相手の心に寄り添う

 2015-07-09
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犬を育てる時、
「おやつを食べてくれないので犬をコントロールできない」
と言う悩みを持つ飼い主さんは多いと思います。

セミナーやしつけ教室などでも、
そんな風に他の飼い主さんの悩みを聞く機会もあるかと思いますが、
「自分には関係のない話」とするのではなく、
「自分がその飼い主さんの立場だったらどうするか?」とか、
「自分がそう言う質問をされたら、どうアドバイスをしてみるか?」
と考えてみる事でより深く犬について・・
自分自身について考え、知る事もできるのではないかと思います。

ちなみにこう言う質問では、
その犬が「どうして、おやつを食べないのか?」を考え、
その理由として、
「味の濃い、人間の食べ物を食べているのではないか?」とか
「普段、何もしていなくてもおやつを与えているからではないか?」
と推測し、飼い主さんに質問を返す事は多いです。

そうすると、
「犬が食べないから」と嗜好性の強い犬用のジャーキーを与えていたり、
トッピングなどを加えていたから普通のおやつを食べなくなってしまった・・
と言う結論になる事は多いのですが、
僕としては、もっと突っ込んで、根本的な部分・・・
飼い主さんが「犬をコントロールできない」と言っている所に
原因があるのではないか?と考えます。

実際、「犬が言う事を聞かないんです」とか
「犬が思い通りに行動してくれない」など、
そう言った悩みを持つ飼い主さんは多いと思いますが、
そもそもにおいて、「犬が言う事を聞かない」とか
「犬が思い通りに動かない」と言う理由で「怒る」とか「問題だと思う」としたら、
そこには「犬は飼い主の言う事を聞いて当たり前」とか
「犬は飼い主の思い通りに動くのが普通」
と言う気持ちがどこかにあるからかもしれません?

勿論、人間も自己中心的な生き物ですから、
心のどこかにそう言う気持ちがあっても普通だと思いますが、
それがあまりに強かったり、先入観や固定観念として
「犬のしつけ=犬を思い通りにコントロールする」だと考えているとしたら、
飼い主さんがそう言う考えを持っているから、
犬が言う事を聞いてくれないし、
言う事を聞こうとしてくれないのではないかと思ってしまいます。

まぁ、昔は「しつけ」と言うのは
「子供に対するコントロール」だと考えられ、
親の言う事をきかないと「親不孝者」だと一方的に「悪い子」と決め付けられ、
子供に親の言う事を聞かせる為の暴力も正当化されていた部分がありましたが、
子供の頃、「親に向かって」と言われて自分の意見や考えを全く聞いて貰えなかった・・
一方的に「親の言う事を黙って聞いていればいいんだ」と言う育てられ方をされて嫌だった・・
としたら、自分はそう言う事をしないように気をつけてあげる事も大切だと思います。

犬も言えば分かる・・
叱れば言う事を聞く・・と思っている飼い主さんも多く、
それが、やたらめったら指示や命令をする原因になったり、
小言や叱りばかりを言ってしまう要因になる事もありますので、
いっその事、犬を
「よその国から来たホームステイの留学生」と思うのも良いそうです。

「分かっているはず」とか「こうであるべき」では、
異文化の人とは付き合えませんし、
相手の事を知りたい・・
仲良くなりたいのなら、
自分の事ばかりではなく相手の事を理解する必要があり、
それが「相手の心に寄り添う」と言う事になるのだそうです。
そんな感じで犬に対しても、
「分かっているはず」とか「こうであるべき」とするのではなく、
しっかりと気持ちを聴いてあげる事は大切ではないかと思います。(^▼^)ノ
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