厳しく育てれば「イイ子」に育つわけではない

 2016-06-02
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小学校6年生の男の子が、
突然、他人の自転車に乗って家に帰ってきた・・

母親としては、
「小さい時からイイ子だった子がどうして!?」と驚き、
「なんでそんな事をしたの!?」と問い詰めますが、
子供の方は、
「だって、鍵がかかってなかったんだもん・・
 きちんと鍵をしていないのだから
 乗って行かれても仕方が無いでしょ?」
と悪びれた様子も無い・・

ビックリするようですが、こう言うケース・・
意外と多いそうです。

では、この男の子がどうしてそう言う行動をしたのか?
想像できますか?

この男の子は、親からいつも、
「きちんとしなさい」と厳しく言われてきたそうです。
「きちんと片付けないとみんな捨てちゃうわよ」と言われ、
片付けをし忘れると、
「片付けないあなたが悪いんだからね」と、
本当に大切なおもちゃを捨てられてしまったり・・

そうして、「間違い」や「失敗」をした時に、
間違いや失敗をした子供の気持ちを考えたり
「同じ間違いや失敗しない為にはどうしたら良いか?」
を一緒に考えるのではなく、
「きちんとしていないあなたが悪い」と結果だけで判断し
「×」をつけてしまう・・

それでは、子供の気持ちを考える(気持ちを寄せる)事もないので、
子供は親から冷たく言い放たれた感じがしますし、
「どうしたら良いか?」を一緒に考えて貰えず、
悪い結果から自分で考え、どうにかしなさい・・
と言う「自業自得」的な教え方をされても、
「何をどうしたら良いか?」も分からないので、
段々と失敗しそうな事はやらなくなり、
親への不信感ばかりが大きくなってしまったり・・

つまり、自分が優しくされていないので、
「きちんとしなかった相手が悪い」と言う理由をつけて
自分を正当化し、
「自転車を盗まれた相手の気持ちを考える」と言う風に
他人に対して優しくする事ができないし、
優しくされていないので、
「優しくしてよ・・」とか、
「優しくしないと問題行動を起こすよ」と言う、
「脅し」と「SOS」の意味を込めて
他人の自転車を盗む・・
と言う行動に出たのではないかと思います。

まぁ、でも、この辺りは
男の子だからわりと早く母親に対する反発が出たし、
ある意味で分かりやすいアピールのような気がしますが、
女の子の場合は、もっと反発が遅く、
「他者に対する陰湿なイジメ」など、
表面化し難い行動の問題になりそうな気がしますので難しそうです。

ただ、問題はこの男の子の反発に対し、
母親がどう言う対応をするか?だと思いますが、
このケースでは、結局、叱り付けて子供の心の叫びを
見ようともしなかったそうですから、
この後の親子関係が心配になりますが、
「イイ子」に育てようと
「きちんとしなさい」とか「ちゃんとできたの?」と、
厳しく育てれば「イイ子」になるか?と言うと、
親から愛情や優しさを受け、
自分の存在を肯定され、尊重されていなければ、
相手の気持ちを思いやる事ができる優しい子には育たない・・
と言う事ではないかと思います。

勿論、それは犬を育てる時も同じだと思います。
犬が間違いや失敗をした時に
飼い主さんが「ダメ」とか「イケナイ」と否定したり、
行動を止めてばかりで、
間違いや失敗をした犬の気持ちを考えたり
「同じ間違いや失敗しない為にはどうしたら良いか?」
を一緒に考えず、
「きちんとしていないあなたが悪い」と結果だけで判断し
「×」をつけてしまってばかりいたら、
飼い主さんへの不信感は大きくなり、反発が増え、
他者に優しくする事ができない子になってしまいかねないので、
犬が行動の問題を起こした時は、
結果だけで判断するのではなく、
「どうしてそう言う行動をしたのか?」と気持ちを寄せてあげ、
「何が分からないのか?」
「どうしたら同じ間違いや失敗をしないようになるのか?」
と、共有の問題として一緒に考え、
優しく教えてあげるようにしてみるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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