考え過ぎると褒められない

 2015-09-10
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最近は犬を育てる時も「褒めるしつけ」が推奨されていますが、
なかなか、犬を褒められない・・
あるいは、犬を褒めてはいるけど嬉しそうにしない・・
と言う事で悩まれている飼い主さんも多かったりするみたいです。

でも、人間の教育だって、まだまだ、叱るしつけが主流・・
自分達が褒められて育っていないのに、
「褒めるしつけが良い」なんて言われても、
「どうやって、褒めらたら良いか?」がよく分からないし、
人前で犬を褒めるなんて、なんだか恥ずかしい・・
と言う事も・・

そんな風に褒める事が苦手でうまくできない・・
なんだか褒め言葉が嘘臭く思えて気持ちが込められない・・
と言う場合、飼い主さんの「考え過ぎ」が原因かもしれません?

例えば、小さい頃から親子間・・
あるいは、きょうだい間の人間関係で苦労をし、
何度も騙されたり、裏切られたりしてきた為に
無意識に相手の言葉の裏を読むようになり、
褒められても「何か裏があるのではないか?」
と思って警戒してしまったり、
あるいは「そうは言いつつも心の中で笑っているハズ」と、
相手の言葉を素直に受け取れなくなってしまっていたりすると、、
自分でも自分の言葉に素直な気持ちを乗せられない・・
つまり、相手の言葉の裏にある
「損得勘定」を読み取る癖が付いてしまっていると、
自分の言葉の中にある損得勘定を感じて、
素直に「褒める」と言う事ができなくなってしまう・・
と言う事もあるのではないかと思います。

また、「褒める」と「おだてる」の違いに気づいていないと、
一生懸命に褒めているつもりでも犬に伝わらない・・
知らず知らずのうちに
おだててコントロールしようとしてしまっている飼い主さんの心の動きを察知して、
褒め言葉に警戒する子になってしまう事もありますから注意が必要です。

「褒める」とは自分の犬の「ステキ」だと思えた部分を素直に伝える事・・
「凄い」とか「格好良い」など素直な気持ちを口にする事を言い、
「おだてる」は、
「褒めれば相手が喜ぶし
 自分の事を好きになってくれるだろう」
と言うような下心からの言葉や、
褒める事で相手が「もっと褒められたい」と、
褒められる行動を繰り返す事を計算し、
自分の望み通りにコントロールしようとする言葉・・

つまり、「おだてる」とは相手の為ではなく、自分の為に使う言葉なので、
犬がもし、褒めても行動が変わらないとしたら、
飼い主さんの気持ちの中にある
「こうして欲しい」とコントロールしようとする気持ち・・
あるいは「見返りを求める気持ち」がないか?と考えてみる事も大切ですし、
そもそも、「褒めても行動が変わらない」と問題視する時点で、
相手をコントロールする為の褒めになってしまっているかもしれませんから
その部分から注意する必要もあるかもしれません?

あと、「褒めるのが上手になる為には?」と言うと、
「犬の事をよく観察する」と言う習慣を身につける事が重要だと思います。
最初は大変かもしれませんが、観察する習慣が身につくと、
犬のちょっとした行動の変化にも気づけるようになりますので、
いつもだったら、人や犬を見て吠える所でスルーできた・・とか、
いつもだったら、飼い主の顔なんか見ないのに、今日は見てくれた・・
と言う時に、すぐに気づいて「すごかったね!」と褒められますし、
普段からよく観察しているからこそ、
素直な気持ちで犬の変化や頑張りを
褒める事ができるようになると思います。

まぁ、そうした行動の変化に気づけても
「たまたま」と、犬の行動の変化を素直に受け入れられない為に褒められない・・
と言う飼い主さんも居ますが、
もし犬の行動を見て「できるかも?」とか「できるようになったかも?」と期待して
「やっぱりできなかった」と落胆するのが嫌だから・・
期待して裏切られるのが怖いから
期待しないし、認めようとしないのだとしたら、
それは、飼い主さんが自分の心を守る為のしつけになっており、
犬の心を育てる為のしつけではなくなってしまっているかもしれませんので、
まずは感じたまま、素直な心の声に従って褒めるようにしてみる・・・
と言うのも良いと思います。

犬の表情やしぐさをよく観察し、
行動の変化・・心の変化に気づいてあげられるようにする・・
そんな風に犬の行動に・・
心に寄り添ってみる事からはじめてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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