「叱り」は「心の共有」を育ててから・・

 2015-07-25
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最近は「犬のしつけ」も「叱る事」よりも「褒める事」が重要視され、
「犬の良い所を褒めて伸ばす」と言う事を実践される飼い主さんも増えてきましたが、
「褒めて伸ばすしつけ」と言うと
「叱ってはダメ」と思われてしまう飼い主さんもまた、多いみたいです。

「褒める育て方」が推奨されて来ると「叱り」に対して罪悪感を覚えたり、
無意識に叱ってしまった事に対して
自己嫌悪に陥ってしまう事もあるかもしれませんが、
「叱り」とは、犬が危険な事や良くない事をしようとした時、
飼い主さんが言う前に自分でその行動を制止し、
「なぜいけないか」とか「本当はどうしたらよいのか」と言う事を考え、
学んで貰う為に、飼い主さんが言葉や表情・・
スキンシップなどで伝える事ではないかと思います。

勿論、感情的に怒ったり、
その日の気分で叱る基準が変わってしまったりすると、
犬も「なぜいけないか?」とか「どうしたら良いか?」が伝わらないので問題ですが、
危険を回避する為・・
正解を教える為と考えれば、「叱る事」自体に罪悪感を覚える必要はないと思いますし、
むしろ「叱る事」はしつけにおいて、
とても大切なコミュニケーションの1つではないかと思います。

危険な場所に立ち入ろうとしたり、
他の人や犬に攻撃的な事をした時は、
厳しい口調と表情で「イケナイ!」と真剣に伝える事で、
次に同じ状況になった時、
叱られた事を思い出して危険を回避してくれるかもしれませんし、
「攻撃的な行動はダメなんだ・・」と、
友好的な方法を考えてくれるようになるかもしれません?

何より、叱られない事で、犬が「何をしても良い」と勘違いしてしまったり、
誰も何も言ってくれない・・
教えてくれない事で「自分の間違いにも気づけないでいる」としたら、
その方が犬も辛いのではないかと思います・・

勿論、「叱り」が大切だと言っても、
その子によって「叱り方」は変えてあげる必要はあります。
「テレビでドッグトレーナーさんが犬に対してこう言う風に叱っていたから」と、
テレビを真似して同じように叱ってみた所、
犬が怯え、飼い主さんに対して距離を置くようになってしまったり、
逆に激しく噛みつかれてしまった・・
と言う危険性もありますので注意が必要です。

それぐらい、「叱り」は簡単なようでいて実は凄く難しい・・
実際、飼い主さんは「こうして欲しい」と言う想いがあっても、
それを伝える方法が分からない為、
全く叱らない・・あるいは、強く叱ってしまう・・
と言う事も多いですし、
犬もまた、飼い主さんの言う事を聴く習慣・・
言われた事に対してどうしたら良いか?
を考える習慣などが無い為、
叱られても「叱られた意味」を理解できなかったりしますので、
単に「叱れば犬も考えるだろう」と思うのではなく、
叱る前に「どうして欲しいか?」を考え、
「その為にはどう伝えたら良いか?」を考えてみる・・

飼い主さんは「正解」を分かっていても、
犬が「正解」を分からなければ意味が無いですし、
その為には、一方的なコミュニケーションではダメで、
犬の気持ちや理解度を探り、
「戦略的」にうまく伝える方法を模索して行く・・
まぁ、そこまで、考えて叱る事を心がけると、
「瞬間的に怒りの感情をぶつけてしまう」と言う事はなくなると思いますので、
「叱り」は「コミュニケーション」だと考え、
「ルールの共有」の為に
双方向のコミュニケーションを心がけてみるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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