はじめてウチに来てくれた時の気持ちを忘れない

 2015-10-01
DSC00230_201510012111471da.jpg

「ああでなければ」とか「こうでなければ」と言う意識が強く、
自分の望み通りに犬が行動できた時だけ犬を褒め・・
できない時は叱る・・
ここがダメ・・あそこがダメ・・・
これができない・・こんな事も分からない・・と、
100点満点を基準にした減点法で犬を評価し、
ダメな部分ばかりを見つけては指摘していると、
犬の心が離れて行ってしまう事は多いですから注意が必要です。

犬が自分の望み通りの行動をした時だけ褒めて愛情を与え、
望み通りの行動をしないと犬を叱る・・
あるいは、犬を叱らないまでも
無視をして「ウチの子ではない」と突き放す・・
と言うような接し方・・
与える愛情に条件を設ける事を「条件付きの愛情」と言うそうです。

犬も小さい時は、愛情欲しさに飼い主さんの言う事を聞きますが、
ある程度、成長して来ると、
逆に飼い主さんの言う事を全く、聞かなくなる事は多いのは、
飼い主さんに愛情を求める事を止めてしまったから・・・

しかし、そんな風に犬に対して
「条件付けの愛情」をしてしまう飼い主さんは、
自分もまた、「条件付けの愛情」で育てられてきたから・
と言う事は多いみたいです。

親が自分の子供と他の子供を比較し、
良い成績だと褒めてくれて、関心を寄せてくれて、
色々と話しかけてくれるけど、
他人の子供よりも劣っていたり、勝負で負けたりすると、
途端に親の機嫌が悪くなり、「私の子ではない」と突き放され、
自分の事を見てくれないし話しかけてもくれなくなる・・

ちなみに「自信」には2種類、あるそうで、
1つが「知識やスキル」に対する「自信」で、
そして「自分の存在に対する自信」だそうです。

「条件付けの愛情」で育つと、
自分に愛情を寄せて貰う為には「知識とスキル」の向上が必要と考え、
高い知識やスキルを手に出来る事は多かったりしますが、
根本の部分・・自分の存在に対する自信を育っていないので、、
自分よりも高い知識・・優れたスキルを持つ人が現れると、
途端に自信が崩れ去ってしまう事は多いそうです。

それはなぜか?と言いますと「条件付けの愛情」で育つと
自分自身に対しても「条件付け」でしか愛せなくなるから・・
だから、成功している自分は大好きで愛せるけど、
成功していない自分は嫌いだし、許せない・・となる事は多いそうです。

犬を育てる事は競争ではないと思いますが、
飼い主さんの中には、やたらと「勝ち負け」にこだわり・・
他の飼い主さんに対して自分の・・
自分の犬の優秀性を示したい・・と言う人も多いです。
でも、その中には「条件付けの愛情」で育った為、
愛情を得る為・・自分に関心を寄せて貰う為には他人に勝ち続ける必要性・・
「自分は凄い」と周りの人に思って貰う必要がある・・
と言う無意識に思ってしまっているからかもしれません?

しかし、他人よりも優れているかどうか?とか、
他人に勝つかどうか?で得られる愛情は本当の愛情ではありませんので、
知識やスキルに対する愛情を受ければ受けるほど、
他者に対して不信感が増す事は多いと思います。

犬も「条件付けの愛情」で育つと、
人間に対して「不信感」を抱く事は多いですから
「条件付けの愛情」で育てるのは止めて、
「無条件の愛情」を与えるようにするのが良いそうです。

ちなみに「無条件の愛情」とは失敗しようが欠点があろうが、
犬がどんな状態でも愛すると言う事・・
しかし、飼い主さん自身、
親から「条件付けの愛情」で育っていると、
「愛情を得るには条件が必要」と無意識に思ってしまい、
「素直に愛情を表現したい」と思っても行動に移せない・・
「どうしたら良いのかが分からない・・」と言う事もあるそうです。

では、そう言う育てられ方をしてしまったらもう手遅れなのか?
と言うと、そんな事はなく、
まずは、他人と自分の間に上下関係をつけるのを止めてみる・・
と言う事も大切だそうです。

他人に褒めて貰いたい・・
「凄い」と言って貰いたいと頑張る気持ちも大切ですが、
他人に評価や賞賛を浴びなくても、
まずは自分で自分の事を認めてあげるようにする・・・
その為には「成功」とか「勝ち」と言った「結果」にこだわるのではなく、
「自分は頑張った」と言う「過程」を大切にし、
「頑張り」を認め、評価し、肯定してあげる事が重要だそうです。

それは犬を育てる時にもつながり、
他の犬と比べて「結果」で判断するのではなく、、
自分の犬の「頑張り」など「過程」を重視し、
犬の「気持ち」に目を向けてあげるようにする・・・
「できる」とか「できない」と言う基準で
愛情を与えるかどうか?を決めるのを止めてみる事も大切だと思います。

ーとは言え、最初はなかなか難しいとは思いますが、
そう言う時は、自分の犬が始めてウチに来た時の事を思い出してみる・・
その時は「あれができなければ」とか「これができないと」などとは考えず、
「はやくウチに慣れて欲しい・・」とか、
「元気で明るい子に育って欲しい・・」と、
ただ、それだけを考えていたと思いますが、
それこそが「無条件の愛情」だと思いますので、
その気持ちを忘れずに、ゆっくりと育ててあげて行くのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
カテゴリ : トラックバック(-) コメント(-)
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫