愛情の段階

 2016-05-28
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犬の行動に問題が起きた時、
「自分の考え方や育て方に問題があったからかも?」
と思える飼い主さんは少ないそうですし、
さらに言うと、気づけたからと言って、
そこから自分の考え方や育て方を変えて行けるか?と言うと、
変えられなかったり、変えようとは思うけど、
変えようとする努力をし続けられない・・
と言う飼い主さんの方が多いのではないかと思います。

自分の行動を振り返り、
「こんなに可愛がってきたのに・・」とか、
「この子の為を思って頑張ってきたのに・・」と、
愛情が伝わらないのは犬の方に問題がある・・
としてしまう事も多いと思います。

勿論、関係性は双方向で作られますから、
飼い主さんが一方的に悪いわけでも・・
犬が一方的に悪いわけでもなく、
「誤解」や「すれ違い」が生じた結果だと思いますが、
では、その「誤解」や「すれ違い」がどこから来ているか?
と言いますと「愛情」に対する認識・・
「愛情の与え方」に要因があるのかもしれません?

「愛情を与える」・・
一番、分かりやすいのは「可愛がる」だと思いますが、
「可愛がる」と言うのは、
「カワイイ、カワイイ」と一方的に愛情を注ぐ事・・

飼い主さんの気分で犬を撫でたり、抱きしめたり、
遊んだり、食べ物を与えたり・・
でも、犬も成長して自我が芽生えてくると、
犬が無視をしてきたり、言う事を聞かなかったりと、
そうした態度をしてくる事も多いです。

そんな時、
「あんなに素直で可愛い子だったのに」と
怒って大声を出したり、
「きっと聞こえていなかったからね」と、
現実を見ないようにして、
お互いに傷つかない距離を保とうとしてしまう事も
あるかと思いますが、
それは、飼い主さんがまだ、「可愛がる」の段階で
止まってしまっているからかもしれないそうです。

犬は成長してくると、
身近な存在である飼い主さんに対して、
無視をしたり、反抗をしたりして試して来る事は多いです。

外では物凄くビビリで飼い主さんの事を頼るのに
家の中では言う事も聴かずに好き放題・・
と言うのは、飼い主さんの事を信じているから・・
反抗したり、無視をしたりしても怖い事や酷い事をしない・・
と分かっているから、試してくれているのです。

人間の子供でも、
よそのお母さんには言わないのに、
自分のお母さんにだけ、生意気な口を聴いたり、
テレビで覚えた悪い言葉をまず、親で試したり・・
と言う事はあったりするみたいですが、
それと同じだと思います。

勿論、だからと言って、それを許してばかりいると、
「飼い主さんの言う事は聴かなくても大丈夫」と、
ルールもマナーも守れない子になってしまうので、
犬の成長を認めつつも、
「ダメなものはダメ」としてあげるべきだと思います。

つまり、大切な事は犬が無視をしたり、
聞こえないフリをしたり、反抗をしたとしても、
「犬に嫌われないようにしよう」とか
「犬に好かれる為に頑張ろう」とするのではなく、
「自分の犬は何を伝えたいのだろう?」とか、
「どうしたら犬が楽しく、分かりやすく理解して貰えるだろう?」
と、犬の事を思って行動してみるのが良いと思います。

それが「可愛がる」の次の段階・・
「愛する」だそうです。

犬が自分の嫌がる事をすれば怒る事もあるでしょう・・
でも、「愛する」が土台になっていれば、
自分の怒る気持ちもまた「愛おしい」と思えるようになる。

見返りを求めない無条件の愛情・・
「与える愛情」ならば、
例え、犬がすぐに気持ちを理解してくれなくても傷つきはしない・・

まぁ、とは言え、人間ですから、
いつも、いつも、ベストな「心の状態」ではいられないと思いますが、
だからと言って、自分を卑下するのではなく、
「良い部分も悪い部分も両方、あって自分なのだ」と、
ありのままの自分を受け入れるようにしてみると、
段々と犬の良い部分も悪い部分も受け入れられるようになり、
さらに深く、犬の事を愛せるようになるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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