「察しの良い飼い主」を止めてみる

 2016-03-22
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「みんながドッチボールで遊んでいるのに僕だけ仲間外れにされた」

突然、子供がそう言って来たら、
親としては、ちょっとドキッとしてしまうと思います。

「どうして仲間外れにされたんだろう?」
「何か嫌われるような事をしたのだろうか?」
「みんなに何を言われたのだろうか?」
と心配になってしまいますが、
よくよく聞いてみると、
「みんなに「仲間に入れて」と言ったのに断られた」
と言う事ではなく、
みんなが遊んでいる近くまで行ったのだけれど、
「どうやって声をかけたら良いのか?」が分からなくて黙って立っていたら、
そのうち「みんなが意地悪をしている」と思えてしまった・・
と言う事みたいです。

「みんなはあなたの事に気づいていたのかな?」と聞いてみると、
「アレ?アレ?」と言う感じになったので、
ドッチボールをしている子供達の所へ一緒に行き、
「この子がドッチボールに入れて欲しかったみたいだけど、
 誰か気づいた人は居る?」と聞くと、
みんなドッチボールに夢中で気づいていなかったそうです。

その後はみんなと仲良く遊ぶ事ができたみたいですが、
この場合、一緒に遊びたいと言う気持ちはあるものの
「仲間に入れて」と言えない事・・
そして、相手に気づいて貰えなかった時に
「仲間外れにされた」と「被害者意識」を持ってしまう事は
サポートの必要がある・・と言う事みたいです。

でも、そうした事は犬同士のコミュニケーションでも多いです。
仲間に入りたい・・
一緒に遊びたいのに「どうしたら良いのかが分からない」と言う理由で
遊びに参加できない・・
友達を作れない・・
また、そうして、自分が相手にされない事に対して、
怒りの感情を抱いて吠えてしまったり、
あるいは「どうせ・・」と不貞腐れて自己完結してしまったり・・・

では、友達との遊びに上手く入れない子に対し、
大人として、どうアドバイスをしてあがたら良いか?と言うと、
「行ってきなさい」とか「遊んできなさい」と、
指示や命令するだけではなく、
「具体的にどうしたら良いか?」で教えてあげるのが良いそうです。

飼い主さんが「仲介役」となって、
自分の犬だけではなく、他の犬と積極的に遊ぶ事によって、
「他の犬とどうやって関わればいいか?」
のお手本を見せてあげるのも良いですし、
飼い主さんが犬の代わりにプレイバウなどをしつつ、
追いかけっこやプロレス遊びのような事をしてあげるのも、
犬同士の遊びの為の基礎作りに繋がって行くのではないかと思います。

しかし、根本的な部分として、
「「仲間に入れて」と積極的に伝えられない・・」
「上手く行かない時に「被害者意識」を持つ」と言うのは問題ですので、
まずは「犬が自分の気持ちを伝えるまで待つ」事で積極性を育てつつ、
「うちの犬はどうせダメに決まっている」と言うような決めつけは止めて、
「犬が上手くできないのは、まだ、よく理解できていないだけ」と考え、
教え方のパターンを変えてみるのも良いのではないかと思います。

飼い主さんの中には「察しが良い」と言う人も多いです。
何も言えない赤ちゃんは、母親が子供の「グズリ」を理解し、
適切な対処で「不快」を「快」に変えてあげる必要がありますが、
成長し、自分の気持ちが表現できるようになっても、
まだ、先回りして色々とやってあげてしまうと、
「自分で伝える力」が育たず、
「友達」は母親のように察してはくれませんので、
友達を作ろうと思っても、うまく行かない・・
となってしまいかねませんので、
犬が成長したら「あえて、察しの悪い飼い主さんになる」と言う事も
必要ではないかと思います。(^▼^)ノ
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