独善的な愛情に気をつける

 2015-07-23
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公園や公道で犬をノーリードにしたり、
「自分の犬が行きたがっているから」と、
相手の事を考えずに自分の犬を近づけたり、
「犬OKのカフェだから」と犬をテーブルの上にあげて
食器を舐めさせる・・
など、他人に迷惑をかける飼い主さんの中には、
自分の犬に対する「独善的な愛情」が
背景にある場合が少なくないそうです。

「自分の犬の為に何でもしてあげたい」と言うと、
聞こえは良いですが、その為に周りに迷惑をかけたり、
振り回してしまうとしたら問題です。

また、そう言う人は「犬を愛している」と言うよりも
「犬を愛する自分を愛している」と言う事も多いそうですし、
もっと言うと「自分の事にしか興味が無い」と言う感じで、
「個人主義」で自分を大事にするのは良いですが、
「社会に自分を合わせる」と言う感覚が薄い事もあるそうです。

他にも、他者が自分と違う考えを持っていたり、
自分とは違う飼い方をしていたりすると、
「飼い主ならこうするべき」と、
自分の考えや手法を押し付けてくる飼い主さんも多いですが、
結果、自分の犬が周りから避けられるようになってしまったり、
その飼い主さんの話を聴いた飼い主さんが、
それを鵜呑みにして言われた通りにしてみたら、
その考えや手法は、自分の犬には合っていなくて、
かえって問題行動が大きくなってしまった・・、
と言う事も多く、それでは、いくら「犬の為」と言っても、
犬からしてみれば、良い迷惑でしかないかもしれませんので注意が必要です。

「犬バカ」と言うと「悪口」や「蔑んだ言葉」のようですが、
それだけ犬を愛する気持ちが強いと言う事ですから、
自信を持って「犬バカ」だと公言してかまわないと思いますし、
「犬バカ」と言われたら喜んで良いと思います。
ただ、自分の「犬バカっぷり」をきちんと自覚できているかどうか?
は大切だと思いますし、愛する犬に関る事だからこそ、
理性と分別と対話のマナーを守り、
「バカ飼い主」にはならないように気をつける事も大切だと思います。

犬に愛されたい・・
犬に嫌われたくない・・
と、他者の迷惑を考えずに
自分の犬の要求を全て叶えてあげたいと思ってしまう・・
ご機嫌ばかりを取ってしまうのは、
飼い主として自信がないからではないかと思いますが、
逆に必要以上に「自分は凄い飼い主」だと周りにアピールをしたがるのも、
飼い主として自信がないからではないかと思います。

犬も仔犬の頃は、自分の要求を叶えてくれる飼い主さんが大好きでしたが、
成長し、「自我」が芽生えて、色々な事を考えられるようになると、
自分のご機嫌ばかりを取ろうとする飼い主さんに対し、
「自信が無い」とか「ご機嫌をとって誤魔化そうとしている」と
気づき始める事は多いような気がします。

だから、飼い主さんが「どこまで自分の要求を通してくれるか?」と、
試してくる犬は多いですし、
その一方で、ある程度は「飼い主としての威厳」を求めてきますから、
犬の顔色ばかりをうかがう飼い主さんに興味を失い、
不安と寂しさを感じてしまう事も多いのではないかと思います。

犬が欲しいのは「社会」の中で生きて行く為の方法・・
ルールやマナー・・そして「褒め」や「おやつ」を用いた「正解の合図」なのです。
それなのに犬の顔色やご機嫌ばかりを取ろうとする飼い主さんに対してイライラし、、
結果として、飼い主さんの言う事を聞こうとしなくなり、
自分で考え、行動する「ワガママ」と言われる犬になってしまう・・
と言う事もありますから、
自分の犬の「ワガママ」を犬のせいにするのではなく、
自分の接し方について、もう一度、考えてみる事も
大切ではないかと思います。(^▼^)ノ
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