を得る機会すら与えられないのですから、
「飼い主」と言う環境によって
犬が得られる「学びの機会」が
大きく左右されてしまうと言う事を
自覚する事も大切ではないかと思います。

実際、他の飼い主さんともよく遊びに行くような
フレンドリーな飼い主さんが連れている犬は
よその犬に慣れていて犬を見ても動じない事は多いですが、
飼い主さんが人見知りで引っ込み思案で、
新しい事にチャレンジする事が少ない場合、
犬もよその犬に対して怖がりになったり、
逆に相手の犬に対して自分勝手に行動し過ぎて嫌われてしまう・・
と言う事は多かったりします。

お散歩中、犬があっちに行きたいと思った時、
行かせるか?行かせないか?
犬が要求吠えをした時、
それに応えるか?応えないか?
「正解」と「不正解」
「して良い事」と「しては行けない事」
飼い主さんが何を望み・・何を不要とするか?
何を許し・・何に制限を与えるか?
無意識にしろ、意識的にしろ、
自分の考えや判断、
行動が犬にどう言う影響を与えているか?与えていたか?
まずは「飼い主としての自分と言う環境」について
考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
カテゴリ : トラックバック(-) コメント(-)
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫