負ける事に意味は無い?

 2015-08-25
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人間社会において、
勝負や競争で勝つと様々な「メリット」が得られる事は多いです。
親や周りの大人から褒めて貰えたり、
友達から賞賛されたり、欲しいモノを買って貰えたり・・

より良い社会的地位・・
より良い報酬など、
達成感や優越感など様々な面で
「勝ち」を求めた方が良い事がある場合は多いです。

しかし、勝つ事を求め、
「勝つ事」だけに意味や価値観を置いてしまうと、
逆にリスクやデメリットが増えてしまうと言う事も
ありますから注意が必要です。

「常勝」の為には努力が必要です。
しかし、他者と比較し「努力をしても勝てない」となった時、
勝ちにしか意味を見出していないと、
もう、そのジャンルで努力をする意味がなくなってしまいます。
逆に言うと「勝つ」と言う目的の為には、
「努力」をするよりも、
「自分よりも能力の低い相手」を探した方が
何もしなくても「勝ち続ける事」ができるのです。

だから、「勝つ」と言う事を目標にした結果、
努力をしなくなったり、
勝てそうな相手にしか勝負を挑まなくなる・・
と言うリスクやデメリットがある事は注意すべき点かもしれません?

そして、それは犬を育てる時にも同じ事が言えるかもしれません?
他者との勝ち負けによって「飼い主としての価値」を判断してしまうと、
努力をするよりも他の飼い主さんのアラ探しを始めたり、
他の飼い主さんが話す、犬の行動の問題話を聞いて「せせら笑い」をしたり・・
負ける事を怖れて「できないグループ」で固まったり・・

でも、よく考えてみると、犬は皆、それぞれ個性があり、違う存在です。
飼い主さんだって皆、環境も価値観も考え方も違うのですから、
基準や条件、出発点も違う他の飼い主さんと比べる事に
どれだけの意味があるのでしょう?

50m走のように身近な目標に向けて頑張っている飼い主さんも居れば、
フルマラソンのように一ヵ月後、半年後、一年後の犬との暮らしを求めて、
ゆっくりと頑張っている飼い主さんも居ます。
そうして頑張っている人達を自分の基準で
「勝った」とか「負けた」とか判断し、
優越感や劣等感に浸られても迷惑ですし、
そんな風に相手の飼い主さんによって勝負の基準や目標を変えてしまうと、
犬もまた振り回されてしまう事になりますので、
「分かり難い」と距離を置かれてしまう事もあると思います。

ですから、比べるべきは他の誰か?ではなく、
過去の自分にしてみる・・
昨日の自分よりも少し努力してみる・・
そうして、自分なりの目標を決め、
そこを目指して頑張って行けば「一貫性」が生まれますし、
「一貫性」が生まれる事で犬からの信頼や信用も得られると思います。

勿論、「勝ち負けがいけない」と言うわけではなく、
勝ち負けにこだわるあまり、犬の心を無視してしまったり、
他の飼い主さんに対して優越感を得ようとした結果、
みんなから距離を置かれるようになって、
かえって劣等感を強めてしまう・・なんて事もありますから、
「本当の勝ちとはなんなのか?」
勝つ事で喜ぶ人が居ると言う事は負けて悔しさを感じる人も居るわけですから、
他の飼い主さんを「自分よりも上か?下か?」と上下関係で見るのではなく、
目標も進むべきも道も違うものの、一緒に前へと進んでいく「仲間」だと思って、
自分なりの道を歩んで行くのが良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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