「レディネス」を整える

 2015-12-24
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犬が悩んでいたり、困っていたりすると、
飼い主さんは良かれと思って
色々と教えてあげたくなってしまう事はあると思います。

しかし、どんなに教えてあげても犬が覚えない・・
聞こう言う意識すらない・・と言う場合、
まずは、犬が「学ぶ」と言う状態かどうか?
と言う所から観察してみるのも大切だそうです。

こうした事は何も犬だけではなく、
飼い主さん同士のトラブルの原因としても多いので注意が必要です。

「あなたの犬は問題ですよ」とか
「こうした方が良いですよ」と良かれと思ってアドバイスをしたつもりが、
相手から嫌な顔をされたり「大きなお世話です」とキレられたり・・

でも、それは何故か?と言いますと、
「こうした方が良い」と言う事は、
相手の「それまで」を否定する事にもなりかねないので、
相手が「聞く状態」でなければ、
どんなに良いアドバイスだとしても聞き入れて貰えませんし、
逆に反感を買って喧嘩になる可能性もあります。

だから、自分の「正しさ」を証明する事ばかりではなく
「どうやったら相手に受け入れて貰えるか?」
と考える事が大切ですし、
相手の「聞く姿勢」や「学ぶ気持ち」・・
こちらの話す内容を受け入れる事ができる「知識」や「経験」はあるか?
など、相手の学習の準備段階が整っているかどうか?
を考える事を「「メンタルトレーニング」の世界では「レディネス」と言い、
学習の前段階として「レディネス」を作る事・・
整える事が大切だと考えられているそうです。

まぁ、例えば、犬の行動の問題を改善する為に、
飼い主さんの考え方や行動をほんの少しだけ変えて貰いたい・・・
と思っても、飼い主さんが「犬が悪い」と決め付けていて
自分の行動や考え方を一切、変えようとしなければ、
「レディネス」は整っていない・・となり、
どんなに良いアドバイスをしても伝わりませんし、
逆に飼い主さんが「自分が悪い」と、
犬の行動の問題を全て自分で抱え込んでしまって、
犬に対して何も教えようとしなければ、
同じく、どんなアドバイスをしても
根本的な解決には結びつかない事は多いと思います。

だから、少しずつ、少しずつ・・
飼い主さんを否定せずに提案をし、
「何が大切なのか?」
「どうしたら良いのか?」
と言う事を、飼い主さん自身が気づき、
答えを見つけられるようにして行く事が大切になるそうです。

これは、犬を育てる時も同じだと思います。
飼い主さんはつい、すぐに教えようとしたり、
サポートをしようとしてしまいがちですが、
凄く有効な方法だとしても、
与え過ぎると自分で考えなくなってしまいますし、
いつでも聴ける・・
分からなくなったら助けて貰えば良い・・と、
なると、今度は飼い主さんの話を聞こうとしなくなったり、
問題を後回しにして、やろうとしなくなったりする事もありますので、
相手が本当に知りたいと思っていない時は、
情報を出し惜しみする・・
と言う事も大切なサポートの1つだと思います。

答えを与えるのではなく、
「答えは相手が知っているのだから、
 ほんのちょっとだけお手伝いをさせて貰う」
と言う姿勢でサポートする・・

「どうしたら良いか?」は犬も知っているので、
その「気づき」のサポートをしてあげる・・
犬を育てる時はそのぐらいの姿勢で取り組んだ方が
意外と良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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