危険との付き合い方を学ぶ

 2015-07-30
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犬と一緒に暮らしていると、
「カワイイ」とか「心配」と言った気持ちから、
つい、「あらゆる危険から守ってあげたい」と
思ってしまう事は多いと思います。

「危険な事はさせない・・」とか
「危険な所へは行かせない・・」など、
大切な子を危険から遠ざけようとするのは
「危機管理」の面から言っても大切だとは思いますが、
あまりにも危険から遠ざけようとしてしまうと、
「危険との付き合い方」が分からないまま育ってしまい、
かえって危険・・と言う事もあるのではないかと思います。

実際、飼い主さんが先回りして困難を回避させてあげよう・・
危険を排除してあげよう・・と思っても、
吠えて興奮している犬をわざわざ近づけてくる人や
行きたがっているから・・と、
歩くのもおぼつかないような小さな子供を近づけてくる人など、
「なんと言って断れば良いのだろう?」と、
飼い主さんの方が対応に困ってしまう・・
危機管理能力が試される場面も多かったりします。

では、そんな時に飼い主さんがどう対応しているか?と言いますと、
意外と周りを見ていなくて危険に気づいていなかったり、、
犬が吠えたり、攻撃的な行動をしてから慌てて対応を始める・・など、
犬の行動の問題に悩んでいるわリには、
危険を予測したり、問題が起きた時の対応の仕方を考えていない・・
と言う事も多いのではないかと思います。

まぁ、危険を予想したり、察知したりする能力が低いと言う事は、
それだけ安全で幸せな暮らしをしてきたからだとは思いますが、
そうした飼い主さんの「危機管理能力」の低さが、
実は、小さい時から親に守られてきたから・・
親が先回りをして困難を解決してくれたり、
危険を排除してくれていたから、大人になり、
自分で危機管理をしなくてはならなくなった時、
「どうしたら良いか?」が分からない・・
「危険」に対する意識が低く、
「危険」に対して反応ができないとしたら、
その方がよっぽど危険ではないかと思ってしまいます。

以前、「公園の遊具が危ない」と言う理由から、
遊具が撤去された事がありましたが、
「危険を一切、体験させない」と言う事ほど危険な事はないそうです。
子供が危険から身を守る事ができるようになる為には、
まず、「危険が存在する」と言う事実を教え、認識させ、
その上で「危険な目にあわない為にはどうしたら良いか?」
を一緒に考えて行く事が大切であり、
それは、犬を育てる時も同じだと思います。

「危険だから」と危険を回避してばかりでは、
犬は怖いもの知らず・・・
世間知らずの危機感の薄い子になってしまい、
誰から構わずに喧嘩を売ったり、、
そのせいで本当に怖い目に会った時、
それまで、危険を乗り越えると言う経験をしてこなかった為、
怖さを克服する事も・・
克服する方法も分からず、心に強い恐怖を刻み込んでしまう・・
と言う事もありますので、
まずは、飼い主さんが危険に無防備だったり、
逆に過剰に犬を守ろうとするのではなく、
お散歩中はしっかりと周りの状況を確認し、
危険がありそうでもすぐに犬を助けずに、
犬が危険と触れ合った時、どう言う事が起きそうか?
と言う事を事前にシミュレートし、
危険との付き合い方を一緒に考えたり、
教えて行ってあげるようにするのも良いのではないかと思います。

勿論、自分で対処が出来ないような危険には近づかない方が賢明ですが、
危険を想定し、対処法を考え、
危険との付き合い方を考えてあげる事で、
飼い主さん自身、落ち着いたお散歩ができるようになると思いますし、
飼い主さんが落ち着く事によって、
犬もまた、リラックスしたお散歩ができるようになるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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