「ストローク」について考えてみる

 2015-12-25
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よその犬やその飼い主さんの良い所を見つけるのは得意だけど
自分の犬の良い所を見つけるのは難しい・・
さらに言うと、飼い主さんが自分自身の良い所を見つける・・
となると、全く、思い浮かばない・・
なんて言う飼い主さんも多いみたいです。

まぁ、自分で自分を褒めるのは難しいし、習慣化もしづらいですが、
だからこそ「家族間」で良い所を見つけあったり、
伝えあったりする事は大切ですし、
それによってお互いに肯定感が高まるようになり、
自信も育って行くようになる・・
これを「プラスのストローク」と言うそうです。

ちなみに「ストローク(stroke)」とは「接触」を意味し、
他人に与える刺激・・
他人から受ける刺激などを意味するそうです。

心理学の分野でも「ストローク」は重要視され、
肯定的な「プラスのストローク」として、
「微笑みかける」とか「”ありがとう”と伝える」とか、、
「褒める」とか「抱きしめる」などがあり、
「相手を信じる」とか「相手の話をさえぎらずに聞く」
と言うのも「プラスのストローク」に含まれるそうです。

逆に否定的な「マイナスのストローク」として、
「怒鳴る」とか「馬鹿にする」とか「体罰を与える」などがあり、
「一方的な指示や命令」と言うのも
マイナスのストロークに含まれるそうですので注意が必要です。

「プラスのストローク」を受けると、
「自分は大切に思われている」と感じ、
「自己重要感」が高まると共にストレス耐性が上がって、
心が折れにくくなるそうです。
しかし、「プラスのストロークが大切」と言っても、
「褒めるだけで叱ってはダメ」と言う事では無く、
あるいは「褒めれば良いんでしょう」と
褒めるだけで気持ちを込めるのを忘れてしまったり、
自分の望む行動をさせる為に「褒める」を利用する・・・
無条件に愛するのではなく、
自分にとって「メリット」がある時だけ愛情を与えるような
「条件的なプラスのストローク」を用いていると、
かえって相手の自信を失わせてしまう結果になる事は
多いみたいですので注意が必要です。

「テストで良い点数を取ったらご褒美をあげる」とか
「親の言いつけを守ったら愛情を与えてあげる」など、
「条件付きのプラスのストローク」だと、
「今日は○○ができたから褒めて貰えたけど、
 もし、○○ができなかったら自分には価値がない」と、
逆に自分の存在価値に自信が持てなくなる・・
自分の考えや選択に自信がなくなり、
常に誰かの選択や評価を気にし、
誰かに認めて貰う為に頑張るような・・・
「自分が無い子」にしてしまう事もあるそうですから、
「ストローク」について、
きちんと考えて行く事も大切ではないかと思います。

勿論、「叱る」と言っても「ダメ犬」とか「バカ犬」など、
犬自身を否定するのではなく、
叱る対象はあくまでも、犬がした「行動」であり、
犬はバカなのではなく、
「正しい行動」を知らないだけ・・
あるいは、間違いや勘違いからそうした行動をしているのだから、
間違いを間違いだと教え、正しい行動を伝えて行く・・
と言うのが大切だと思います。

でも、今の飼い主さんに多いのは、
「褒める」などの「プラスのストローク」を送らない・・
かと言って「叱り」などの「マイナスのストローク」も送らない・・
と言う、「ノーストローク」の接し方だそうです。

自分に自信が無いと、
「褒める」も「叱る」も選択できない事はあると思います。
行動もできず、伝えたい言葉も飲み込んでしまう・・
でも、そうして飼い主さんが何も伝えずに「自己完結」ばかりをしていると、
犬は「飼い主さんは何も言ってくれないし、何も教えてくれない」となり、
存在を無視されているように感じるので、
犬もまた、人間に対して興味も関心も示さなくなる・・
これが一番、悪い典型だそうです。

確かに知識や経験がないと、
「褒める」や「叱る」は難しいかもしれません・・・
でも、「微笑む」や「ありがとう」と言う感謝の言葉を伝える・・
相手を信じて見守ると言う事はできると思います。

「自分は犬からどう思われているか?」と言う
犬からのストロークを気にするばかりではなく、
まずは自分の気持ちを伝えて行く・・
「ストローク」を送ってみる事から始めてみるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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