王様のように、召使いのように、友人のように

 2015-09-13
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インドには、
「3歳までは王様のように・・
 16歳までは奴隷のように・・
 それ以降は友人のように・・」
と言う「子育ての格言」があるそうです。

まぁ、奴隷と言う表現は今の時代には合いませんし、
もう少し細かく・・分かりやすく言うと、
「3歳までは王様のように大切に育て、
7歳から12歳までは召使いのように厳しく育て、
15歳からは本人の自主性を尊重して育てる」
と言う感じみたいですが、
これは、「子供の心の発育段階」に合わせた子育ての知恵を、
分かりやすく表現している言葉なのだそうです。

犬で言うと、
1歳ぐらいまでは王様や王女様のように大切に育て、
2~3歳ぐらいまでは厳しく・・
それから先は犬の自主性を尊重して育てて行く・・
と言うのが良いのではないかと思いますが、
これは、あくまでも僕がそう思っているだけで、
犬種によってや他の飼い主さんやトレーナーさんによっては、
意見が違うと思います。

そもそも、日本には「子供の育て方」に対して、
そんな風に心の成長段階に合わせた対応の違い・・
育て方の差みたいな格言をあまり聞かない気がします。
だから、犬に対しても、ついつい、子犬のうちから厳しく育ててしまったり、
逆に成犬になった後も、
王様や王女様のように大切に育て過ぎてしまったり、
あるいは、「自主性、自主性・・」と、
何も教えていないうちから犬を好き勝手にさせ、
沢山の愛情を与えて「関係性の絆」も作らないうちから
悪い事や間違った事をした時だけ叱る・・
なんて事をしてしまったりして
関係性が悪化してしまう事も多いような気がします。

まぁ、1980年代における犬の平均寿命は4.4歳・・
だそうですから、今のように犬が10年以上も生きるようになったのは、
本当につい最近の話・・
だから、急激な「平均寿命の伸び」に対して、
飼い主さん全体の意識の方が追いついていない・・
と言う部分もあるのではないかと思いますが、
だからと言って、好きなように育て・・困ったら捨てる・・
と言うような飼い主を減らす為にも
「犬をどうやって育てたら良いか?」と言う部分の情報を
もっと分かりやすく広まってくれれば・・と思います。

ちなみに成犬から迎え入れる事が多い保護犬や、
これまで、育ててきた自分の犬に対してはもう手遅れか?と言うと、
そんな事はなく、
例えば、人間に対して不信感を持っていたり、
愛情を実感できないまま、育ってきてしまった・・と思えたなら、
最初の1年ぐらいは、ひたすら愛情を与え、
王様、王女様のように接する・・と言うのも良いのではないかと思います。

そうして、沢山の愛情を与え、
「自分は愛されている」と言う実感を持って貰えたのなら、
犬も「自分の存在」に対する自信が芽生え、
人間や犬に会っても自信を持ってご挨拶ができるようになったりする事は多いです。

ただ、今度は自信が付き過ぎてしまい、
暴走しだす事もありますので、
その後の2~3年は厳しめに・・
「ルール」や「我慢」を教えつつ「ダメなものはダメ」と、
しっかりと教えてあげる事も大切だと思います。

そんな風に沢山の愛情を与えて「土台」をしっかりと作り、
その上で「ルール」や「我慢」と言った「基礎」を作る・・
その後は、自分で考え、判断させて、行動させるようにすれば、
後は勝手に成長して行ってくれますので、
何よりも「愛情」と言う土台作りと、
「ルール」や「我慢」と言った基礎作りが大切だと思います。

勿論、そうした育て方ができるようになったのも
犬の平均寿命が延びたお陰だと思いますし、
その子によっては、そこまでの「長期スパン」ではなく、
「短期での教え」を繰り返すようにしたり、
老犬によっては「そのまま」を丸ごと受け入れてあげる・・
と言う事も大切だと思います。(^▼^)ノ
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