「おやつ」との付き合い方

 2015-07-16
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犬のトレーニング法の中には、
トレーニングの時は「特別なおやつ」を用い、
もし、犬がそれに飽きてしまったら、
もっと美味しいおやつ・・もっと美味しいおやつ・・
と言う風に、おやつをドンドンとエスカレートさせて行く
方法もあるみたいです。

勿論、犬のモチベーションを高める為に、
時折、特別なおやつを用いるのも良いとは思いますが、
犬が飽きる度に「もっと美味しいオヤツを与えなければ行動して貰えない・・」
と言うのだとしたら、それはちょっと、どうなのかな?って思ってしまいます。

人間の子供も、
100点を取ったら「テレビゲーム機本体」で
90点だったら「ゲームソフト」・・
80点以下だったら何もなし・・と言う風に、
報酬に段階を用いて「子供のやる気」をうながす事も多いと思いますが、
そうして「物で釣る」と言う方法を使っていると、
「この間、ゲーム機とソフトを買って貰ったから、
 しばらくは勉強しなくてもいいや・・」など、
欲しいものがある時は熱心に勉強しますが、
欲しい物が手に入った途端、
頑張る理由を失って勉強しなくなる・・・と言う事も多く、
親としては、なんとか勉強をさせよう・・
良い点を取らせよう・・と、子供が欲しがるもの・・
子供が喜びそうなもの・・と、ご褒美をエスカレートさせて
「やる気」をうながそうとしたりしますが、
他者の評価や報酬をメインにした
「外発的な動機付け」で子供を動かそうとしてばかりいると、
子供の心の内側から湧き出る、興味や関心が育たず、
結局は買って貰ったモノを大切にしなかったり、
飽きるのが早くなって、
ご褒美に対する喜びが持続しなかったりする事もあるそうですから、
注意が必要だそうです。

また、そんな風に、
親の言う事や望みをかなえられたら見返りに「モノ」を買い与える・・
親が子供に対する愛情表現として「モノ」を買い与える・・
または、子供が言う事を聞かない時、
罰則として「モノ」を取り上げる・・など、
子供が「親の愛情」や「自分の価値」をはかる時の目安として
「モノ」を基準にしてしまうと、「物質依存」となって、
大人になって自分の価値を確認したり表現したりする時、
「何をどれだけ持っているか?」に重きを置くようになって、
高価な車や服、希少な装飾品などを持っているかどうか?で、
他者や自分の価値を判断したりするようになってしまう事もあるそうです。

また、人間は自分の喜ぶ事は犬も喜ぶと考えてしまいがちなので、
犬に対しても高価な服や装飾品を買ってあげたら喜ぶだろう・・と、
「愛情表現」として「モノ」を買い与える事もあるかと思いますが、
犬は服や装飾品の価値などは分かりませんので、
犬と沢山、遊んであげたり、犬の気持ちを聞いてあげたりと
物質的な喜びよりも「心と心のコミュニケーション」・・
精神的なつながりを重視してあげるのも良いのではないかと思います。

ただ、犬の場合も「物質依存」があり、
一度、口に入れたボールや食べ物を取ろうとすると噛み付いてくる・・
と言う事もありますが、
その場合、どうして「モノに依存するのか?」を考えてあげ、
安心感や安全感・・「大丈夫」と言う経験を何度も何度も繰り返し教えてあげると、
「モノ」よりも「飼い主さんとのコミュニケーションの方が楽しい」となって、
物に対する依存が弱まってくる事も多いです。

「美味しいおやつ」で犬の「やる気」をうながすのも最初のうちは必要ですが、
それと平行して、楽しいコミュニケーションを構築していけば、
コミュニケーション自体が「ご褒美」となって、
おやつがなくても楽しんでコミュニケーションを行ってくれるようになると思います。
勿論、だからと言って、「おやつは必要ない」と言う事ではなく、
犬の中に沸き起こった興味や関心、意欲に対して、
共感や肯定・・正解の意味を込め、
おやつを用いて行くのが良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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