どっちを選んでも良い事がなかったら?

 2016-06-03
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「子供の頃、悪い事をしたバツとして、
 裸にされて家の外に追い出された」
と言うツイートに対し、
「僕も」「私も」と多くの方が
同じような体験をしてきたみたいです。

日本では、
バツとして「子供を家の外に出す」と言う事が多かったですが、
アメリカでは逆に「家の中に居る事」を命じられるそうです。
勿論、そこには日本との安全面の違い・・
「子供を一人で外に出すなんて危険過ぎる」
と言う事もあるとは思いますが、
家の外に出しても、
自由に遊びに行ってしまうのでバツにならない・・
と言う意味合いも強いみたいです。

まぁ、その点、
裸にしてしまえば何処にも行けないので
子供は困るしかないですが、
もし、アメリカでそんな事をしたら、
大変な罪になるでしょうし、
勿論、日本だって、今、そんな事をしたら
虐待として大変な事になると思います。

でも、「子供を家の外に出す」と言うように
一時的に「家族」と言うグループから外す・・
と言うようなしつけ方は犬を育てる時にも
知らず知らずのうちに使っている事は
多いのではないかと思います。

例えば、ドッグランで犬を呼んでも帰ってこない時など、
「ママ、帰っちゃうよ!」と言って、
ドッグランから出るフリをしたり・・・

でも、その方法は、飼い主さんと離れるのが
嫌な子には効果的ですが、
中には、全く気にしないで、
他の犬と遊び続ける犬も居て、
そうなると、飼い主さんの方が情けないやら、
恥ずかしいやらで、つい、大声で呼んで、
追いかけて捕まえようとしてしまったり・・

でも、そんな風に
飼い主さんが「行っちゃうよ」と言いつつ、
実際には行かない上に、
「おいで!」と強い口調で呼んで、
来なければ、もっと強い口調で怒られ、
来たら来たで
「なんですぐに来ないの!」と叱られ、
リードを付けられて楽しい時間を終わりにされてしまう・・

そんな風に、飼い主さんの命令に対し、
従っても、従わなくても怒られる・・
と言う矛盾があり、
でも、それに対してどうする事もできず、
応答しなければならない状態を
「ダブルバインド(二重拘束)」と言うそうです。

家を追い出された子で言うと、
「外に出てなさい」と家から追い出されたにも関わらず、
家から離れて遊んでいると、
「どこへ行ってたの!?」と、怒られたり、
悪い事をした時に「本当の事を言いなさい!」と言われて、
本当の事を言ったら叱られ、
本当の事を言わなくても叱られる・・
と言うような状況などは、
分かりやすいのではないでしょうか?

母親などは、よく、子供に対して、
子供が言い訳をすると、
「言い訳をするんじゃない
 そんな事を言うのは反省していないからよ」と言い、
子供が黙っていると、
「なんとか言いなさい、
 口が無いの? あなたは」
なんて言う風に「あと出しジャンケン」のように
何をしても・・言っても叱る・・と言う事をしがちですが、
それでは、子供は「何が正解なのか?」を理解する事はできません。

勿論、いつもではなく、気分が落ち込んでいたり、
時間が無くてイライラしていたりすると、
つい、そうした対応をしてしまうのだとは思いますが、
そう言う事があまりにも多い場合、
子供は大人になってからも
他者に対して不信感を抱くようになったり、
相手の言葉通りの意味しか理解できず、
「言葉の裏を読む」と言う事ができなくなったり、
あるいは、コミュニケーション自体、
避けるようになってしまう事もあるそうですから、
「どちらを選んでも悪い事しか起きず、
 それを避ける事もできない」
と言うような状況や環境を
作るのは止めてあげた方が良いと思います。

自分の言う事を聞かせる為・・
相手が間違っていて、自分は正しいと分からせる為・・
不安やストレスなどから
「怒る事」を目的とした教え方や接し方は相手に不信感を与え、
コミュニケーションに対する
苦手意識を植え付けてしまいかねないので、
「叱る」のはどう言う理由でからなのか?
どう言う「目的」で叱るのか?
を考えてあげる事も大切だと思います。

まぁ、どちらにしても
「バツ」を主体にした教育は
犬の自主性を下げてしまいますので、
「どうしたら犬が積極的に
 良い行動をしてくれるようになるか?」
を考えて育てて行ってあげるのが良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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