逆境に強くする?

 2016-03-12
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「厳しく育てられた犬」と
「甘やかされて育った犬」・・
どちらが逆境に強いか?と聞かれれば、
「厳しく育てられた犬」と答える飼い主さんは多いかもしれません?

まぁ、何を持って「逆境に強い」とするか?
その定義によっても違ってくるとは思いますが、
「ダメ!」とか「イケナイ!」と指示や命令をされ、
「ああしなさい」とか「こうしなさい」と厳しく育てられた犬は、
飼い主さんから常に「マイナス評価」を受けているので
自分自身に自信が持てず、何か嫌な事があると
「怖い」とか「逃げたい」となって自分の心の中に閉じこもり、
逆境に立ち向かう・・と言うよりは、
「嫌な事が過ぎ去るのを待つ」と言う感じになってしまう事は多いです。

逆に「甘やかされた犬」はどうか?と言いますと、
甘やかされた犬は自分のワガママがいつも通って当たり前な環境だったので、
逆境に立たされると「どうしたら良いか?」が分からなくて困るものの、
とりあえず、今まで自分がやってきた方法・・
自信のある「やり方」を使って
環境の方を変えようと努力する事は多いです。

勿論、どちらも「やり方」には問題があったりしますが、
それは、飼い主さんに「どうしたら良いか?」を
教わっていないからな事も多いですし、
甘やかしすぎるのは問題なものの、
犬の考えや判断を尊重してあげた方が犬の中の自信は育つ・・
と言う事は多いと思います。

まぁ、人間の場合でも親が子供に対し
「世間に出て辛い思いをしないように・・」と厳しく育てる事は多いです。

勉強、スポーツ、趣味や芸術・・
「あなたよりも凄い人は沢山、居るんだからもっと頑張りなさい」と声をかけ、
親が子供以上に熱心になったり、
勝ち負けにこだわってしまう事もあったりするみたいですが、
自分よりも親の方が熱中している姿を見てしまうと、
さめてしまう事は多いですし、
「あの子はもっと凄い」とか
「みんなと比べると、あなたは頑張っていない」と、
常に他者と比較され、「ダメ」のレッテルを貼られてしまうと、
子供自身も「自分はダメなんだ」と思うようになり、
無気力になってしまう事はあるそうですから注意が必要です。

親としては子供の将来に対する不安もあるでしょうし、
下手に褒めてしまうと、子供が「もう良いんだ」と、
頑張る事を止めてしまうかもしれないのが怖いかもしれませんが、
「あの子と比べてここができない」とか
「あっちの子と比べてここができない」など、
「できる・できない」のチェックをして行けば、
当然、「できない事」の方が多くなりますので危険です。

では、どうすればいいか?と言いますと、
どんな犬にも「得意な事」や「興味を抱くもの」がありますので、
それを飼い主さんが見つけて、
ドンドンと伸ばしてあげるのが良いそうです。

「世間に出て辛い思いをしないように・・」と、
身近で信頼できるハズの飼い主さんから否定され、
マイナス評価を受け続けていれば、
一番、大切な「人間に対する信頼」や
「自分は愛されている」と言う土台が築けません。

そうなると、「他者に対する信頼」がないので、
外に出て、知らない人や犬に会った時も強い警戒心を感じて吠えたり、
逃げたりしてしまう事は多いですし、
「自分は愛されている」と言う実感が持てないと、
他者に対しても優しくする事ができないですし、
「飼い主さんの愛情をこれ以上、奪われたくない」と、
飼い主さんに近寄ってくる犬に対して吠えて蹴散らす・・
と言う事も多かったりします。

「他の子と仲良くして欲しい」と飼い主さんは望むものの、
犬からしてみれば「まず、自分の事を優しく愛して欲しい」
と思っている事は多いですので、
犬に対して厳しくするだけではなく、
まずは、沢山の愛情を与え、犬自身が「愛されている」と実感し、
「飼い主さんに対する信頼」と「自分は愛されている」
と思えるようにしてあげる事が大切だと思います。

それで、自分の犬が多少、テングになったとしても、
実際に沢山の犬と会ったら自分の思い通りに行かず、
怒られたり、逆に相手のペースに翻弄されたりして
打ちのめされてしまう事もあると思います・・

でも、そうした現実を知る事で、
「自分の想い」と「他者の想い」の違いを知ったり、
「自分がしたい事」と「相手がして欲しくない事」の違い・・
「自分がしたくない事」と「相手がしたい事」
の違いを知って、自分の気持ちを制御したり、
相手の気持ちを理解しようと言う気持ちになると思いますので、
犬にストレスを与えて「ストレス耐性」をつけようとしたり、
犬にストレスをかけないように・・と、取り除こうとするのではなく、
「ストレスを自分で乗り越える力」を与えてあげるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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