喧嘩も学びだと考えてみる

 2016-04-17
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子犬の頃は、食べている途中でも食べ物を渡してくれたり、
道端で拾ったおもちゃを渡してくれたりする事もできたのに、
1歳を過ぎた辺りから、急に差し出した手を避けるようになったり、
強引に取ろうとすると、唸るようになったり・・
など、「悪い子」になったように感じてしまう事も多いと思います。

でも、これは、「自我」が芽生えてきたから・・
「自分の所有物」と言う意識が強くなってきたからであって、
決して「悪い子になった」と言うわけではありません。。

人間だって、小さい頃は
「自分」と「他者」と言う概念すらなかったのに、
成長し、渡したモノを返して貰えなかったと言う経験をし、
それを理解できるようになると、
次からは渡す事に対して警戒するようになると思いますし、
ある意味、犬も先の事を予測できるだけの知能・・
過去の経験をフィードバックできる記憶力が育ってきた・・
脳と心が成長してきたからこその反応であり、
行動であると思いますから「自分の思い通りにならない」と腹を立てるよりも、
自分なりの考えや判断ができるようになった事を喜んであげた方が良いと思います。

人間の子供でも、保育園に通うようになった頃から、
おもちゃの取り合いなどが非常に多くなるそうです。
でも、だからと言って「喧嘩はダメ」と、
喧嘩をする前から喧嘩をする事を止めてしまってばかりいると、
お互いの「我」と「我」がぶつかった時の解決法・・
納得できる妥協点・・
「折り合い」を学ぶチャンスを失ってしまう事になるので、
先生も子供達にケガが起きないように気をつけつつも、
あえて「見守る」ようにする事は多いのだそうです。

「じゃんけん」で決めたり、
「順番」を決めたり、
「譲り合い」をしたり・・
子供同士は子供同士なりに考え、
話し合い、解決して行くそうですから
「こんなに小さい子供には無理」と
決めつけない事は大切みたいです。

でも、それに比べると、
飼い主さんの多くは、早々に「無理」だと決めつけて、
犬同士の「我」と「我」のぶつかり合いを
避けてしまう事は多いように感じます。

そうして、他者とのやりとりの経験を奪われた結果、
犬は何歳になっても、他者とのコミュニケーションが苦手なまま、
自分勝手に行動して怒られたり、嫌われてしまったり・・・
あるいは、怖くなって逃げ回ってしまったり、
「近寄るな」と吠えまくる子になってしまったり・・

人間の場合も一人っ子で喧嘩の経験が無かったりすると、
喧嘩の仕方が下手だったりする事は多いそうですが、
喧嘩をするのは喧嘩をしなくなる為の学び・・
喧嘩をせずにお互いの妥協点を導き出せるようになる為にも
ある程度は喧嘩をさせて見守ってみる・・
と言う事も大切ではないかと思います。(^▼^)ノ
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