「しつけ」のポイントは「自制心」

 2015-10-30
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自分の犬に問題行動が起きた時、
飼い主さんの多くは、
「吠えちゃダメでしょ」とか
「言う事を聞きなさい」と、
犬に言う事を聞かせようとしてしまう・・
犬をコントロールする事ばかりを重視してしまいがちで、
「犬が吠えやむまで待つ」とか
「犬が飼い主さんに意識を向けるまで待つ」と言う事ができなかったり、
あるいは、吠えている犬を吠えやめさせるために
吠えている対象から離れたり、
逆に対象に近寄らせて匂いを嗅がせたり・・と、
犬に我慢をさせない・・
犬が自分で落ち着けるようになったり、
自分で自分の感情や欲望をコントロールできるまで待つ・・
と言う事をしない方が多いのではないかと思いますが、
実はそれが原因で「しつけ」がうまく行かない・・
犬の行動の問題がおさまらない・・
と言う事も多い・・
つまり、
犬の「自制心」を育てていない事が
根本的な問題かもしれないそうです。

今から40年以上も前・・
アメリカで当時4歳の子供達を相手に
「マシュマロ実験」が行われたそうです。

ちなみに「マシュマロ実験」とはどう言うものか?と言いますと、
子供の前にお皿に乗った「マシュマロ」を一つ置き、
「今から15分ほど部屋を出るけど、
 私が戻ってくる間、マシュマロを食べるのを我慢できたら
 マシュマロをもう一つあげます。
 でも、私が居ない間にマシュマロを食べてしまったら、
 その一個で終わりです」と言って、
部屋を出て、子供を一人にしたそうです。

結果から言うと、
2/3の子が「マシュマロ」を食べ、
1/3の子が「マシュマロ」を食べずに待っていたそうですが、
面白い事に、18年後・・
22歳の時に追跡調査を行ったところ、
4歳の時にマシュマロを食べなかった子は、
その後も「自制心」が強い傾向が続いており、
マシュマロを食べた子よりも
食べなかった子の方が学業成績が良かったそうです。

また、さらに面白いのは、
45歳の時にも追跡調査が行われ、
その時も同じような傾向が続いていたそうで、
子供の頃の「自制心」がその人の将来・・
ある意味、一生に対して影響を与える・・
となるとすると、
「セルフコントロール」の大切さについて、
もっと考えてあげる事は大切ではないかと思います。

ちなみに学校の成績と言うと
「IQ」を思い浮かべてしまいますが、
1つの事に対して時間をかけて取り組む事ができる・・
楽しい事でも時間になったら中断や切り替えができる・・
など、学業の成績を上げる為にも「自制心」が大切であり、
最近では「学力」を上げる為には
「IQ]よりも「自制心」だと考えられるようになってきているそうです。

でも、子供の頃に「自制心」が低かったらもう遅いか?と言うとそんな事はなく、
「自制心」を上げる為には、その時々において、
「のちの満足の為に今は我慢する方が良い」と言う事を
教えてあげる事が大切だそうです。

叱ってばかりだったり、
抱っこをして問題を回避するばかりではなく
まず、正解を教えてあげ、
それから、「どうしたら良いか?」と犬に考えさせ、
正解を導き出させてあげる事で
「我慢をする事の大切さ」や
「自分をコントロールする事のメリット」
などを教えてあげる方が良いと思いますし、
それはまた、飼い主さんの「自制心」もかかわってくると思いますが、
それこそ、のちのちの自分の犬の成長・・・
叱ったり、抱き上げたりする事を
この先、何年も続けて行く事を考えたら、
今、少しだけ我慢する事もできるのではないかと思いますし、
自分と犬との暮らしの為にも今は我慢して犬を見守ってあげるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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