教えると言う事

 2015-08-22
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犬の行動に困っているけど、
「教えても、教えても覚えてくれない・・」とか
「褒めても、叱っても分かって貰えない・・」
と言う事は多いと思います。

あまりにも犬に伝わらない・・
理解して貰えない・・となると、
犬が行動の問題を起こしても黙って抱き上げるだけ・・
と、教える事をあきらめてしまう事もあったりしますが、
もし、飼い主さんの中に「叱れば覚えるハズ」とか
「教えれば理解するハズ」と言う考え・・前提があるとしたら、
まずは、「基本的には伝わらない」と言う風に
前提条件を変えてみるのも良いのではないかと思います。

人間同士でも、
「今、話したばかりなのに、
 もう、相手が誤解している・・」
と言う事はあると思います。
それは、人間と言うのは相手の話を聞きながら、
同時にそれについて、自分なりに考え、
結論を出してしまう事が多いからだそうです。
相手の話に答えようと自分なりの考えを模索する中で、
勝手に話を想像したり妄想したりし、
さらに、その想像や妄想について考え、
答えを導き出してしまう為、
相手に「そんな事、私は言ってないけど・・」と
なってしまう事もあるのだそうです。

つまり、言葉によるコミュニケーションは完璧ではなく、
基本的に「伝わらない」と思った方が良いみたいです。
まぁ、「自分の話を聞いて貰えていない」と分かると、
「低い扱い」をされているようで怒りを感じたりもしますが、
逆に言うと、知らず知らずのうちに
自分も同じような事を誰かにしているかもしれませんし、、
「自分の伝えたい事は、意外と伝わらない」と言う風に思った方が、
そこまで怒る事もストレスを感じる事もなくなると思いますし、
その分、丁寧に相手に伝える事が
できるようになるのではないかと思います。

また、「教える事が上手で分かりやすい人」と言うのは、
相手が「知らない」とか「分からない」などの「認識度」・・
「誤解している可能性」を常に意識しているのだそうです。

相手の「理解度」を読み取り、
相手にとっては「何が当たり前」で
「何が当たり前ではないのか?」を考えつつ話す・・
「誤解」を減らすよう、
自分の「話したい事」や「伝えたい事」ばかりではなく、
相手の「気持ち」や「意識」を考えてつつ
伝えるようにするようにしているそうですから、
犬に対しても自分の「伝えたい事」ばかりではなく、
犬の事を観察しながら、伝えるようにする・・
特に「クドクドと叱る」なんて言うのは、
話が長くなって「伝えたい事」の焦点がぼやけ、
長い時間をかけて説明したにも関らず、
結局、「伝えたい事」が相手に伝わらなかったりしますから、
本当に伝えたい事は短く、タイミング良く・・
伝えたい相手の事を意識して、
感情的に叱るのは控えた方が良いそうです。

よく、「犬をしつける事を通して自分も成長する」と言いますが、
「伝える事」や「教えたい事」を上手く伝える為には、
それについて自分なりに考え、整理し、
優先順位の高い事から選択して行く作業が必要なわけで、
優しく、分かりやすく伝える為には、
まずは自分がきちんと理解していないと無理ですから、
それが、結局、自分の中の意識を深め、
成長をうながす事につながって行くのだと思います。

「伝わらないのは犬の頭が悪いから」と言うのは簡単です。
でも、「教えるのが上手な飼い主さん」を目指すなら、
「伝わらないのが普通」と思って、
「相手に興味を持って貰えるようにはどうしたら良いか?」とか
「どうやったら相手にわかりやすく伝えられるか?」
などを考え・・努力してみる・・
と言うのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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