犬の中の妄想

 2015-10-02
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事実ではない事を
まるで事実であるかのように思い込む事を「妄想」と言うそうですが、
物事を悲観的に捉え過ぎた結果、
事実ではない事に対しても大きな不安を抱えてしまう・・
と言う事は結構、あるのではないかと思います。

「妄想」・・
特に「被害妄想」の中には
「罪業妄想」(ざいごうもうそう)
「心気妄想」(しんきもうそう)
「貧困妄想」(ひんこんもうそう)
と言う「3大被害妄想」と呼ばれるモノがあるそうで、
「貧困妄想」とは「お金が無い」と強く思い込んでしまう事で、
例え100万円以上の貯金があったとしても、
「お金がない・・」と心配で心配でたまらない・・
いくらお金があってもお金の事ばかりを
気にしてしまう事を言うそうです。

「心気妄想」とはちょっとした事でも
「重い病にかかってしまったのではないか?」と心配になり、、
病院に行って検査を受けて先生に「異常なし」と言われても
それを信じる事ができず、
「検査をした時だけ症状が出ない特別な病気なんだ・・」とか、
「もっと腕の良い先生なら自分の病気を見つけてくれるハズ・・」と、
病気に対する不安ばかりを気にしてしまう事を言うそうです。

「罪業妄想」は「強い罪悪感」を感じてしまう事で、
「自分は常に周りに迷惑をかけてしまっている・・」とか、、
「自分は取り返しのつかない事をしてしまった・・」とか、
「自分は罪深い存在なので罰せられるべき・・」と、
遠い過去の小さな過ちまで持ち出してきて
罪とも言えない罪に対する不安ばかりを
気にしてしまう事を言うそうです。

まぁ、こう言う事は多かれ少なかれ、
誰にでもある事で「怒られるかも?」とか
「死んでしまうかも?」と、
強い恐怖に襲われた時に思考が混乱し、
情報を正しく組み立てたり、
推論する事ができなくなってしまう時に
起こりがちだそうです。

そうなると、思考が狭まって
「まぁ、いいや」など、他の考え方ができなくなり、
「こうした方が」と言った
別の可能性についても思い浮かべられなくなる・・など、
柔軟な思考ができなくなってしまったばかりに
原因に対して「飛躍した結論」を下してしまったり、
飛躍した結論を「おかしい」とは思えずに
信じ込んでしまう・・と言う事もあるのだそうです。

しかし、こうした「妄想」は、
周りから見ると「勘違い」や「思い込み」に思えてしまい、
ついつい、頭ごなしの否定をしてしまったり、
理詰めで説得しようとしてしまいがちですが、
本人からしてみれば、
その「妄想」は「事実」であり「現実」なのですから、
「自分の事を分かって貰えない・・」と、
悲しい気持ちにさせてしまう事もあるそうですから、
押し付けないようにしてあげる事は大切だそうですし、
例え、相手が閉鎖的&攻撃的な行動をしたとしても、
その思考の根底にあるのは「不安」だと言う事は、
理解してあげるべきだそうです。

ただ、こうした「妄想」は人間だけではなく、
犬の中にもあるように思えます。

勿論、犬は「お金がない」とは思いませんが、
人を見ると吠えて追い払うような犬などは、
「周りの人間がみんな自分に対して怖い事をしてくる」
と思い込んでしまっている事は多いように感じます。

相手の人がニコニコとして
「敵対心はないよ」と言う態度を見せても、
「この人もきっと嫌な事をしてくるに決まっている」と、
事実ではない事を事実かのように思い込んでしまって、
相手を遠ざけようとしたり、
攻撃行動をしてしまう事もありますが、
そう言う時はどうしたら良いか?と言いますと、
まずは、人間の「3大妄想」に対する「NG対応」と同じように、
「否定はしない」と言う事は大切だそうです。

人を見ると吠えて遠ざけようとしたり、
怖くて逃げようとする犬に対し、
「怖くないでしょ!」とか「大丈夫でしょ!」と、
声を荒げて注意している飼い主さんは多いですが、
犬からしてみれば「怖いものは怖い」ですし、
自分の「怖い」と言う気持ちを理解してくれず、
無理強いする飼い主さんに対し、
強い不信感を抱いてしまう事もありますので、
無理強いはせず、
「私は怖い人だとは思えないけどな~」と、
主語を「私」にして、
優しく「大丈夫じゃない?」と提案し続けてあげる事は大切だと思います。

また、「肯定する」と言うのもNGだそうです。
怖がっている犬に対し、
「怖かったね」とか「不安になるのも仕方がないよね」と、
気持ちを理解してあげる事は大切ですが、
事実ではないのに怖がっている犬に対し、
「その通り」としてしまうと、
「人は怖い存在」と言う認識を認めてしまう事になりますし、
「飼い主さんも同意してくれた」と、
より怖がってしまう事もありますので注意が必要だそうです。

それから、「肯定する」に近いかもしれませんが、
「気持ちの寄せ過ぎ」や「心配し過ぎ」も注意だそうです。
人が近寄ってくる前もその後も「大丈夫?大丈夫?」と、
過干渉気味に心配してしまうと犬は気持ちが切り替えられずに、
いつまでも「怖い気持ち」のままになってしまいますし、
怖いままの方が飼い主さんは自分に関心を寄せてくれる・・と考え、
「前向きに頑張ろう」と言う気持ちを
なくしてしまうかもしれませんから注意が必要だそうです。

だから、結果を焦らず・・
まずは、ゆっくりと犬を寝かせてあげるようにしてあげる・・
精神的な疲れには睡眠が一番のお薬になるそうですから、
まずは休養を重視し、
それから少しずつ、「遊び」を通して
色々な経験をさせてあげる・・
と言うのが良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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