素直な良い子は自分を見失う・・かも?

 2015-07-02
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犬の「個性」を伸ばしてあげたい!!
と思っている飼い主さんは多いと思いますが、
「何を持って個性と言うか?」と質問されると、
案外、答えられなかったりする事は多いみたいです。

「個性」が分からない場合、
「自分の犬はどんな犬か?」と、
「個性」と思える部分をノートに書き出してみるのも良いそうですし、
それと同時に自分の犬の「長所」と「短所」を
書き出してみるのも良いそうです。

でも、「犬を見ると吠えてしまう」とか「言う事を聞かない」など、
「短所」は沢山、思いつくけど「長所」は全く、見つからない・・
と言う事もあったりするかもしれませんが、
「短所」として書かれている部分が実は「長所」でもあったりする事は多く、
短所に「積極性がない」と書かれる犬は、
実は「長所」として「素直さ」を持っていたり、
短所として「犬を見つけると挨拶するまで動こうとしない」
と書く飼い主さんは、長所として「犬に対して積極的」と書くなど、
「長所」と「短所」はコインの裏表のようなもので、
「積極性がない」から「素直」なわけですし、
「自分の気持ちを表現できる」からこそ「言う事を聞かない」
となるのだと思います。

また、犬の「個性」を尊重し、伸ばしてあげる為には、
飼い主さん自身、自分の「個性」について考えてみる必要もあるみたいです。

しかし、先ほどの質問のように、
「自分の犬の長所が見当たらない」と言う飼い主さんは、
「自分自身の長所はどこですか?」と聴かれても思いつかないと言う事は多く、
「それはどうしてか?」と言いますと、
常に「世間体」を気にしていて「他の人から自分がどう見られるか?」とか
他者と自分を比較して「できない所」や「ダメな部分」ばかりを見つけてしまう為、
長所が見つけられない・・
周りの人から「良い子」だと思われるように・・
他者に気に入られようと振舞ってしまう為、
「個性」が埋没してしまう・・
と言う事もあるのではないかと思います。

そうした事は、小さい時の親の教育の影響もあったりして、
親から「親の言う事をよく聞く良い子」を求められ、
「素直」に言う事を聞いた時だけ褒めて貰えたり、
認めて貰えたりした為、
自分自身、「素直な良い子」になろうと頑張り、
親や大人の顔色をうかがい、
「どうしたら自分は良い子だと思われるか?」と周囲に合わせ続けてきた結果、
「素直」だけど自発性や積極性が低くなってしまう・・
と言う事もあるのだそうです。

なので、あまりにも「素直な良い子」と言うのは「子供らしくない」とも言える為、
注意が必要だそうですが、
まだまだ、日本の教育は「大人の言う事を素直に聞く子が良い子」とされる風潮が続いています。

この風潮は「封建社会」では尊重され、
「上の人の言う事をそのまま聞く」と言うのは、
特に「軍国主義」では重要視されてきたそうですが、
今は「民主主義」になり、価値観が変わってきた為、
「上の人の言う事を素直に聞く事」を良しとして、
自分の考えを持たなかったり、
言えなかったりする人は「指示待ち人間」とされて、
社会人としては、
逆に評価が低くなってしまったりする事もありますので注意が必要です。

そうした事は「犬の教育」にも言えて、
昔は「飼い主を絶対的なリーダー」だと犬に教え、、
「リーダーの言う事は素直に従うのが良い犬」だとされてきましたが、
今の時代、飼い主さんも「それは違うのではないか?」と思うようになり、
しつけやトレーニングをする時は絶対的なリーダーとして厳しく接し、
家の中では「犬の自主性を・・」と色々な事を許してしまうなど、
チグハグな育て方をしてしまうせいで犬が混乱し、
かえって飼い主さんに対する信頼や信用を失わせてしまう事も多いですから、
まずは、飼い主さん自身、「自分の考え」を
しっかりと持つようにする事は重要だと思いますし、
「素直さ」は良い面ばかりではなく、
「他者に対するコミュニケーションを消極的にしてしまう事もある」
と考えてみる事も大切ではないかと思います。

飼い主さんが他者から「良い子」だと見られたい・・・
思われたいが為に、犬にも「良い子」を強要して苦しめてしまったり、
飼い主さんが他者から「素直な子」だと思われたいが為に、
他者のお願いを聞いて犬に無理や我慢をさせてしまう・・
と言う事は意外と多いと思います。

でも、実際に大切にするべきは「他人」なのか
「家族である自分の犬」なのか?を考えてみる・・・
勿論、家族だからこそ無理をさせたり、
「無理を聞いてくれるのではないか?」と甘えてしまう部分もあるとは思いますが、
他者から「良い人」だと思われる代わりに
自分の犬からの信用や信頼を失ってしまう・・と言うのは違うと思いますし、
そうして、犬に対して「素直さ」や「良い子」である事を強要した結果、
自発性や積極性を失い・・「個性」も失わせてしまう・・
と言う事もありますから、
「大切な家族」との関係を守る為に、
飼い主さんがまず「素直な良い子」になリ過ぎないように
「他者から気に入られよう」とし過ぎないように
注意してみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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